液分離器は、結構出題される。テキスト<9次:P117(P113) (9.8 液分離器)>
蒸気速度を約1m/s以下にし、分離した液滴を下部に溜める。
小形フルオロカーボン、ヒートポンプ、小容量。下部に小さな穴があり少しづつ圧縮機に戻る。
・液分離器は圧縮機と凝縮器の間に取り付けられ、分離した液は少量ずつ圧縮機に戻されるようになっている。 H16保/06
【×】 ちゃいます、圧縮機と蒸発器の間に設置しる。テキスト<9次:P117左 (9.8 液分離器)>の冒頭部分ズバリ。
【参考】 圧縮機と凝縮器の間には油分離器。<9次:P111左 (9.2 油分離器)冒頭部分。>
・液分離器は、冷凍装置の熱負荷変動の際に圧縮機吸込み蒸気に混入した冷媒液を分離するが、アンローダ作動時の液戻りの防止には効果がない。 H19保/06
【×】 効果があるのです。液分離器は、液戻り防止のために付ける。テキスト<9次:P117左 8行目>
・液分離器は、蒸発器と圧縮機の間に取り付けられ、冷凍装置の負荷変動の際に、圧縮機吸込み蒸気に混入した冷媒液を分離して蒸気だけを圧縮機に吸い込ませ、液戻りによる圧縮機の事故を防ぐ。しかし、多気筒圧縮機のアンローダが作動したときの、液戻り防止には効果がない。 H26保/06
【×】 長文w。(H19年度と同等の問題。)効果があるのです。液分離器は、液戻り防止のために付ける!
・ヒートポンプでは、冷房と暖房の間で運転モードを切り換えたときに熱交換器内の冷媒量が変化するため、液分離器を設置し、この変化量を吸収する。 H27保/06
【×】 この問題の作成者は嫌らしいなぁ。 この変化量を吸収するのは、受液器なのよね。ヒートポンプ云々は、「高圧受液器」の頁に記されているんだワ。テキスト<9次:P113 右下(c)>
ヒートポンプでは、冷房と暖房の間で運転モードを切り換えたときに熱交換器内の冷媒量が変化するため、高圧受液器を設置し、この変化量を吸収する。
・液分離器は、蒸発器と圧縮機との間の吸込み蒸気配管に取り付け、冷凍装置の負荷変動の際に、圧縮機吸込み蒸気に混入した冷媒液を分離して蒸気だけを圧縮機に吸い込ませ、液戻りによる圧縮機の事故を防ぐ。 R04保/06
【◯】 良問題。テキスト<9次:P117左上>
・小形のフルオロカーボン冷凍装置の液分離器は、負荷変動時の吸込み蒸気に含まれる冷媒液を分離し、液分離器底部の冷媒液と冷凍機油を少量ずつ圧縮機に戻す。 H24保/06
【◯】 その通り、良い問題だ。
<9次:P117 (9.8 液分離器)の前書きと(2) 構造と作用の(a)>を、一読。
・アンモニア冷凍装置の吸込み側に設ける液分離器には、器内蒸気の流速を1m/s以下とし、液滴を重力によって容器の下部に溜まるようにするものがある。 H17保/06
【◯】 OKー!
流速1m/s以下で少々考えるかな?ま、素直に◯。(これで、覚えられたはずだ!)
流速1m/sは、<9次:P117右 ((2) 構造と作用の(b)>に記されている。
テキスト<9次:P117右 ((3) 液戻し装置)>
液戻し装置概略図(参考:『上級 冷凍受験テキスト』P118 図9.13)
・自動液戻し装置において、液だめ器と高圧受液器とのヘッド差が小さいので、逆止め弁を取り付けないのが一般的である。 H14保/06
【×】 全然一般的ではないw。
テキストは<9次:P118右上 (e)>逆止弁がないと高圧受液器側から液溜め器に逆流してしまう、危ない。(図をジッと見よう。)
・液戻し装置では、逆流防止用に高圧受液器と液溜め器の間に逆止め弁を取り付けるが、液分離器と液溜め器の間には、低圧側のため逆止め弁は必要ではない。 H18保/06
【×】 ぅむ。 逆止め弁は2つある。液分離器と液溜め器の間にも必要だ。図をよく見て動作を理解しておこう。テキスト<9次:P118右上 (e)>
・アンモニア冷凍装置の自動液戻し装置では、液分離器と液溜め器の連絡配管に逆止め弁を取り付けるのが一般的である。 H20保/06
【◯】 液溜め器から高圧受液器に液を流すときは、液溜め器内は三方弁が切り替わり高圧になるので、液分離器への逆流を防ぐため逆止弁が必要となる。
液戻し装置の動作説明を図を見ながら一通り読んで、絵に書くとかすれば、なんとなくでも、◯か×かがわかると思う。頑張ろう。(1種では記憶しておく必要がある。)
・大形のアンモニア冷凍装置では、液分離器で分離された冷媒液を液だめ器を介して高圧受液器に戻す液戻し装置を設ける場合がある。液分離器と液だめ器および液だめ器と高圧受液器との間にはそれぞれ逆止め弁を取り付ける。 H27保/06
【◯】 ぅむ。テキスト<9次:P117 右下>
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