油分離器

 油分離器は毎年と言ってよいほどに出題される。どんな冷凍装置に、どこへ取り付けて、なにをするのか、どんな種類があるのか。

 『上級 冷凍受験テキスト:日本冷凍空調学会』<8次:P108~ (9.2 油分離器)>です。

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油分離器

 油分離器(附属機器)の問題は「保安」のみで問6(←多分、変わらない!?)で出題されています。

・満液式蒸発器を使用したフルオロカーボン冷凍装置には、油分離器が必要である。 H13ho/06 答え

【◯】ぅむ。
 テキスト<8次:P108右 ((2) 油分離器を必要とする冷凍装置  (b))
 圧縮機出口の油分離器で冷媒の油を圧縮機へ戻さないと、満液式蒸発器は器内に油が蓄積されてしまう。

・アンモニア冷凍装置では、圧縮機吐出し側に油分離器を付けるが、R22を用いる低温装置では相溶性潤滑油を使用するので、取り付ける必要はない。 H14ho/06 答え

【×】 んなこたぅあーない。
  <8次:P108左下~ ((1) 用途)>読んで。相溶性に関しては<8次:P70左 (5.7.2 冷凍機油の種類)

  油の溶解度(潤滑油が冷媒の中へ溶解する割合)と冷媒の溶解度(冷媒が潤滑油の中へ溶解する割合)の二つがあって(相溶性)、温度や 圧力でその割合が変わる。冷媒の圧力が高いほど、低温になるほど、潤滑油の溶解度は大きくなる。さらに、油が溶け込むと冷媒の粘度が大きくなると熱が移動しにくくなる。

・アンモニア冷凍装置であっても、装置全体の配管距離が短い場合には、潤滑油(鉱油)が圧縮機に戻るので、油分離器を設ける必要はない。 H15ho/06 答え

【×】 んなこたーない。

 溶け合わないので圧縮機に戻らない、蒸発器凝縮器に付着滞留して伝熱作用を阻害する。(鉱油使用のアンモニア冷凍装置には必ず付ける。)

 <8次:P108 ((2) 油分離器を必要とする冷凍装置  (a))

・アンモニア冷凍装置の油分離器では、鉱油は劣化しているので、一般に圧縮機への返油はしない。 H17ho/06 答え

【◯】 返油せずに油溜め器に抜く。<8次:P109右上3行>

・アンモニア冷凍装置では、圧縮機の吐出し側に油分離器を設け、分離された鉱油はクランクケースに自動返油される。 H18ho/06 答え

【×】 アンモニア冷凍装置の場合の鉱油は劣化してしまうので、返油せずに油溜器に回収する。 但し、劣化の少ない合成油を使うものはクランクケースに自動返油。鉱油と合成油にも注意しよう。テキスト<8次:P108左下、P109右上3行>

・油分離器は、圧縮機吐出しガスから潤滑油を分離して、凝縮器や蒸発器での伝熱作用が油により阻害されることを防ぐ。 H19ho/06 答え

【◯】 サービス問題!? テキスト<8次:P108左下>

・遠心分離式の油分離器は、たて型円筒内の旋回板により吐出しガスを旋回運動させ、油滴を遠心力で分離する方法である。また、デミスタ式の油分離器は、吐出しガス中の油滴を容器内の線条で捕らえて分離する方法である。 H20ho/06 答え

【◯】 テキスト<8次:P108右下~P109>を一度読んでおけばなんとなくわかるかな・・。(平成20年度は文が長い問題が多い)

・デミスタ式油分離器は、吐出しガス中の油滴をデミスタ内の線条で捕らえて、分離する方式である。 H22ho/06 答え

【◯】 ぅむ。
 2年後に同じよな問題が出るのかな。というような考えは危ないかも。とにかく勉強だね。

・油分離器は、凝縮器や蒸発器に冷凍機油が入り込むのを極力防止する機能をもつ。アンモニア冷凍装置では圧縮機吐出し側に設置することが多いが、フルオロカーボン冷媒用の多気筒圧縮機を使用した冷凍装置で、乾式蒸発器を使用する場合は油分離器を設置しないことがある。また、低温装置では蒸発器からの油戻しが難しいので、油分離器の設置が必要である。
 H23ho/06 答え

【◯】 そのとおり! って、長い長すぎる、疲れ疲れる。

 テキスト<8次:P108 ((1) 用途 (2)、 油分離器を必要とする冷凍装置)>から読み取るしかないかな。健闘を祈る。

・蒸発温度の低い冷凍装置では、低温で冷凍機油の粘度が高く、蒸発器からの油戻しが難しいため、油分離器を設けて冷凍装置内を循環する冷凍機油を減らすようにする。
 H24ho/06 答え

【◯】 素直な良い問題だ。
<8次:P108 ((2) 油分離器を必要とする冷凍装置  (c))

・デミスタ式油分離器は、圧縮機吐出しガス中の油滴をデミスタ内の線条で捕らえて分離する方式であり、蒸発器での伝熱作用が油によって阻害されるのを防ぐ。 H25ho/06 答え

【◯】 全くその通り!だね。 テキスト<8次:P109 ((d) デミスタ式(図9.4))

・油分離器は、圧縮機吐出し冷媒ガスに含まれている潤滑油を分離して、凝縮器や蒸発器での熱交換の低下を防止する。油分離器には、バッフル式、金網式、デミスタ式などがある。 H27ho/06 答え

【◯】 ぅむ。テキストを一度読んでおけば大丈夫かと。<8次:P108~>

・装置全体の配管距離が長く、油が圧縮機に戻りにくくなる場合は、液分離器を設けて冷凍装置内を循環する油を減らすようにする。 H28ho/06 答え

【×】 「液分離器」に振り分けようかと思ったけども、ココで。
テキスト<8次:P108右 ((2) 油分離器を必要とする冷凍装置)>の、(d)がズバリ的ですね。

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修正・訂正箇所履歴

【2016/07/25 新設】(← 履歴をここに作った日

  • 「油回収器」の問題を「その他の付属機器」へ移動した。(2017/01/04)
  • テキスト8次改訂版へ対応済み。解説見直し。(2017(H29)/01/04)

【参考文献・リンク】

  • SIによる初級受検テキスト:日本冷凍空調学会
  • 上級受検テキスト(SIによる上級受検テキスト):日本冷凍空調学会
  • 冷凍機械責任者(1・2・3冷)試験問題と解答例(13):日本冷凍空調学会
  • 第3種冷凍機械責任者試験模範解答集 :電気書院
  • 第1・2種冷凍機械責任者試験模範解答集 :電気書院

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