2種・3種冷凍「法令」(設備の技術上の基準)攻略

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製造設備の技術上の基準【消火設備】

 消火設備は、▽冷規第7条第1項第12号です。

 コピペしておきます。

 十ニ 可燃性ガスの製造施設には、その規模に応じて、適切な消火設備を適切な箇所に設けること。

 警報設備とコラボ問題もあります。最後の方に掲載してあります。

【消火設備】過去問題


消火設備を設ける要否

 消火設備を設けるのは要か否かです。チョロいでしょう。

▼ 2種H26/13(この事業所)

・この製造施設は、消火設備を設けなければならない施設に該当する。 答え

【◯】 短文で単刀直入。逆に怖い。 (・・)
 ▽冷規第7条第1項第12号 (←可燃性ガス製造設備は、消火設備を設けなさい。)

▼ 3種H27/16(アンモニア、定置式(吸収式除く。)、第一種製造者)

・この製造施設には、消火設備を設ける必要はない。 答え

【×】 短文で単刀直入の×!です。(2種H26/13はこれの布石か!?)
 ▽冷規第7条第1項第12号 (←可燃性ガス製造設備は、消火設備を設けなさい。)

▼ 2種H28/13(この事業所)  ▼ 3種HR01/15(アンモニア、定置式(吸収式除く。)、第一種製造者)(冒頭の  この が無い。他同じ)  ▼ 3種HR02/15(アンモニア、定置式(吸収式除く。)、第一種製造者)

・この製造施設は、消火設備を設けなければならない施設に該当しない。 答え

【×】 短文単刀直入問題也。  該当する この事業所は、アンモニア冷媒設備ですね。
 ▽冷規第7条第1項第12号 (←可燃性ガス製造設備は、消火設備を設けなさい。)


製造施設の規模

 製造施設の規模で惑わしてきます。チョロいです!

▼ 3種H14/8(この事業所)

・製造施設の規模が小さいので、この製造施設には消火設備を設けなかった。 答え

【×】 ▽冷規第7条第1項第12号
『十二  可燃性ガスの製造施設には、その規模に応じて、適切な消火設備を適切な箇所に設けること。 』

▼ 3種H26/16(アンモニア、定置式(吸収式除く。)、第一種製造者)
▼ 3種H28/16(アンモニア、定置式(吸収式除く。)、第一種製造者)
▼ 3種H30/16(アンモニア、定置式(吸収式除く。)、第一種製造者)
▼ 3種R03/15(アンモニア、定置式(吸収式除く。)、第一種製造者)( その施設の規模に応じて、 、他同じ。)
▼ 3種R05/15(アンモニア、定置式(吸収式除く。)、第一種製造者)( その施設の規模に応じて、 、他同じ。)

・製造施設には、その規模に応じて、適切な消火設備を適切な箇所に設けなければならない。 答え

【◯】 簡単すぎてヤバイ。かも 人気の問題

 ▽冷規第7条第1項第12号 (『十二  可燃性ガスの製造施設には、その規模に応じて、適切な消火設備を適切な箇所に設けること。』)

▼ 2種R03/13(この事業所)

・この製造施設は、その規模に応じて、適切な消火設備を適切な箇所に設けなければならない施設に該当しない。 答え

【×】 なんと単刀直入の【×】問題。<解説略>

▼ 2種R05/13(この事業所)

・この製造施設は、その規模に応じて、適切な消火設備を適切な箇所に設けるべき施設に該当する。 答え

【◯】 今度は【🙆】です 。<解説略>


ガスの漏洩(警報設備とコラボ)

 「警報設備」は、▽冷規第7条第1項第15号です。問題をこなせば楽勝でしょう。

▼ 2種H23/11この事業所

・製造施設からガスが漏えいした場合にそのガスが滞留するおそれのある場所にガス漏えい検知警報設備を設ければ、この製造施設に消火設備を設ける必要はない。 答え

【×】 警報設備とコラボの問題です。大丈夫でしょう。
 ▽冷規第7条第1項第12号 (←可燃性ガス製造設備は、消火設備を設けなさい。)
 ▽法第7条第1項第15号 (←可燃性、毒性ガスの製造設備は<略>警報のための設備<略>)

▼ 3種H16/9(この事業所)

・この製造施設から漏えいするガスが滞留するおそれのある場所に、ガス漏えい検知警報設備を設置したので、この製造施設には消火設備は設置しなかった。 答え

【×】 警報設備を付けるほか、条文12号では可燃性ガスの製造施設には消火設備を付けなさいと定めています。 よく読んでおいてね。 ▽冷規第7条第1項第12号

▼ 2種H21/12(この事業所)

・製造施設からガスが漏えいした場合にそのガスが滞留するおそれのある場所にガス漏えい検知警報設備を設ければ、この製造施設に消火設備を設けてもなくてもよい。 答え

【×】 頑張ってください。▽冷規第7条第1項第12号 ▽法第7条第1項第15号 (←可燃性、毒性ガスの製造設備は<略>)

▼ 2種H25/13(この事業所)

・この製造施設から漏えいするガスが滞留するおそれのある場所に、そのガスの漏えいを検知し、かつ、警報するための設備を設けた場合であっても、この製造施設には消火設備を設けなければならない。

▼ 3種H29/16(アンモニア、定置式(吸収式除く。)、第一種製造者)

・製造施設から漏えいするガスが滞留するおそれのある場所に、そのガスの漏えいを検知し、かつ、警報するための設備を設けた場合であっても、この製造施設にはその規模に応じて、適切な消火設備を適切な箇所に設けなければならない。 答え

【両方 ◯】 今度は◯。素直で素敵な問題。(H29年度は少々クドい!感がします。)

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修正・訂正箇所履歴

【2017(H29)/05/13 新設】(← 履歴をここに作った日

  • マルチスクリーン対応。(2017/06/05)
  • 解説文見直し。(2017/08/06)
  •   ▽法第7条第1項第12号  →   ▽冷規第7条第1項第12号 に、訂正。 (2018(H30)/10/13)
  •   ▽法第7条第1項第15号  →   ▽冷規第7条第1項第15号 に、訂正。 (2018(H30)/10/13)
  • 問題を「要否」「規模」「漏洩」に、分類した。(2022(R03)/11/03)

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