テキスト<8次:P87 1行目~3行目>にさり気なく書かれている。
8次改訂版コメ: 7次改訂版では平均熱通過率について 満液式は乾式よりも大きい。
と、太字で強調されていたが、8次改訂版では太字ではなくなった。でも、熱通過率の乾式との比較用グラフが追加されている。
ということで、8次改訂版でも重要な箇所であろう。油戻しと同様に忘れた頃にポツリと出題されるかもしれない。
・満液式蒸発器の平均熱通過率は、乾式蒸発器より大きい。 H13/07
・満液式蒸発器の平均熱通過率は、乾式蒸発器のそれよりも大きい。 H19/07
【◯】 熱通過率は冷媒ガスより冷媒液の方が大きい、満液式は乾式に比べ液冷媒に漬かっている部分が多い。テキスト<8次:P87 1行目~3行目、図7.13>グラフの縦軸の値を見ると、満液式の熱通過率が乾式よりとても大きいいことが分かる。
・満液式蒸発器には冷媒の過熱に必要な管部がないため、蒸発器冷媒側伝熱面における平均熱通過率は、乾式蒸発器の場合より大きい。 H21/07
【◯】 H13やH19の問題に比べると、文が長い。心配症な人はどこか違うんじゃないかと思って右往左往はじめる。ま、テキスト読んで一生懸命勉強するしかないのです。P78一番下
・満液式蒸発器の冷媒側伝熱面における平均熱通過率は、乾式蒸発器のように冷媒の過熱に必要な管部がないため、乾式蒸発器の平均熱通過率よりも小さい。 H26/07
【×】 大きい!(笑い
8次改訂版コメ: 7次では「冷媒の過熱に必要な管部がないため、」であったが、8次では「過熱に必要な過熱部・管部がないため、」と変更になっている。
・満液式蒸発器では、蒸発器内に入った潤滑油の戻りが悪いので、油戻し装置が必要である。 H12/07
【◯】 満液式は冷媒とともに圧縮機の油が蒸発器内に入り込んでしまう、潤滑油不足になるので油戻し装置を設けて圧縮機に返す。フルオロカーボン冷媒は液面近くにたまった油を抜き取る。
・シェルアンドチューブ形満液式蒸発器に入る冷媒は、大きな容器のシェルの中で蒸発して冷媒蒸気が圧縮機に吸い込まれ、冷媒液は滞留してシェル内の冷却管を浸している。蒸発器内に入った油の戻りが悪いので、油戻し装置が必要になる。 H22/07
【◯】 ぅむ。
・シェルアンドチューブ満液式蒸発器では、蒸発器内に入った冷凍機油は冷媒ガスと分離し、圧縮機への戻りが悪いので、油戻し装置が必要になる。 R05/07
【◯】 <解説略> テキスト<8次:P87 5~7行目>
・フルオロカーボン冷媒を使用したシェルアンドチューブ満液式蒸発器では、冷凍機油の濃度の高い底から冷凍機油と混合した冷媒を抜き出し、それを冷却して冷媒と冷凍機油を分離し、冷凍機油を圧縮機に戻す。 by echo
【×】 テキスト<8次:P87最後行 ~ P88 2行目>正しい文章は、
「フルオロカーボン冷媒を使用したシェルアンドチューブ満液式蒸発器では、冷凍機油の濃度の高い液面から冷凍機油と混合した冷媒を抜き出し、それを加熱して冷媒と冷凍機油を分離し、冷凍機油を圧縮機に戻す。」(2023(R05)/11/28記ス)
22/01/04 23/11/28 24/11/21
『初級 冷凍受験テキスト』8次改訂版への見直し、済。(22/01/04)【2022(R04)/01/04 新設】