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油分離器

油分離器サイクル図位置

 『SIによる 初級 冷凍受験テキスト:日本冷凍空調学会』P86~P87。テキストをよく読んで、図を見て、頭のなかにイメージしましょう。

 出題者は、役割、アンモニア冷凍装置の油分離、そして「液分離器」との違いなどを把握していない「あなた?」を攻撃し、もてあそびます。健闘を祈る。


油分離器

   吐出し管   大形フルオロカーボン冷凍装置   アンモニア冷凍装置 あたりがポイントかな。

・油分離器は、圧縮機の吸込み管に設けられ、冷媒液と潤滑油を分離する機器である。 H22/09 答え

【×】 液分離器と勘違いしないように。
 油分離器は、圧縮機の吐出し管に設け、冷媒ガスと潤滑油を分離する。テキストP86

・油分離器は、大形や低温用のフルオロカーボン冷凍装置、アンモニア冷凍装置に用いることが多い H16/09 H21/09

・油分離器は、アンモニア冷凍装置および大形や低温用のフルオロカーボン冷凍装置に用いられることが多い。 H30/09 答え

【両方 ◯】 その通~り。テキストP86
 フルオロは大形・低温用に、アンモニアは必ず設ける。

・低温用のフルオロカーボン冷凍装置やアンモニア冷凍装置では、油分離器を設けないのが普通である。 H13/09 答え

【×】 設けるのが普通。(小形フルオロは、設けない場合が多い。)

・油分離器は、すべての空調装置の圧縮機出口側に設けられなければならない。 H20/09 答え

【×】 この問題はなんか変・・・。
「空調装置」というのが疑問、「冷凍装置」ではないだろか?自分の打ち間違いかと思ったけれど、違う。 「すべての圧縮機の出口側に」というのは正しいと思う。でも、「すべての空調装置の圧縮機出口側」とは?
まぁ、この問題の題意は「フルオロカーボンの小型の冷凍装置には設けないこともある」ということを知っていますか?と、問うていると思われる。よって、×(誤り)ということ。
テキストでは、P84の真中辺りから読み取る感じかなぁ。 健闘を祈る。

・油分離器は、圧縮機の吐出し管に取り付け、冷媒と潤滑油を分離し、凝縮器や蒸発器に油が送られて、冷却管の伝熱を妨げるのを防止する。 H23/09 答え

【◯】 ぅむ。 H23年は、文は長いが素直な良い問題が多い(勉強している人にとっては)気がス。 頑張れー。

・冷凍機油は凝縮器や蒸発器に送られると伝熱を妨げるので、圧縮機の吐出し管には必ず油分離器を設け、潤滑油を分離する。 H25/09 答え

【×】 ぅ~む、どこが罰なのか...。
 テキストP86を読むと、フルオロカーボンの大形とアンモニアの冷凍装置には用い、小型フルオロカーボン冷凍装置は設けない場合が多い。と、ある。
なので、「必ず油分離器を設け」の必ずがダメのようだ。ちなみに、スクリュー圧縮機には「必ず」と書いてある。
平成20年の問題と同じく、チョッと、ウンコ問題っぽいです。

・冷凍機油は凝縮器や蒸発器に送られると伝熱を妨げるので、油分離器を、圧縮機の吸込み蒸気配管に設ける。 H28/09 答え

【×】 ぅむ、素直な間違い問題。 「吐出し配管」ですね。

・油分離器は、圧縮機の吸込み蒸気配管に取り付け、冷媒液と冷凍機油を分離することにより、凝縮器や蒸発器の伝熱の低下を防ぐ。 H29/09 答え

【×】 「吐出し配管」ですね。「吸込み」にこだわるなぁ。

・冷凍機油は凝縮器や蒸発器に送られると伝熱を妨げるので、油分離器を圧縮機の吸込み蒸気配管に設け、冷媒と分離する。 H30/09 答え

【×】 「吐出し配管」ですね。ぅ~ん、同等の問題が続きます。(載せておくね)


分離した油は(フルオロカーボン編)

 フルオロカーボン冷凍装置とアンモニア冷凍装置の、油処理の違いに翻弄されませぬように。

・フルオロカーボン冷凍装置では、油分離器で分離された油は圧縮機クランクケースに戻される。 H11/09 答え

【◯】 題意の通り。P87
(ちなみにアンモニア冷凍装置では、油の温度が高く油が劣化するので自動返油せずに油だめに抜き取る。)

・フルオロカーボン冷凍装置では、油分離器で分離された油は、自動返油弁により圧縮機に戻される。 H12/09 答え

【◯】 題意の通り。


分離した油は(アンモニア編)

 フルオロ編とアンモ編に分けました。(2016/08/18)

・アンモニア冷凍装置では、一般に油分離器の下部にたまった冷凍機油(鉱油)を圧縮機に自動的に戻すようにしている。 H14/09 答え

【×】 ぅむ。
アンモニア冷凍装置では、圧縮機の吐出しガス温度が高く油が劣化してしまうため圧縮機に自動返油はせず油だめ器に回収する。

・アンモニア冷凍装置では、油分離器で分離された鉱油は油分離器の下部に溜められ、自動的に圧縮機に戻すようにしている。 H18/09 答え

【×】 油だめ器に回収する。
「SIによる 初級 冷凍受験テキスト」P86~P87を一度ジックリ読んでおこう。

・鉱油を使ったアンモニア冷凍装置では、油分離器からクランクケースへの返油は、油が劣化するので自動返油は行わない。 H15/09 答え

【◯】 ぅむ。
 アンモニア冷凍装置では、圧縮機吐出側に必ず油分離器を設ける。吐出しガス温度が高いため油が劣化するので油だめ器に送り抜き取る。

・油分離器は、アンモニア冷凍装置や低温用のフルオロカーボン冷凍装置に用いることが多いアンモニア冷凍装置の場合、分離された冷凍機油(鉱油)は劣化しにくく、一般に圧縮機クランクケース内に自動返油される。 H27/09 答え

【×】 今度はヴァツ。ここまで、解けば楽勝ですね。

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 『SIによる 初級 冷凍受験テキスト』7次改訂版への見直し、済。(14/07/20)

修正・訂正箇所履歴

【2016/05/28 新設】

  • 「分離した油は」を、フルオロカーボン編とアンモニア編に分離した。(2016/08/18)
  • 文章を見直し。(2019(R1)/07/23)

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【参考文献】

  • SIによる初級受検テキスト:日本冷凍空調学会
  • 上級受検テキスト(SIによる上級受検テキスト):日本冷凍空調学会
  • 冷凍機械責任者(1・2・3冷)試験問題と解答例(13):日本冷凍空調学会
  • 第3種冷凍機械責任者試験模範解答集 :電気書院
  • 第1・2種冷凍機械責任者試験模範解答集 :電気書院

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