・圧縮機は圧縮の方法により、容積式と遠心式に大別され、遠心式には往復式、ロータリー式 、スクロール式などがある。 H15/05
【×】 テキスト<8次:P25>冒頭部の一文と表3.1を熟読するしかないですね。
遠心式は遠心圧縮機(ターボ冷凍機)の1種類と考えて良い、容積式が4つに分類される(往復式、ロータリー式、スクリュー式、スクロール式)
・圧縮機は冷媒蒸気の圧縮方法により、容積式、遠心式に大別されるが、スクリュー圧縮機、往復圧縮機は容積式である。 H22/05
【◯】 ぅむ。テキスト<8次:P26 (表3.1 圧縮機の分類)>から読み取るしかないだろう。
・ロータリー圧縮機は、ロータの回転による遠心力で冷媒蒸気を圧縮するので、遠心式に分類される。 H17/05
【×】 圧縮機は、大きく分けて「容積式」「遠心式」がある。「遠心式」は、羽根車式(ターボ)の1種類だけ、他はみんな「容積式」、 んで、「容積式」には往復式、ロータリー式、スクロール式、スクリュー式がある。なんだか、引っ掛けどころ満載の問題ができそうですよ。テキストを一通り読んで、過去問をガンガンやろう。
─────────── ここから年代順に並べておきます。 ───────────
・ロータリー圧縮機やスクロール圧縮機は容積式で、スクリュー圧縮機は遠心式である。 H18/05
【×】 スクリューは、容積式。
3種ではそんなに突っ込み問題が出ないはず。テキスト<8次:P26、表3.1>をじっくりと舐めるように見て、過去問すれば、あなたなら大丈V!
・冷媒蒸気の圧縮方法は、容積式と遠心式に大別されるが、容積式のほうが多くの形式がある。 H20/05
【◯】 上記の問題を解いてきたあなたはサービス問題となっているはずだ。テキスト<8次:P26 (表3.1 圧縮機の分類)>をイメージとして記憶しちゃおう。
・圧縮機は、冷媒蒸気の圧縮の方式により容積式と遠心式に大別される。容積式のスクリュー圧縮機は、遠心式に比べて高圧力比には不向きである。 H25/05
【×】 そんなことはないでしょ。と、何となく思う問題。
テキスト<8次:P26 (表3.1 圧縮機の分類)>の特徴欄に記されている。スクリュー圧縮機は、遠心式に比べて高圧力比に適している。
・圧縮機は冷媒蒸気の圧縮の方法により、容積式と遠心式に大別される。 H26/05 H30/05
【◯】 やばい、素直すぎて…。
つらつらと考えるに、最低の合格率を記録したH26年度は極端に素直な問題があり~の、難度高の問題が含まり~の。ということかな。(15(H27)/06/15記ス)
・圧縮機は、冷媒蒸気の圧縮の方法により、往復式、スクリュー式およびスクロール式に大別される。 R01/05
【×】 全然違うよね! 祝令和元年
圧縮機は、冷媒蒸気の圧縮の方法により、容積式と遠心式に大別される。
初級テキスト<8次:P26 (表3.1 圧縮機の分類)>のロータリー式をジッと見つめよう。
テキスト<8次:P26 (表3.1 圧縮機の分類)>の遠心式をジッと見つめよう。
・遠心圧縮機は冷凍負荷の大容量なものに適しているが、高圧力比には不向きなため、空調用として使用されることが多い。 H22/05
【◯】 表3.1の一番下の特徴から読み取るしかないが、この一文を覚えておこう。
P26の表
・スクリュー圧縮機は、容積式で高圧力比に適しているため、ヒートポンプや冷凍用に利用されることが多い。 H21/05
【◯】 ぅむ。テキスト<8次:P26 (表3.1 圧縮機の分類)>
・スクリュー圧縮機は、高圧力比に適しているため、ヒートポンプ装置に利用される。 R02/05
【◯】 ぅむ。十年経っても、正しいものは正しいのです。
・スクリュー圧縮機は、遠心式に比べて高圧力比での使用に適しているため、ヒートポンプや冷凍用に使用されることが多い。 R03/05
【◯】 ぅむ、そのとおり!テキスト<8次:P26 (表3.1 )>の特徴欄にズバリ的な文章が記されています。この表を熟読しておきましょう。
シャフトシールの要不要の問題が多いです。(テキスト<8次:P25 下の3行>を一読し、図3.1~3.4の中で「シャフトシール」を探す(開放形にしか見つからないyo)と把握できるでしょう。)
・開放形圧縮機には、クランク軸からの冷媒漏れ止めに、シャフトシールが必要である。 H11/05
【◯】 テキスト<8次:P25 下の3行>
クランク軸は圧縮機ケーシングを貫通して電動機から動力が伝わってくる、したがって、冷媒の漏れ止め用のシャフトシールが必要になる。
イメージ図を作ってみました。
・開放形および密閉形圧縮機ではシャフトシールが必要である。 H14/05
【×】 フルオロカーボン冷媒の場合は適切な絶縁材料を使った電動機巻線の電動機を圧縮機ケーシング内に入れることができる。
・この圧縮機を密閉圧縮機といい、シャフトシールは、不要である。
・ボルトをはずし内部の点検修理が可能なのものを半密閉圧縮機といい、シャフトシールは、不要。
・アンモニア冷媒は電動機巻線を侵すので開放形しか利用できない。
・開放形圧縮機はシャフトシールが必要であるが、密閉圧縮機および半密閉圧縮機ではシャフトシールは不要である。 H25/05
・開放圧縮機はシャフトシールを必要とするが、全密閉圧縮機および半密閉圧縮機はシャフトシールが不要である。 H29/05
【両方 ◯】 もう、楽勝ですね!解説不要。(H25年度とH29年度の文章の違いをお楽しみください。)
【余談的な考察】 ← お時間があればクリック
両方の問題文を比較していると、圧縮機の型式に疑問が湧いてくる。
つまり、「開放形圧縮機」と「開放圧縮機」、「密閉圧縮機」と「全密閉圧縮機」の違いに惑わされてくるのである。
でも、体に悪いだけ、時間が無駄になるだけという結論に達し、思考をやめるのである。
因みに、
・テキストには、「開放形圧縮機」という語句は使われていない。
・「密閉圧縮機」には、「全密閉圧縮機」と「半密閉圧縮機」がある。
開放圧縮機は、動力を伝えるための軸が圧縮機ケーシングを貫通して外部に突き出ている。 R03/05
【◯】 ぅ~ん、これはテキストには<8次:P25>の下から3行目に記されているが、見たことないとイメージが湧かないかもれない。
イメージ図
・半密閉圧縮機および全密閉圧縮機は、圧縮機内部の点検、修理ができない。 H24/05
【×】 ぅーん、勉強してないと引っかかるかも。
テキストには<8次:P27 2行目>全密閉圧縮機は ケーシングを溶接密封したもの
としか書かれていない。なので、点検修理はできないということであろう。
・アンモニアは銅に対して腐食性があるが、アンモニアが電動機巻線を侵すことはない。 H20/05
【×】 この問題は「圧縮機について」の問である、これを前提に考えると、テキストでは「アンモニア冷媒は開放形が主に使用される」とあり、この場合電動機と圧縮機が別々になっているのでアンモニア冷媒が電動機巻線を侵すことはない!
だから【◯】だろうと考える。いろいろ考えすぎですかね…。(echo的にはチョットね問題だと思う)
近年ではアンモニアでも使用できる材質の電動巻線を使用し半密閉圧縮機があるとテキストには記されているので、こういうややこしい問題は文章を変えて出題されるだろう。テキストは<8次:P27 下から4行目>を読んで頂きたい。
健闘を祈る。
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『SIによる 初級 冷凍受験テキスト』7次改訂版への見直し、済。(14/06/27)
『初級 冷凍受験テキスト』8次改訂版への見直し、済。(20/05/17)
【2016/05/12 新設】