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冷媒配管の基本P123~P134

 配管の問題はテキスト読んで過去問をガンガンやりながらノートに図を書いてみよう。問題文を読んで、頭の中にイメージが湧いてくればしめたもの…。頑張ろう。

 とりあえず、下記のコラムをみて冷凍サイクルの各場所の配管を覚えよう。そうすれば、問題文を読んでなにを問うているのかはっきりするはずだ。健闘を祈る。

冷媒配管について

 『初級 冷凍受験テキスト:日本冷凍空調学会』<8次:P123 (10.1 冷媒配管の基本)>にあるように、高圧側、低圧側の液配管、吐出し管、吸込み蒸気管、これがどこのことなのか、とっても大事。テキスト読んでから一度ノートに図を書いてみよう、時間の無駄ではない、絶対損はない。さぁ、頑張ろう。

冷媒配管区分P123

 これ、間違っちゃ駄目だよ。(間違うようだと不合格!!いや、マジで。)テキスト<8次:P123 (10.1 冷媒配管の基本)

・吸込み蒸気管は、圧縮機から凝縮器に至る配管である。 H13/10 答え

【×】 正しい文章にするよ。

  吸込み蒸気管は、蒸発器から圧縮機に至る配管である。

・吐出し管は、蒸発器から圧縮機に至る配管である。 H13/10 答え

【×】 正しい文章にするよ。

  吐出し管は、圧縮機から凝縮器に至る配管である。

・高圧側液配管とは、膨張弁から蒸発器に至る配管のことである。 H18/10 答え

【×】 正しい文章にするよ。

  高圧側液配管とは、凝縮器から膨張弁に至る配管のことである。


冷媒配管の基本的な留意事項P123~P124

 テキスト<8次:P123~P125>に(1)~(13)までの留意事項が書かれている。ポツリって感じで出題されてます。さ、今年度はどれが出るかな? 頑張れー。

 予想問題を追加しました。2022(R04)/01/14


(1) P123

・冷媒配管は、あらゆる使用条件で、十分な耐圧強度と気密性能を確保する必要がある。 by echo 答え

【◯】 そうですね。 あらゆる条件で の一言が奥深い感じがします。テキスト<8次:P123 (1)>


(2) P123

・使用材料は、用途、冷媒の種類、加工方法だけを考慮して選択すれば良い。 by echo 答え

【×】 ちょっと無理矢理の【×】問題ですw. 大事な「使用温度」も考慮しなければなりません。テキスト<8次:P123 (2)>

使用材料は、用途、冷媒の種類、加工方法、使用温度などを考慮して選択すれば良い。


(3) P123

・冷凍設備機器相互間の配管長さは、できるだけ短くする。 by echo 答え

【◯】 ぅむ。(できるだけ長くする配管というものは、思い浮かばないですね) テキスト<8次:P123 (3)>


(4) P123

・冷凍装置内各部の冷媒配管は、冷媒の流れ抵抗を小さくするためにできるだけ太くし、油の戻りについては考慮しなくてもよい。 H19/10 答え

【×】 この問題は、ココに置く。
 ぅ~ん、これは難問?でもないかな。テキスト的には、「冷媒配管」全部かな。
 ・流れ抵抗を小さくする←◯ <8次:P123 (4)
 ・できるだけ太くし、油の戻りについては考慮しなくてもよい。←× 太ければいいっつうものではない。テキスト<8次:P128 (10.4.1 吐出しガス配管のサイズ)の(1)、 <8次:P130 (10.5.1 液配管サイズ)>、<8次:P132 (10.6.1 吸込み蒸気配管サイズ)>あたりから読み取るしかないかな。(汗 健闘を祈る。

・圧縮機の吐出し管も吸込み管も管の内径が大きいほど、冷媒の流れの抵抗は小さくなる。 H24/10 答え

【◯】 この問題はココに置く。ぅむ!常識的な感じで、素直に丸!
 テキスト的には、テキスト的には、テキスト的には…、テキスト的には……、ぅ、う~ん…、冷媒配管の章には、適な一文が無いんだ。おそるる、24年度なりか。
 (><;)

 強いて探しだすと、テキスト<8次:P7 (1.2.1 最小の動力で最大の冷凍能力)>下から9行目~に、  また,配管を細くして管内での冷媒の流れの抵抗を大きくし過ぎないこと と、記されている。 健闘を祈る。

・冷媒配管では、冷媒の流れ抵抗を極力小さくするように留意し、配管の曲がり部はできるだけ少なくし、曲がりの半径は大きくする。  H28/10 ( 冷媒配管では冷媒の句読点が無い。他同じ。) R04/10 R05/10 答え

【◯】 ぅむ。素直な良い問題ですね。テキスト<8次:P123 (4)>です。


(5) P123,124

・冷媒漏れが多い継ぎ手はできるだけ少なくし、安全のため止め弁はできるだけ多くする。 by echo 答え

【×】 簡単すぎかな!? テキスト<8次:P123~124>より引用(赤字はecho)しておきます。

止め弁は、圧力降下が大きく、継ぎ手とともに冷媒漏れの原因になりやすいので、これらはできるだけ数を少なくする。なお、弁のグランド部は下向きに取り付けない。
(グランド部を下向きに云々は、要は、逆さ向きに取付けないということで良いでしょう)


(6) P124

・吸込み蒸気配管や液配管は周囲温度の高いところを避ける、また、配管は途中の周囲温度変化はできるだけ避けるようにする。 by echo 答え

【◯】 すごくあたりまえのことですね。テキスト<8次:P124 (6)>


(7) P124

・冷媒配管内の冷媒の流速流速は適切であること。 by echo 答え

【◯】 流速は、蒸発器や凝縮器の熱伝達率、フラッシュガス、油戻りなどに関係してくるので、配管材料選定や施工などに考慮する。冷凍機の性能には重要なものです。


(8) P124

・冷媒蒸気の横走り配管は、冷媒の流れ方向に1/150~1/250の下がり勾配をつける。H11/10 答え

【◯】 題意の通り テキスト<8次:P124 (8)


(9) P124

・横走り管の途中にはUトラップを設け、冷媒液を保持するようにする。 H20/10 答え

【×】 この問題はココと吸込み配管の両方に置く。
 テキスト的には<8次:P124(9)>と<8次:P133 ((2) Uトラップの回避)>からの問題と思われる。横走管にはトラップを設けず、冷媒液が溜まらないようにする。

・横走り管は、原則として、冷媒の流れ方向に下り勾配を付け、不必要なUトラップ(U字状の配管)は付けない。 H29/10 答え

【◯】 素直な問題でしょう。 テキスト<8次:P123 (8)と(9)>からの出題ですね。

・吸込み蒸気配管に設けるトラップは、液圧縮を回避するため極力小さくする。 by echo 答え

【◯】 <疲れ 解説略>


(10) P124

・圧縮機、凝縮器、蒸発器などを並列運転する場合は、冷媒や冷凍機油がかたよったり、圧力が変わったりしないように配管に注意が必要である。 by echo 答え

【◯】 そうだね。<疲れ 解説略>


(11) P124

・距離の長い配管では、大きな温度変化があっても、配管にループなどの特別な対策は必要としない H15/10 答え

【×】 温度変化の伸縮をループで吸収ス。テキスト<8次:P124 (11)


(12) P124,125

・配管が傷つきやすい箇所には、保護カバーを付ける。また、通路を横切るときには、床上2m以上の高さにするか、床コンクリート内に強固に埋設する。 by echo 答え

【×】 配管を埋設してはいけません。強固な床下ピットを作り、その中に配管します。(原発にも地下ピットがたくさんありました。)

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 『初級 冷凍受験テキスト』8次改訂版への見直し、済。(22/01/10)

修正・訂正箇所履歴

【2016/05/31 新設】

  • 年度順に並び替えた。(2017(H29)/02/07)
  • 文章見直し。(2019(R1)/07/26)
  • テキスト8次改訂版(R01(2019)-11月改訂)へ対応、および、文章を見直し。(2020(R02)/06/21)
  • 予想問題by echo追加、その他全般的に見直し。(2022(R04)/01/14)

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【参考文献】

  • 初級 受検テキスト(SIによる初級受検テキスト):日本冷凍空調学会
  • 上級 受検テキスト(SIによる上級受検テキスト):日本冷凍空調学会
  • 冷凍機械責任者(1・2・3冷)試験問題と解答例(13):日本冷凍空調学会
  • 第3種冷凍機械責任者試験模範解答集 :電気書院
  • 第1・2種冷凍機械責任者試験模範解答集 :電気書院

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