『上級 受検テキスト:日本冷凍空調学会』9次改訂版(令和4年11月8日改訂)に対応しています。適当に、8次改訂版のページを( )内に残してあります。
作図が誤っていたため[×]を付け、【正】の画を追加しました。構造概略図も追加。(2022(R04)/03/21)
蒸発圧力調整弁との違いを把握しましょう。
「自動制御機器」は、年度の問題の内容によって「学識 問8」か「保安 問5」のどちらかに出題される。
・吸入圧力調整弁は、圧縮機の吸込み圧力が設定値よりも上昇すると開き、低下すると閉じて、主に圧縮機用電動機の過負荷を防止するために用いる。 H13学/08
【×】 過負荷防止は良い。←(<9次:P140右 8行目~>)上昇すると閉じ、低下すると開く。←(<9次:P140右 一番下>)
吸入圧力調整弁は、圧縮機の吸込み圧力が設定値よりも上昇すると閉じ、低下すると開いて、主に圧縮機用電動機の過負荷を防止するために用いる。
「吸入圧力調整弁」の圧縮機吸込み圧力上昇時の動作概略図
・吸入圧力調整弁は、圧縮機吸込み管に取り付け、圧縮機吸込み圧力を設定値以下に下降しないように制御する。 H16学/08
【×】 ちゃうちゃう、設定値(一定値)以上に上昇させないように制御する。テキスト<9次:P140右 10行目>
・圧縮機の吸込み圧力が所要の圧力よりも低くなると、圧縮機駆動用の電動機が過負荷になる。これを防止するために、吸入圧力調整弁を圧縮機吸込み管に取り付ける。 H20学/08
【×】 色々な言い回しに悩まされ敵意を抱くが、健闘を祈る!
圧縮機の吸込み圧力が所要の圧力よりも高くなると、圧縮機駆動用の電動機が過負荷になる。これを防止するために、吸入圧力調整弁を圧縮機吸込み管に取り付ける。
・吸入圧力調整弁は、圧縮機の電動機の過負荷を防止するために、吸込み圧力が設定圧力より高くならないように制御する調整弁で、パイロット形の主弁は蒸発圧力調整弁と共用できる。 H22保/05
【◯】 「保安」の問題。パイロット形の主弁に関しては<9次:P141左 6行目~「その主弁は蒸発圧力調整弁用と共用であるが、」>
-- なぜ「学識」で出題されない?(この年度の「保安 問5」はあきらかに「学識」のような問題と思うんだけど)
・圧縮機の吸込み圧力が高くなると、電動機が過負荷になるため、圧縮機の吸込み管に吸入圧力調整弁(SPR)を取り付けて、その調整弁の入口圧力を所定圧力以上にならないように制御する。
H24学/08 R01学/08( (SPR)
が無い、他同じ。)
【×】 一瞬どこが間違いなのかと思うが、冷静になるとゥムムと思う。「入口」ではなく「出口」。テキスト<9次:P140右 下2行>
圧縮機の吸込み圧力が高くなると、電動機が過負荷になるため、圧縮機の吸込み管に吸入圧力調整弁(SPR)を取り付けて、その調整弁の出口圧力を所定圧力以上にならないように制御する。
・吸入圧力調整弁(SPR)は、圧縮機の吸込み圧力が設定の圧力より低くなり、電動機が過負荷となることを防止するために、圧縮機吸込み蒸気配管に取り付けられる。 H29学/08
【×】 ぅむ。テキスト<9次:P140 10.6 吸入圧力調整弁>の冒頭。正しい文章にしてみましょう。
吸入圧力調整弁(SPR)は、圧縮機の吸込み圧力が設定の圧力より高くなり、電動機が過負荷となることを防止するために、圧縮機吸込み蒸気配管に取り付けられる。
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