据付と試運転 - 冷媒の充てんと試運転・凍上

 いよいよ、試運転となりました。

    『上級 冷凍受験テキスト:日本冷凍空調学会』
  • <8次:P191左 (14.2.2 冷媒の充てん)
  • <8次:P191右 (14.2.3 試運転)
  • <8次:P191右 (14.3 凍上の防止)

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試運転前の冷媒の充てん

 前ページは試運転前の油の充てんでした。今度は、冷媒の充てんです。

・冷凍装置の試運転において、冷媒充てん量が不足していると、蒸発圧力が低下して圧縮機吸込み蒸気の過熱度が大きくなる。 H18ho/10 答え

【◯】 蒸気が少ないんだから、圧力は低下する。過熱度は大きくなる(ph線図を見るといい)。この問題文を記憶するとイイy。テキスト<8次:P191左下>

・冷凍装置の冷媒量が不足すると、蒸発圧力が低下し、圧縮機の吸込み蒸気の過熱度が小さくなり、吐出し圧力も低下するが、吐出しガス温度は上昇し、潤滑油が劣化するおそれがある。 H19ho/10 答え

【×】 さっそく、H18年で記憶したことが役に立ったね。テキスト<8次:P191左下>ズバリ的。

・冷媒が過充てんされると凝縮圧力は上昇し、凝縮液の過冷却度は大きくなる。
 H15ho/10 答え

【◯】 冷媒が過充てんされると凝縮器の冷却管を冷媒液が浸かしてしまう、凝縮に必要な伝熱面積が減少し凝縮圧力が上昇する。冷媒液は、冷却管によりよけいに冷却されることによって過冷却状態になる。テキスト<8次:P191左~右上>

・冷凍装置の試運転において、冷媒を過充てんすると、凝縮圧力が高くなる。
 H18ho/10 答え

【◯】 冷媒液に冷却管が浸かって、凝縮器の伝熱面積が減少してしまい、圧力と温度が上昇する。<8次:P191右上>

・冷媒の充てん量が不足すると、蒸発圧力が低下し、圧縮機の吸込み蒸気の過度熱が小さくなる。 H17ho/10 答え

【×】 冷媒循環量減少 → 蒸発圧力低下 → 過熱度大 テキスト<8次:P191左下>

・冷媒量が不足すると、蒸発圧力が低下し、圧縮機の吸込み蒸気の過熱度が大きくなり、吐出し圧力が低下するが、吐出しガス温度は上昇するので、油が劣化するおそれがある。また、密閉フルオロカーボン圧縮機では、冷媒による電動機巻線の冷却が不十分になる。 H25ho/10 答え

【◯】 そうだ、その通り!そのとおりなんだ。
 テキストは、<8次:P191左下>

・冷凍装置の冷媒の充てん量が不足していると、蒸発圧力が低下し圧縮機の吸込み蒸気の過熱度が大きくなるが、吐出し圧力も低下して吐出しガス温度は下がる。 H26ho/10
 答え

【×】 テキスト<8次:P191左下> 正しい文章に変更。↓
 冷凍装置の冷媒の充てん量が不足していると、蒸発圧力が低下し圧縮機の吸込み蒸気の過熱度が大きくなり、吐出し圧力低下するが吐出しガス温度は上昇する

・冷凍装置への冷媒充てん量不足は、冷凍能力の低下、吐出し圧力の低下および吐出しガス温度の低下の原因となる。一方、過充てんは、吐出し圧力の上昇および凝縮液の過冷却度の増加の原因となる。 H27ho/10 答え

【×】 充てん不足は、吐出しガス圧力は低下するが、吐出しガス温度は上昇する。だね。テキスト<8次:P191左下>

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試運転

 1つしか見当たらない…

・試運転開始前には、電気系統・自動制御系統の点検、冷媒系統・冷却水系統の配管経路の接続や弁の開閉状態、冷媒・潤滑油の種類と量などを十分に確認する必要がある。
 H19ho/10 答え

【◯】 サービス問題かな。<8次:P191右 (14.2.3 試運転)>を読んでおこう。

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凍上

・低温のために、冷蔵室床下の土壌が氷結して床面が盛り上がってくることがある。この凍上を避けるために、特に床面積が広い低温冷蔵庫では、最初から凍上防止計画を実施する。 H22ho/10 答え

【◯】 ぅむ。テキスト<8次:P191右 (14.3 凍上の防止)

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凍土壁計画

 
2013/09/16記ス
 福島第一原発の、地下水流入阻止するための土壌の凍結壁計画は成功するでしょうか。約1500本ものパイプを打ち込み冷却材を循環させて凍らせる。氷壁を作ることができれば、金属板等を埋めるよりも、後々の保守は楽チンのようですが…果たして。
 「凍上」とか、大丈夫でしょうか。どんな冷凍設備、冷媒を使うんでしょうね。圧力試験、据付け、試運転、点検・保守など、気が遠くなります。冷凍機械責任者の資格が、役立つかもしれません…。
 
2014年9月6日記ス
 半月ほど前の報道だったかな、なんだか、うまくいかないようですね。ピット内の配管などの周りはうまく凍りきらないとか…。ぅ~ん、どうなるんでしょう。それにしても、膨大な電力量がかかりそうです。冷凍機は日本製?凝縮器の熱は?ヒートポンプですかね?一日一回点検しているんでしょうか…。井戸や汚染水漏れチェックと一緒にやっているんでしょうか?いろいろ疑問が湧いてきます。果たして…。
 
2015年7月4日記ス
 めっきり福島の報道が減った。みな、忘れてしまったかのようです。こんなブログ記事がありました。  「【悪戦苦闘】福島第一原発の凍土壁計画、凍結開始は来月以降に延期へ!工事は6割完了!汚染水浄化計画も数ヶ月遅れる!2015.03.07
 写真を見ると、すごい設備です。まさに、悪戦苦闘。国費320億円を投入しているとか。世界初の巨大冷凍設備、冷凍設備王国、日本ですね。それにしても、いつになるか不明ですが完成したあと、延々とこの冷凍設備を保守点検しなければならないのでしょうね。気が遠くなり気絶しそうです。冷凍機械責任者の需要が増えるかもしれません…。
 
2016年8月7日記ス
 やはり失敗のようです。(ぁ~あ…)
 「やはり失敗だった福島原発の凍土壁」  
昨日、東電から、福島第一原発の凍土遮水壁は完全に凍結させることが難しいとの見解が示されました。これまでの「完全閉合」(100%凍結)からの方針転換であり、県や地元市町村は強く反発しているそうです。

 でも、東電のHPを見るとあきらめていないみたいだワ。(誤報?解釈の違い?はてな?)
 「福島第一原子力発電所 陸側遮水壁に関する報道について
2016年7月20日
東京電力ホールディングス株式会社

 本日、一部報道において『第一原発凍土壁 東電「完全凍結は困難」』との記事が掲載されています。  陸側遮水壁(凍土壁)の目的は建屋への地下水流入量を減らすことです。そのために、計画している範囲を凍結し、段階的に閉合範囲を増やして最終的に100%閉合を目指しています。
 なお、陸側遮水壁の運用にあたっては、建屋周辺の地下水位が建屋内滞留水より低くなり建屋内滞留水が漏えいすることがないように、安全第一にしっかりと水位管理を行う必要があります。
 当社といたしましては、引き続き、陸側遮水壁の凍結運転による地下水流入抑制の効果を確認してまいります。

以 上
 さて、どうなるのでしょうね。
 「汚染水への取り組み~凍土方式陸側遮水壁~」 ← 東電の説明動画。

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修正・訂正箇所履歴

【2016/08/07 新設】(← 履歴をここに作った日

  • 「凍土壁計画」を追加。(2016/08/07)

【参考文献・リンク】

  • SIによる初級受検テキスト:日本冷凍空調学会
  • 上級受検テキスト(SIによる上級受検テキスト):日本冷凍空調学会
  • 冷凍機械責任者(1・2・3冷)試験問題と解答例(13):日本冷凍空調学会
  • 第3種冷凍機械責任者試験模範解答集 :電気書院
  • 第1・2種冷凍機械責任者試験模範解答集 :電気書院

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