受液器

 テキストでの「受液器」は2ページにも満たないが、毎年出題されるといってよい。美味しい問題であるから、逃さないようにGet!しましょう。

 高圧と低圧があるので違いを把握しておこう。『SIによる 初級 冷凍受験テキスト:日本冷凍空調学会』P85~P86

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高圧受液器

reitousicle.jpg 冷凍サイクル図

 図は、簡単な冷凍サイクル図。高圧受液器は、凝縮器の出口側にある

 『SIによる 初級 冷凍受験テキスト』P86にある2つの役割を、押さえておきたい。(簡単に記しておく)

  • 冷媒液量の変動を吸収する
  • 冷媒の回収

・高圧受液器は、冷媒で満液の状態にしてもよい。 H10/09 答え

【×】 空間に余裕をもたせる。
参考(上級テキストP192から):満液状態にすると、液封状態となり大変危険です。内容積の80%以内とし、少なくとも20%の蒸気空間を残す。

・高圧受液器は、冷凍装置の修理の際に、その受液器内容積の100%までの冷媒液を回収してもよい H15/09 答え

【×】 修理の時なら、満タンにしてもいいでしょ!? ダメです。と、いう問題でした。

・空冷凝縮器では、液冷媒の収容量が少ないため受液器を設けることが多い。 H10/09 答え

【◯】 題意の通り。冷媒量の変化を高圧受液器で吸収する。

・高圧受液器は運転停止時に装置の冷媒液を回収するためのもので、運転中、器内は冷媒蒸気だけで満たされている。 H11/09 答え

【×】 不勉強でも「そんなことはないでしょ。」と、思う問題。
運転中は、凝縮器で液化された液冷媒を蓄えるのが主の目的である。冷媒系統の装置を修理する際、冷媒液を回収することができるため他の容器に移し替える必要がない。

・負荷変動の大きい冷凍装置では、受液器の容量について特に配慮する必要がある。H12/09 答え

【◯】 ぅん。
大きな負荷変動があったとき、冷媒液が凝縮器内に滞留しないように吸収する。なので、容量の選択には配慮を要する。

・高圧受液器内に蒸気の空間の余裕をもたせ、運転状態の変動があっても、液化した冷媒が凝縮器に滞留しないようにする。 H14/09 答え

【◯】 はぃ。

・高圧受液器は、運転状態に変化があっても、冷媒液が凝縮器に滞留しないように、受液器内に吸収するなどの役割がある。 H18/09 答え

【◯】 受液器の問題は、わかりやすい(いやらしい問題がない)から、絶対ゲットしよう。「SIによる 初級 冷凍受験テキスト」P85~86

・始動時に蒸発器への冷媒供給量が不足しないように、運転停止中の高圧受液器を満液状態にした。 H17/09 答え

【×】 なんとなく、「満液になんか駄目でしょ。」って思う問題。 【時間があればどうぞ。】

これは、サービス問題かも。
ちなみに、2冷の問題はこうなる。
 『高圧受液器の容量は、修理時に装置内の冷媒充てん量の全部または大部分を回収できる容量で、回収された液は受液器の内容積の80%以内とし、少なくとも20%の蒸気空間を残すことが好ましい。 H16ho/06』← ◯
 (3種冷凍では、数値は出題されない。なぜならば、テキストに記述されていないから。(2014/07/19記ス))

・高圧受液器は、つねに冷媒液を確保して、液とともに冷媒蒸気が流れ出さないような構造である。 H22/09 答え

【◯】 ぅむ。

・高圧受液器を設置することにより、冷媒設備を修理する際に、大気に開放する装置部分の冷媒を回収することができる。 H24/09 答え

【◯】 P86にズバリ。ようするに、修理でバラす部分の冷媒を回収できるから漏らさなくても良い。

・高圧受液器内には常に冷媒液を確保するようにし、受液器出口では蒸気が液と共に流れ出ないような構造とする。 H25/09 答え

【◯】 その通り!テキストP85下から3行目~

・運転状態の変化があっても、冷媒液が凝縮器内にたまらないように、高圧受液器内には冷媒液をためないようにする。 H26/09 答え

【×】 蒸気が液とともに流れ出ないようにしている。冷媒液をためておかねばなりませぬ。 テキストP85には、ズバリ書かれていないが読み解くしかない。

・高圧受液器は単に受液器と呼ばれることが多く、運転状態の変化があっても冷媒液が凝縮器に滞留しないように冷媒液量の変動を吸収する役割がある。 H28/09 答え

【◯】 テキスト<P85 (8.1.1 高圧受液器)>冒頭部分(単に受液器…)と、 次ページ の役割((1))を、上手にまとめた良い問題ですね。

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低圧受液器

 ポツリポツリと出題される、良く把握しておこう。冷媒液強制循環式冷凍装置に使われている。が、味噌。P86の図8.2がイメージをつかみやすいでしょう。

・低圧受液器は、冷媒液強制循環式冷凍装置で使用され、液面制御、気液分離、液溜めなどの機能をもつ H15/09 答え

【◯】 まさに、その通り。テキスト86

・低圧受液器は、冷媒液強制循環式冷凍装置において、蒸発器に液を送り、かつ、蒸発器から戻る冷媒の気液分離と液だめの役割をもつ。 H21/09 答え

【◯】 テキストP86では「気液分離」とは書いてないが、液ポンプが蒸気を吸い込まないよう・・・云々と書かれている。

・低圧受液器は、冷媒液強制循環式冷凍装置で使用され、冷凍負荷に応じて液面が変化するが、液面位置に制御は必要ない。 H20/09 答え

【×】 制御の必要がある。(液面レベルを確保する。)
高圧受液器と混同しないように…。テキストをよく読んで、頭の中にイメージを作ること。

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受液器まとめ

 高圧受液器と低圧受液器の違いを試される。できるかな?

・冷凍装置に用いられる受液器には、大別して凝縮器の出口側に連結される高圧受液器と、冷媒液強制循環式で凝縮器の出口側に連結して用いられる低圧受液器とがある。 H24/09 答え

【×】 なんという、平成24年のウンコ問題(失礼)。
低圧受液器は、凝縮器ではなく蒸発器に連結して用いられる。
「凝縮器の出口側」という言い方は図8.2を見ると、パッと見、高圧側に見え凝縮器の出口側のような…。でも、膨張弁の後だから低圧側ですよね。兎に角、問題文は、よく読もう。テキストを、よく読もう。健闘を祈る!
(--)ぅむ、そうだね、最優良問題かもしれない。

・冷凍装置に用いられる受液器には、大別して凝縮器の出口側に連結される高圧受液器と、冷媒液強制循環式冷凍装置で蒸発器に連結して用いられる低圧受液器とがある。 H27/09 答え

【◯】 今度は◯です!まさにその通り。 H27年度は、H24年度などと違って素直な問題が多い。

 03/04/・ 05/03/19 07/03/22 08/03/12 08/04/20 09/05/28 10/09/08 11/06/29 12/06/01 13/06/26 14/07/19 15/06/20 16/08/18

 『SIによる 初級 冷凍受験テキスト』7次改訂版への見直し、済。(14/07/19)

修正・訂正箇所履歴

【2016/05/28 新設】

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【参考文献】

  • SIによる初級受検テキスト:日本冷凍空調学会
  • 上級受検テキスト(SIによる上級受検テキスト):日本冷凍空調学会
  • 冷凍機械責任者(1・2・3冷)試験問題と解答例(13):日本冷凍空調学会
  • 第3種冷凍機械責任者試験模範解答集 :電気書院
  • 第1・2種冷凍機械責任者試験模範解答集 :電気書院

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