熱が、何処の何から、何処の何へ、どのように伝わっていくのか、です。『上級 冷凍受験テキスト:日本冷凍空調学会』<9次:P74~ (6 熱交換)>(<8次:P74~ (6 熱交換)>)
テキスト「学識編」の熱交換で一番にお勉強する部分、「熱の移動」の基本的なことを問われます。
高温側から低温側に熱エネルギーが移動する。
三つの熱移動を覚えておきましょう。(次頁から、さんざん出てきます。)
テキスト<9次:P77(9次:P76)右上 (6.2 平板壁で隔てられた流体間の熱交換と熱抵抗 )>
の冒頭部分の文章を図にしたものです。(2019(R01)/06/15)
『上級 受検テキスト:日本冷凍空調学会』9次改訂版(令和4年11月8日改訂)に対応しています。適当に、8次改訂版のページを( )内に残してあります。
「6章 熱交換」は、8次改訂版からの変更は少ないです。
・二物体の間に温度差がない場合には、その二物体間には伝熱現象は生じない。このとき、この二物体は熱平衡の状態にあるという。 H19学/04
【◯】 この文は、熱交換の大基(もと)になる大事な一文。 テキスト<9次(8次):P74左上 (6.1 熱の移動)>の冒頭部分を読むべし。
・物体内部あるいは物体間に温度差があると、高温側から低温側へと熱エネルギーが移動する。この熱移動の一つに、物体間を電磁波の形で内部エネルギーを相互にやりとりする放射伝熱があるが、一般の冷凍装置における伝熱は、熱伝導や熱伝達による伝熱が支配的である。 H23学/04
【◯】 ぅむ、な、長いけど。テキスト<9次:P74左上 (6.1 熱の移動)>を読む。 支配的云々は、<9次(8次):P76右下 (6.1.3 放射伝熱)の一番最後>を読む。ま、テキストを全部読みなさいという問題。
・物体を通してその内部の分子や電子によって熱エネルギーが伝わる熱移動を熱伝導、固体壁面と流動流体との間の熱移動を対流熱伝達、物体間を電磁波の形で内部エネルギーを相互にやりとりし、それらのエネルギーの差し引きの形で行われる熱移動を放射伝熱という。 H27学/04
【◯】 三つの熱移動を把握しているか問われます。良い問題でしょう。
07/12/11 08/01/27 09/03/12 10/09/27 11/08/01 12/05/08 13/12/19 14/08/31 16/09/30 19/09/20 23/09/17
【2016/07/18 新設】(← 履歴をここに作った日)
熱流束Φ→
熱流束φ(2019(R1)/09/20)