「空気冷却用蒸発器」は、9次改訂版では下記のように分類されてます。
『上級 受検テキスト:日本冷凍空調学会』9次改訂版(令和4年11月8日改訂)に対応しています。適当に、8次改訂版のページを( )内に残してあります。
ユニットクーラ関連問題がポツリポツリと出題される。
テキスト<9次:P97左下、 図8.2> イメージ図を作成。
空調用空気冷却器(プレートフィンコイル)イメージ図
・空調用フィンコイル蒸発器の冷却管は、、外径 5~7 mm の内面溝付き銅管、フィンは厚みが 0.1 mm 程度のアルミニウム板を使用し、フィンピッチは 1.5 mm 前後である。 by echo
【◯】 ぅむ。テキスト<9次:P97左下>
過去問が多いです。
・ユニットクーラは、フィンコイルに送風用ファン、ファン用電動機、ドレンパン、除霜用ヒータなどを一体に組み込んだ冷凍・冷蔵庫用の強制対流式ユニットである。 H20学/06
【◯】 テキスト<9次:P97右 (ユニットクーラ)>に、ズバリ記されている。 <9次:P98>の(図8.4)をよく見ておこう。イメージが湧いてくればGood.
テキスト<8次:P102左>には、「1.5 mm」の数値は記されていないが、『初級 冷凍受験テキスト<8次改訂版>』では記されている。
今年、11月発行予定の9次改訂版(上級)では記されるかもしれない。(たぶん。)(2022(R04)/04/09記ス) ← 残念ながら記されていない。(2023(R05)/09/01記ス)
・冷凍・冷蔵用ユニットクーラの冷却管は、外径9.5~19.1mmの内面溝付き管、フィンは厚みが 0.2 mm 程度のアルミニウム板を使用している。 by echo
【◯】 ぅむ。空調用に比べて倍くらいになっている。 テキスト<9次:P97右 下から8行目~>
・冷凍庫用のユニットクーラは、フインコイルに送風用ファン、ファン用電動機、ドレンパン、除霜用ヒータなどを組み込んだユニットであり、フインピッチは3~4mmとしている。 H23学/06
【×】 霜付き対策のため、フィンピッチは 6~12 mm と広くしている。 テキスト<9次:P97右 下から5行目>
・冷凍用の強制対流形ユニットクーラのフィンピッチは2mm程度で、外表面積を大きくするようにしている。 H13学/06
【×】 着霜の影響が少ないように、6~12mmとする。2mmじゃ狭い気がするね。 テキスト<9次:P97右 下から5行目>
・冷凍・冷蔵庫用のユニットクーラのフィンピッチは、外表面積をできるだけ大きくとるために、2~3mmとしている。 H17学/06
【×】 ぅむむ、着霜に考慮し6~12mmとする。 テキスト<9次:P97右 下から5行目>
・冷凍・冷蔵庫用のユニットクーラーのフィンピッチは、着霜することを考慮して6~12mmの間で選ばれる。フィンコイルの前面風速は2~3m/s、庫内温度と蒸発温度との温度差は10K、フィンコイル出入り口間の空気の温度差は5K程度で使用する。 H22学/06
【◯】 ぉおー!フィンピッチ & 前面風速 & 2種類の温度差、満遍なく数値を問われる問題です。 テキスト<9次:P97右下>に全て記されている。
・フィンピッチ:6~12 mm
・コイル全面風速:3 m/s 前後
・庫内温度と蒸発温度との平均温度差: 10 K 程度
・コイル出入り口間の空気温度差:3~5 K 程度
・冷凍・冷蔵庫用のユニットクーラのフィンピッチは、着霜することを考慮して6~12mmの間で選ばれる。フィンコイルの前面風速は3m/s程度、庫内温度と蒸発温度との温度差は10K程度、フィンコイル出入り口間の空気の温度差は3~5K程度で使用する。 R03学/06
【◯】 ぅむ。 テキスト<9次:P97右下>
・フィンピッチ:6~12 mm
・コイル全面風速:3 m/s 前後
・庫内温度と蒸発温度との平均温度差: 10 K 程度
・コイル出入り口間の空気温度差:3~5 K 程度
無理やり、問題を作ってみましょう。テキスト<9次:P98 左下~右>
・空調用フィン蒸発器では、空気中の水蒸気がフィン表面に霜となって付着し、空気の通過と伝熱をさまたげる。そこで、空調用では6~12 mm 前後、冷凍・冷蔵用では1.5 mm 前後のフィンピッチのものを用いる。 by echo
【×】 逆です。テキスト<9次:P98 左下~右>
空調用フィン蒸発器では、空気中の水蒸気がフィン表面に霜となって付着し、空気の通過と伝熱をさまたげる。そこで、空調用では1.5 mm 前後、冷凍・冷蔵用では6~12 mm 前後のフィンピッチのものを用いる。
・空気冷却用フィンコイル蒸発器の熱通過率に与える空気側の熱伝導率の影響は、冷媒側のそれよりも相当に大きいので、フィン形状等を改良することにより、空気側伝導率が大きく向上している。 by echo
【×】 テキスト<9次:P98右>
空気冷却用フィンコイル蒸発器の熱通過率に与える空気側の熱伝達率の影響は、冷媒側のそれよりも相当に大きいので、フィン形状等を改良することにより、空気側伝達率が大きく向上している。
自然対流式冷却器は、出題頻度が少ないようです…。あまり多く使われていないからかな?(2013(H25)/10/10記ス)
・自然対流冷却器では、空気などの被冷却物が温度変化による密度の差により伝熱面を流れるので、その熱伝達率は強制対流冷却器に比べて小さい。自然対流冷却器として裸管コイル冷却器、天井吊りフインコイル冷却器などがある。 H24学/06
【◯】 その通り。テキスト<9次:P98右下 (2) 自然対流方式>
9次改訂版では、
空気などの被冷却物が温度変化による密度の差により伝熱面を流れるので
→ 空気などの被冷却流体が流体内の浮力のみによって伝熱面を流れるので
管棚コイル冷却器の、ファンを取ったようなイメージかな。
空調用空気冷却器の、ファンを取ったようなイメージかな。テキスト<9次:P99右、P98 図8.7> 図は天吊りだね。
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【2016/07/09 新設】(← 履歴をここに作った日)