『上級 冷凍受験テキスト:日本冷凍空調学会』<9次:P133~P135>です。温度自動膨張弁との違いをポイントを絞って理解しておこう。
『上級 受検テキスト:日本冷凍空調学会』9次改訂版(令和4年11月8日改訂)に対応しています。適当に、8次改訂版のページを( )内に残してあります。
・定圧自動膨張弁は、蒸発圧力を一定に保持するように動作するので、吸込み管に他の圧力制御弁がある場合には、これを使用することは不適切である。 H20学/08
【◯】 そうだね、一定にするものが2つ付いているのも変ですからねぇ。
蒸発圧力を一定に保持、云々に関しては、
<9次:P133右下 ( 一定の蒸発器ない圧力~)>に、ズバリ。
他の圧力制御弁、云々に関しては、
<9次:P134右真中チョト下 ( 吸込み配管に他の圧力)>前後の行、ズバリ。
頑張れー。
・定圧膨張弁には、弁出口の圧力を検出して制御する内部均圧形と、蒸発器出口の圧力を検出して制御する外部均圧形とがある。 H16学/08
【◯】 温度自動調整弁と同じように内部均圧形と外部均圧形がある。定圧調整弁は一種の減圧弁であって、蒸発器の圧力を検出して一定の蒸発器圧力を保持する。(温度自動膨張弁のように過熱度制御はできない。) テキスト<9次:P133右下~P134左>
・定圧自動膨張弁は、圧力センサからの電気的信号を調節器で処理し、電気的に駆動して膨張弁開閉の操作を行うため、幅広い制御特性に対応することができる。 H18学/08
【×】 これは電子膨張弁の説明である。…ということでもないか…、はてな? 電子膨張弁は、圧力センサじゃなくて温度センサだよね~。ま、なんにしても誤りだワ。
テキストをよく読んでいればサービス問題かな。・・・頑張って。
・蒸発圧力を一定に制御するときは、蒸発圧力調整弁または定圧自動膨張弁を使用する。 H22学/08
【◯】 テキスト<9次:P122右 7行目~)に記されている。(「10 自動制御機器」の最初のページ)
この問題は「蒸発圧力調整弁」にも記しておく。
・定圧自動膨張弁は、弁入口側の冷媒液圧力の影響をほとんど受けないで絞り膨張し、作動圧力調整用ネジで設定した一定の蒸発器内圧力に制御をするので、複数の蒸発器を備えた冷凍装置でも適切に使用できる。 H24学/08
【×】 バツです。複数の蒸発器<略>は、適切に制御できないのです。
テキスト<9次:P134右 7行目~((10.3)式の下辺り)>に、だいたいズバリです。
・定圧自動膨張弁は、高圧冷媒液を絞り膨張させて一定の蒸発圧力を制御する減圧弁の一種であり、熱負荷の変動の大きな装置には使用できない。 R02学/08
【◯】 定圧自動膨張弁は、負荷変動の少ない比較的小形で、単一冷凍装置に用いる。熱負荷変動云々は、テキスト<9次:P135左上>に記されている。(設問の前半は<9次:P133右下>)
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