耐圧試験、気密試験、真空試験、この3つを攻略すべし!まずは、このページの耐圧試験から、テキスト<8次:P161~P162 (13.2 耐圧試験)>
耐圧試験の前には、据付けのお勉強が必要らしい。2011年(平成24年)の東北地震以降、防振の問題が多いのは偶然でしょうか?テキスト<8次:P159~P160 (13.1 据え付け)>>に、目を通しておこう。
テキスト<8次:P160 (13.1.2 コンクリート基礎(築造基礎))> 2冷と同様に、コンクリート基礎の質量を問われるので注意すべし。
・多気筒圧縮機を支持するコンクリート基礎の質量は、圧縮機の質量と同程度にする。 R01/13
【×】 令和元年にふさわしく、コンクリート基礎の問題は3冷では初めてかな。(2冷でも出題されるようになった。)正しい文章にしてみましょう。
多気筒圧縮機を支持するコンクリート基礎の質量は、圧縮機の質量の2~3倍程度にする。
・圧縮機の据付けにおいて、圧縮機の加振力による動荷重も考慮し、十分に質量をもたせたコンクリート基礎を地盤に築き、固定する。 R03/13
【◯】 素直な問題すぎて、逆に怖いw。テキスト<8次:P160 4行目~>
「可とう管」がポイントかな。テキスト<8次:P160 (13.1.3 防振支持)>
・圧縮機を防振支持したときは、配管を通じて他に振動が伝わることを防止するために、可とう管を挿入する。 H17/13
【◯】 8次改訂版コメ: 可とう管の図が追加された。<8次:P160 (図13.1 可とう管)> 出題頻度が上がるかもしれないね。
・圧縮機の据付けで防振支持を行うと、圧縮機の振動が配管に伝わり、配管を損傷したり、配管を通じて他に振動が伝わったりするが、これを防止するため、圧縮機の吸込み管や吐出し管にフレキシブルチューブを挿入する方法がある。 H24/13
【◯】 ぅむ。
「可とう管」と「フレキシブルチューブ」は同意語。(現場では、「フレキ」とか言いますね。)
・圧縮機を防振支持したときは、配管を通じて他に振動が伝わることを防止するために、吸込み管と吐出し管に可とう管を挿入する。 H26/13
【◯】 ぅむむ!
そうだね、吸込みにも、吐出しにも、可とう管を挿入する。
・圧縮機を防振支持し、吸込み蒸気配管に可とう管(フレキシブルチューブ)を用いる場合、可とう管表面が氷結し破損するおそれのあるときは、可とう管をゴムで被覆することがある。 H28/13 R02/13
【◯】 ぅむ。テキストを上手にまとめた良い問題ですね。テキスト<8次:P160 (13.1.3 防振支持)>を一度熟読しましょう。
耐圧試験は、テキスト<8次:P161~P162>の1ページに渡り、(1)~(10)の項目に分かれている。それに沿って、過去問や予想問題を並べていこう。
なにはなくとも耐圧試験が一番先であるが、出題者は手を替え品を替え攻めてくるので注意されたい。
・耐圧試験は気密試験圧力より試験圧力が高いので、気密試験を行って安全を確認してから実施する。 H09/11
【×】 耐圧試験は気密試験の前にする。(テキスト<8次:P161の (13.2 耐圧試験)>の冒頭3行目の太字。
試験で出題されていない。
マドマゼル惑わされる問題が出題される。「配管以外」がキーポイント。
・耐圧試験は、圧縮機、圧力容器、冷媒液ポンプ、潤滑油ポンプなどについて行う。
H19/13 H26/13
【◯】 ぅ~む、この手の問題はツボを押さえておかないと、意外に悩んでしまう問題かも。テキスト<8次:P161の(2)>
・耐圧試験は、圧縮機、圧力容器、冷媒液ポンプ、吸収溶液ポンプ、油ポンプ、容器その他配管意外の部分について行う。 by echo
【◯】 テキスト<8次:P161 (2)>に、記されているのを全部入れてみましたw。健闘を祈る!
【余談(参考)】 ← 時間があればクリック
余談(参考): 2冷(上級テキスト)では、容器は内径が160ミリを超えるもので、160ミリ以下(フィルタドライヤ、ヘッダなど)は配管とみなされる旨が記されている。この辺りも問われる。
・耐圧試験は、気密試験の前に冷凍装置のすべての部分について行わなければならない。 H23/13
【×】 「冷凍装置すべての部分」が×、すべてじゃない。
つまり、耐圧試験は機器や容器等の配管以外の部分に行い。(その後、組み立てた装置全体に気密試験を実施する。)テキスト<8次:P161の(2)>
・耐圧試験は、気密試験の前に行い、圧力容器および配管の部分について行わなければならない。 H25/13
【×】 「気密試験の前」は正しい。正しい文章は、
耐圧試験は、気密試験の前に行い、圧力容器および配管以外の部分について行わなければならない。
・耐圧試験は、気密試験の前に行い、圧縮機、圧力容器および配管について行わなければならない。 H29/13
【×】 H25年度と同等の問題。
耐圧試験は、気密試験の前に行い、圧縮機、圧力容器および配管以外の部分について行わなければならない。
出題数が意外に少ない。はてな?(ぅむ、令和3年度に出題。)
・耐圧試験は、一般に水や油等を用いて液圧で行う。 H10/13
【◯】 テキスト<8次:P161 (4)>を読むべし。
(参考:あくまでも 一般に
であって、ある条件を満足すれば気密試験と同様の気体で試験をできる。冷凍保安関係例示基準 5.耐圧試験(1))
・耐圧試験は、耐圧強度を確認するための試験であり、被試験品の破壊の有無を確認しやすいように、体積変化の大きい気体を用いて試験を行わなくてはならない。 R03/13
【×】 一般に、液体で行う。もし非試験品が破壊しても気体より液体のほうが危険性が少ない。テキスト<8次:P161 (4)>
・耐圧試験は、一般に水や油等を用いて液圧で行うが、液体を使用することが困難である場合は、空気、窒素などの気体を使用することが認められている。 by echo
【◯】 はい。ただし、気体を用いる場合は耐圧試験の前に、作業安全確保のため非破壊検査を実施する。←テキスト<8次:P161(6)>に記述あり。
4,5年間隔で出題されてる感じです。(2014(H26)/08/05記ス)
「1.5倍」と「1.25倍」で困惑させるミエミエ問題に挑戦してください。
・圧力容器は耐圧試験が実施されているので、装置運転時の冷媒圧力は耐圧試験圧力以下ならば差し支えない。 H09/09
【×】 この問題は、耐圧試験つながりでここに記す。
冷規第7条第1項第八号に、「冷媒設備には、当該設備内の冷媒ガスの圧力が許容圧力を超えた場合に直ちに許容圧力
以下に戻すことができる安全装置を設けること。」と、あって、許容圧力以下で運転しなければならない。んで、耐圧試験圧力は許容圧力の1.5倍以上であるから誤りである。
・耐圧試験圧力は、設計圧力または許容圧力のいずれか低い方の圧力1.25倍以上の圧力とする。 H10/13 H14/13
【×】 これは気体で行う場合。液体の場合は1.5倍以上である。テキスト<8次:P161 (5)>
【参考】
冷規第64条第二号に、「機器は、冷媒設備について設計圧力以上の圧力で行う適切な気密試験及び配管以外の部分について設計圧力の一・五倍以上の圧力で行う適切な耐圧試験に合格するものであること。」
とあり、1.5倍以上。テキスト<8次:P161 (5)>には、気体の場合は、1.25倍以上とあるが、原則は液体で実施する。ま、そういうことで・・・。
・液体を使用した圧縮機の耐圧試験は、設計圧力または許容圧力のいずれか低いほうの圧力の1.25倍の試験圧力で行う H16/13
【×】 液体は、1.5倍以上です! 耐圧試験は一般に、比較的高圧を得られやすく危険度の少ない水や油、揮発性のない液体で行う。
やむを得ない場合は、空気、窒素のガスを使用する。気体の場合の、1.25倍以上と混同しないように。
・耐圧試験を気体で行う場合は、耐圧試験圧力を設計圧力または許容圧力のいずれか低いほうの圧力とする。 by echo
【×】 気体です。「H22/13」の改良版、「1.25倍」を抜いてみました。(笑 (この予想はあたるかもw)
出題数が意外に少ない、試験方法。はてな?
・圧力容器の耐圧試験は水、油などの液の圧力で行う液圧試験であるが、昇圧の時空気が残っていても差し支えない。 H09/11 H11/13
【×】 テキスト<8次:P161 (6)>をよく読む。
空気が入ると耐圧圧力が正しく加わらない、空気を完全に排除した後、液圧を徐々に昇圧する。
・耐圧試験を液体で行うときは、液体を満たし空気を完全に排出した後に、液圧を徐々に加え耐圧試験圧力まで上げて、その圧力を1分間以上保もち、続いて耐圧試験圧力の5/10まで下げる。 by echo
【×】 8/10です。つまり80%、半分まで落としたら耐圧試験にならないでしょ! という予想問題でした。テキスト<8次:P161 (6)の冒頭>
・耐圧試験を気体で行うときは、非破壊検査を実施し、試験設備周囲に適切な防護措置と加圧作業中の標示をし、過昇圧の危険性がないことを充分に確認する。 by echo
【◯】 これは大切なこと、試験問題に出るかなぁ。テキスト<8次:P161 下から4行目>
・耐圧試験を気体で行うときは、非破壊検査と危険予防措置などを実施後、耐圧試験圧力の1/2まで昇圧する。その後、段階的に圧力を上げて耐圧試験圧力に達したのち、再び設計圧力または許容圧力のいずれか低い方の圧力まで下げる。 by echo
【◯】 ぅーん、こんなん出るかな。テキストほとんどまんまだけどね…。テキスト<8次:P161 下2行~P162 2行>
過去問が見当たらない。簡単すぎ!?
・耐圧試験の合否判定は、液体気体共に定められた方法による圧力で、各部に漏れ、異常変形、破壊などがないことである。 by echo
【◯】 これを、【×】問題に改良すると難問になるかな? テキスト<8次:P162 (7)>
試験の圧力計を把握しておこう。テキスト<8次:P162 (8)~(10)>です。(最近出題されてないな。これは、レアな問題になるのかな?(2020(R02)/07/05記ス))
・圧力容器の耐圧試験を気体で行う際、圧力計の文字板の大きさが75mmのものを使用した。 H21/13
【×】 圧力計の大きさの規制は液体と気体では違う。テキスト<8次:P162 (8)>
液体は75㎜以上、気体は100㎜以上、圧力計は2個以上。
気密試験の場合もこの手の問題が出るから惑わされないように把握しておこう。
・圧力容器の耐圧試験を液体で行う際、圧力計の文字盤の大きさが100mmのものを使用した。 by echo
【◯】 【×】じゃないよw 液体の場合は75mm以上だから、100mmでもOKだよね!(こんなミエミエ予想問題は外れかな?w)
・液体による耐圧試験時に圧力計を2個用いたが、気体による耐圧試験では3個用いた。 by echo
【◯】 【×】じゃないw 2個以上だから3個でもいいよね!(ま、3個必用か否かは置いといて…。)(こんなミエミエ予想問題は外れかな?w)
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『初級 冷凍受験テキスト』8次改訂版への見直し、済。(22/01/19)
【2016/06/11 新設】