圧力容器 - 材料の記号

 「A>B>Cの順に」などの、不等号で惑わされないように。(コラムを作ってみました。)
  シュワッチ!

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【コラム】 不等号について

 テキストでは炭素含有量と溶接性の比較に不等号が使われていて、試験問題でも使われますが、いろいろ勘違いするのでココで勉強しておきましょう。

 参考) ウィキペディア「不等号」

  • 「<」は、左辺が右辺より、小さいことを示す。
  • 「>」は、左辺が右辺より、大きいことを示す。

 日本語の読みは文部科学省により「~は~より小さい」、「~は~より大きい」と読むように指導されているが、「小(しょう)なり」「大(だい)なり」と参照されることも多い。
使用例
 3>2 (3は2より大きい)
------ 以下echo追加 ------
 A>B (AはBより大きい)
 A<B (AはBより小さい)

 『上級 冷凍受験テキスト:日本冷凍空調学会』<8次:P162左下 (12.2 材料の記号)>では

  この材料には、JIS規格にSM400A、 SM400B及びSM400Cの3種あり、最後のアルフアベットの記号はA>B>Cの順に炭素含有量が少なくなっており、炭素含有量が少ないほど溶接性がよくなる。

 となると、「Cが一番炭素含有量が少なく、溶接性が良い」と覚えればいいでしょう。さ、問題に挑戦してみませう!

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炭素含有量ABC(不等号での比較)

 さぁ、不等号ウンコパズル問題を解くことができるかな?

・圧力容器に使われることの多い、溶接構造用圧延鋼材SM400A、SM400BおよびSM400Cの最後のアルファベット記号は、A、B、Cの順に炭素含有量が多く、溶接性が悪くなる。 H14ga/10 答え

【×】 これは簡単。テキスト文をチョト変えただけ。(A、B、Cの順に炭素含有量が少なく、溶接性が良い。)

・溶接構造用圧延鋼材SM400A、SM400B、SM400Cの3種類の違いは、A、B、Cの順に炭素含有量が少なく、この順に溶接性がよい。 H15ga/10 答え

【◯】 これも簡単。(A、B、Cの順に炭素含有量が少なく、溶接性が良い。)

・圧力容器に使われることの多い、溶接構造用圧延鋼材で、SM400A、SM400BおよびSM400Cの最後のアルファベットの記号はA>B>Cの順に炭素含有量が少なくなっており、炭素含有量が少ないほど溶接性がよくなる。 H19ga/10 答え

【◯】 不等号が出てまいりました。でも、全然簡単。

・圧力容器に使用される溶接構造用圧延鋼材において、SM400A、SM400BおよびSM400Cの末尾のアルファベット記号は、A<B<Cの順に炭素含有量が多くなっており、炭素含有量が多くなるほど溶接性が悪くなる。 H22ga/10 答え

【×】 笑) 不等号を逆にしてる。さらに、多いとか少ないとか。はてな?こういう問題を、ウンコ問題と言っています。(失礼)

 問題文は「A<B<Cの順に炭素含有量が多くなっており」とある。つまり、Cが一番多いことになるから×、ということだろう。
 「炭素含有量が多くなるほど溶接性が悪くなる」というのは◯のようだねぇ。

 【雑記(時間があればどうぞ)】

このような、受験者を惑わすだけのウンコ問題が時々出題される。ま、問題をよく読みなさい、 仕事でポンミスをしないようにね、安全第一。という、協会先生方のありがたい助言と思い、感謝し、常に心静かに平静にして、健康第一無理せず頑張りましょう。

・圧力容器に使用される溶接構造用圧延鋼材にはSM400A、SM400B、SM400Cの三種類があるが、Aを最大とし、A>B>Cの順に炭素含有量が少なくなっており、炭素含有量が少ないほど、溶接性が悪い。 H26ga/10 答え

【×】 ぉおー、素晴らしい問題である。

 「Aを最大とし、」の一言が素晴らしい!太陽のように輝いている!日本の未来を照らし祝福しているようだ。不等号における問題文の名文となって、冷凍機械責任者試験の歴史に残るであろう。

 ぁ、「溶接性が良い」が正解。

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SM400Bの許容引張応力

 『SIによる 上級 冷凍受験テキスト:日本冷凍空調学会』<8次:P162左上 (12.1.3 許容引張応力)>と、
 <8次:P162左~ (12.2 材料の記号)>です。

・溶接構造用圧延鋼板SM400Bの数字の400は、許容引張応力が400N/mm^2であることを表している。 H17ga/10 答え

【×】 引っかけっぽい問題かな、それか、勉強不足?かな。
 この400は最小引張り強さが400N/mm^2のことで、その1/4(常温)が許容引張応力100N/mm^2 て、いうことなんだけどね。 テキスト<8次:P162右上3行目から>

・溶接構造用圧延鋼板SM400Bの数字の400は、許容引張応力が400N/mm^2であることを表している。 H20ga/10 答え

【×】 ぅむ。H17年度のコピペ問題です。

・冷凍装置の圧力容器に使われる材料としてSM400Bがある。この材料記号のうち、Sは鋼、Mは船舶用の頭文字をとっている。400は許容引張応力が400N/mm^2であること、Bは炭素含有量の程度を表している。この材料の常温における最小引張強さを100N/mm^2としている。 H23ga/10 答え

【×】 どこが間違ってるか!勉強しないとわからない。
 問題文の前半は間違いない。後半の「Bは炭素含有量の程度を表している。」は、正しい。

 <8次:P162右上3行目~>を引用します。
  ここに,数字の400は,この材料の最小引張強さが400 N/mm^2であることを示している.各材料の許容引張応力は,それの使用温度ごとに示されている.SM400Bの許容引張応力は,常温では最小引張強さの1/4の400×1/4=100N/mm^2である.

 そうね、問題文は「最小引張強さ」と「許容引張応力」がゴチャゴチャのようだね。正しく直してみようか。

  冷凍装置の圧力容器に使われる材料としてSM400Bがある。この材料記号のうち、Sは鋼、Mは船舶用の頭文字をとっている。400は最小引張強さが400N/mm^2であること、Bは炭素含有量の程度を表している。この材料の常温における許容引張応力を100N/mm^2としている。

 と、いうことだね。・・・健闘を祈る。

・溶接構造用圧延鋼材SM400Bの許容引張応力σaは、100N/mm^2である。
 H24ga/10 答え

【◯】 ぅむ。
 単刀直入な問題。テキスト<8次:P162>でお勉強するしかない。(σaが気になる方は、<8次:P171の(12.4)式あたり>を読む)

・溶接構造用圧延鋼材SM400Bの数字の400は、許容引張応力が400N/mm^2であることを表している。また、最後のアルファベットの記号Bは炭素含有量を示している。
 H25ga/10 答え

【×】 最小引張り強さが400N/mm^2です。
どうしても、「最小引張強さ」と「許容引張応力」で、受験者を惑わしたいみたいですね。

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修正・訂正箇所履歴

【2016/08/04 新設】(← 履歴をここに作った日

  • テキスト8次改訂版へ対応済み。解説見直し。 (2017(H29)/01/07)

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【参考文献・リンク】

  • SIによる初級受検テキスト:日本冷凍空調学会
  • 上級受検テキスト(SIによる上級受検テキスト):日本冷凍空調学会
  • 冷凍機械責任者(1・2・3冷)試験問題と解答例(13):日本冷凍空調学会
  • 第3種冷凍機械責任者試験模範解答集 :電気書院
  • 第1・2種冷凍機械責任者試験模範解答集 :電気書院

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