電磁弁(直動式とパイロット式) P146~P149(P141~P142)

  • 10.11 電磁弁 P146~149
    • 10.11.1 電磁弁の構造と作動原理 P146~147
    • 10.11.2 電磁弁の取扱い、使用上の注意 P147~149
      • (1) 使用流体 P147
      • (2) 弁前後の圧力差 P147
      • (3) 電源 P147~149
  •  過去問が多い、直動式電磁弁とパイロット式電磁弁については、テキスト<9次:P147右(P142右) (10.11.12 電磁弁の取扱い、使用上の注意)>、ここを熟読スべし。

    • 直動式電磁弁は、弁前後の圧力差がゼロでも開閉できる。
    • パイロット式電磁弁は、弁前後の圧力差がゼロだと動作しない。
    • パイロット式電磁弁は、一般に7~30kPaの圧力差を要す。

    テキスト9次改訂版について

     『上級 受検テキスト:日本冷凍空調学会』9次改訂版(令和4年11月8日改訂)に対応しています。適当に、8次改訂版のページを( )内に残してあります。

    直動式電磁弁とパイロット式電磁弁 P146~P147

     動作の違いを突っ込みされるよ。単純に年度順に並べてありまする。

    ・パイロット式電磁弁は、弁前後の圧力差がゼロでも開閉できる。 H14保/05 答え

    【×】 圧力差がないと開閉できません。テキスト<9次:P147右 ((2) 弁前後の圧力差)>を読んで。

    ・直動式電磁弁もパイロット式電磁弁も、弁前後の圧力差がないと作動しない。 H15保/05 答え

    【×】 直動式は電磁的に(電磁石で)弁を直接開閉する圧力差は関係なし。パイは圧力差がないと作動しない。<9次:P147右 ((2) 弁前後の圧力差)

     【余談】 問題文に「作動」とあるが、テキスト(3次、6次~9次改訂版すべて)では「動作」と記されている。どちらでも、良いと思われる。

    ・直動式電磁弁は、弁前後の圧力差が7~30kPaないと作動しない。 H17保/05
     答え

    【×】 パイロット式電磁弁は、弁前後の圧力差が7~30kPaないと作動しない。

     7~30kPaという数字は頭の片隅にでも…。(テキストにはちゃんと書いてある)<9次:P147右 ((2) 弁前後の圧>力差)

    ・直動式電磁弁は、その作動機構により弁前後の圧力差がゼロでは作動しないが、パイロット式電磁弁は圧力差がゼロでも作動する。 H19保/05 H29保/05 答え

    【×】 作動するかしないか、これは、勉強している人、または、実務で経験してないと、サッパリ?分からないでしょう。<9次:P147右 ((2) 弁前後の圧>力差)

    直動式電磁弁は、その作動機構により弁前後の圧力差がゼロでも開閉する が、パイロット式電磁弁は圧力差がゼロで作動しない。

    ・パイロット式電磁弁は弁前後の圧力差がゼロでは作動しないが、直動式電磁弁は圧力差ゼロでも作動する。 H20保/05 答え

    【◯】 ここまで過去問すれば、もう100%ゲットですね!?

    ・直動式電磁弁は開閉動作に弁前後の圧力差が7~30kPa必要であるが、パイロット式電磁弁は弁前後の圧力差はなくても作動する。 H21保/05 答え

    【×】 平成20年度と平成21年度、ぅ~ん、嫌らしいですね。

    パイロット式電磁弁は開閉動作に弁前後の圧力差が7~30kPa必要であるが、直動式電磁弁は弁前後の圧力差はなくても作動する。

    ・パイロット式電磁弁は、その作動機構により弁前後の圧力差がゼロでは作動しないが、直動式電磁弁は圧力差がゼロでも作動する。 H24保/05 R05保/05 答え

    【◯】 ぅむ。

    ・直動式の電磁弁は弁前後の圧力差がゼロでは作動しない。直動式の場合、一般に7~30kPaの圧力差が必要である。 H26保/05 答え

    【×】 パイロット式の電磁弁は弁前後の圧力差がゼロでは作動しない。パイロット式の場合、一般に7~30kPaの圧力差が必要である。 ← テキストの文脈からなら、これでいいでしょう。

     直動式とパイロット式の、作動と圧力差のいろいろな組み合わせオンパレードですね。

    ・直動式の電磁弁は小口径の配管に用いられ、大口径の配管にはパイロット式の電磁弁を用いる。パイロット式の電磁弁は弁前後の圧力差がゼロでは作動しない。 H27保/05 答え

    【◯】 ぅむ。なかなか美しい文章ですね。

     口径に関しては、<9次:P146右下2行 (10.11.1. 電磁弁の構造と作動原理)
     圧力差に関しては、<9次:P147右 ((2) 弁前後の圧力差)

    ・直動式の電磁弁は、電磁力で弁が直接駆動され、一般的に口径の大きな電磁弁に用いられる。口径の小さなものはパイロット式となっており、弁前後の圧力差がゼロでは動作しない。 H28学/08 答え

    【×】 ぇっと、正しい文章にしてみましょう。

    直動式の電磁弁は、電磁力で弁が直接駆動され、口径の小さい電磁弁に用いられる。口径の大きなものはパイロット式となっており、弁前後の圧力差がゼロでは動作しない。  (「一般的に」を削除したが、良否は不明。)あしからず。 健闘を祈る!

     口径に関しては、<9次:P146右下 (10.11.1. 電磁弁の構造と作動原理)
     圧力差に関しては、<9次:P147右 ((2) 弁前後の圧力差)

    ・一般に、口径の大きな電磁弁には直動式が用いられ、口径の小さな電磁弁にはパイロット式が用いられる。パイロット式には、ピストン形やダイアフラム形などがある。 R05学/08 答え

    【×】 ぅむ。 テキストは<9次:P146右下~>

    「一般に、口径の小さな電磁弁には直動式が用いられ、口径の大きな電磁弁にはパイロット式が用いられる。パイロット式には、ピストン形やダイアフラム形などがある。」

     05/05/21 07/12/17 08/06/29 09/03/14 10/10/09 13/09/06 13/12/23 14/09/03 15/07/03 16/09/14 17/12/14  22/03/22 23/12/12

    修正・訂正箇所履歴

    【2016/07/23 新設】(← 履歴をここに作った日

    • こテキスト8次改訂版へ対応済み。解説見直し。(2017(H29)/01/03)
    • 全体的に見直し。(2022(R04)/03/22)
    • 『上級 受検テキスト:日本冷凍空調学会』9次改訂版(令和4年11月8日改訂)に対応。(2023(R05)/09/24)
    • 解説等見直し。(2023(R05)/09/24)

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    【参考文献・リンク】

    • 初級 受検テキスト(SIによる初級受検テキスト):日本冷凍空調学会
    • 上級 受検テキスト(SIによる上級受検テキスト):日本冷凍空調学会
    • 冷凍機械責任者(1・2・3冷)試験問題と解答例(13):日本冷凍空調学会
    • 第3種冷凍機械責任者試験模範解答集 :電気書院
    • 第1・2種冷凍機械責任者試験模範解答集 :電気書院

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