過去問が多い、直動式電磁弁とパイロット式電磁弁については、テキスト<9次:P147右(P142右) (10.11.12 電磁弁の取扱い、使用上の注意)>、ここを熟読スべし。
『上級 受検テキスト:日本冷凍空調学会』9次改訂版(令和4年11月8日改訂)に対応しています。適当に、8次改訂版のページを( )内に残してあります。
動作の違いを突っ込みされるよ。単純に年度順に並べてありまする。
・直動式電磁弁もパイロット式電磁弁も、弁前後の圧力差がないと作動しない。 H15保/05
【×】 直動式は電磁的に(電磁石で)弁を直接開閉する圧力差は関係なし。パイは圧力差がないと作動しない。<9次:P147右 ((2) 弁前後の圧力差)>
【余談】 問題文に「作動」とあるが、テキスト(3次、6次~9次改訂版すべて)では「動作」と記されている。どちらでも、良いと思われる。
・直動式電磁弁は、弁前後の圧力差が7~30kPaないと作動しない。 H17保/05
【×】 パイロット式電磁弁は、弁前後の圧力差が7~30kPaないと作動しない。
7~30kPaという数字は頭の片隅にでも…。(テキストにはちゃんと書いてある)<9次:P147右 ((2) 弁前後の圧>力差)
・直動式電磁弁は、その作動機構により弁前後の圧力差がゼロでは作動しないが、パイロット式電磁弁は圧力差がゼロでも作動する。 H19保/05 H29保/05
【×】 作動するかしないか、これは、勉強している人、または、実務で経験してないと、サッパリ?分からないでしょう。<9次:P147右 ((2) 弁前後の圧>力差)
直動式電磁弁は、その作動機構により弁前後の圧力差がゼロでも開閉する が、パイロット式電磁弁は圧力差がゼロでは作動しない。。
・直動式電磁弁は開閉動作に弁前後の圧力差が7~30kPa必要であるが、パイロット式電磁弁は弁前後の圧力差はなくても作動する。 H21保/05
【×】 平成20年度と平成21年度、ぅ~ん、嫌らしいですね。
パイロット式電磁弁は開閉動作に弁前後の圧力差が7~30kPa必要であるが、直動式電磁弁は弁前後の圧力差はなくても作動する。
・直動式の電磁弁は弁前後の圧力差がゼロでは作動しない。直動式の場合、一般に7~30kPaの圧力差が必要である。 H26保/05
【×】 パイロット式の電磁弁は弁前後の圧力差がゼロでは作動しない。パイロット式の場合、一般に7~30kPaの圧力差が必要である。
← テキストの文脈からなら、これでいいでしょう。
直動式とパイロット式の、作動と圧力差のいろいろな組み合わせオンパレードですね。
・直動式の電磁弁は小口径の配管に用いられ、大口径の配管にはパイロット式の電磁弁を用いる。パイロット式の電磁弁は弁前後の圧力差がゼロでは作動しない。 H27保/05
【◯】 ぅむ。なかなか美しい文章ですね。
口径に関しては、<9次:P146右下2行 (10.11.1. 電磁弁の構造と作動原理)>
圧力差に関しては、<9次:P147右 ((2) 弁前後の圧力差)>
・直動式の電磁弁は、電磁力で弁が直接駆動され、一般的に口径の大きな電磁弁に用いられる。口径の小さなものはパイロット式となっており、弁前後の圧力差がゼロでは動作しない。 H28学/08
【×】 ぇっと、正しい文章にしてみましょう。
直動式の電磁弁は、電磁力で弁が直接駆動され、口径の小さい電磁弁に用いられる。口径の大きなものはパイロット式となっており、弁前後の圧力差がゼロでは動作しない。
(「一般的に」を削除したが、良否は不明。)あしからず。 健闘を祈る!
口径に関しては、<9次:P146右下 (10.11.1. 電磁弁の構造と作動原理)>
圧力差に関しては、<9次:P147右 ((2) 弁前後の圧力差)>
・一般に、口径の大きな電磁弁には直動式が用いられ、口径の小さな電磁弁にはパイロット式が用いられる。パイロット式には、ピストン形やダイアフラム形などがある。 R05学/08
【×】 ぅむ。 テキストは<9次:P146右下~>
「一般に、口径の小さな電磁弁には直動式が用いられ、口径の大きな電磁弁にはパイロット式が用いられる。パイロット式には、ピストン形やダイアフラム形などがある。」
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