『初級 冷凍受験テキスト:日本冷凍空調学会』<8次:P89~P92 (7.4 着霜)>霜に関してはページ数が多い霜に関しての問題は多い。
霜イメージの図
霜が着くと、風量、蒸発圧力、蒸発温度、圧縮機、冷凍能力、成績係数は、どうなるのか。テキスト<8次:P89(下5行)>を熟読すべし。
・プレートフィンコイル蒸発器のフィン表面に霜が厚く付着すると、空気の通路が狭くなって風量が減少し、蒸発圧力が上昇する。 H20/07
【×】 「霜が付いた時に蒸発圧力、蒸発温度が低下する」
この先、冷凍サイクルの奥深さが分かってくるとこの一文はあなたを悩ませるかもしれない。テキスト<8次:P89 (7.4.1 着霜とその影響)>の5行をメモ帳にでもまとめて、いつも持ち歩くことをおすすめする。絶対、損はないはずだ。
・プレートフィンコイル蒸発器のフィン表面に霜が厚く付着すると、空気の通路が狭くなって風量が減少し、霜の熱伝導率が小さいため伝熱が妨げられ、蒸発圧力、蒸発温度が低下する。 H22/07
【◯】 勉強していれば、難なくサービス問題。
・乾式プレートフィンチューブ蒸発器のフイン表面に厚く付着した霜は、空気の通路を狭め、風量の減少や蒸発圧力の上昇を招く。 H30/07
【×】 正しい文章にしてみましょう。
乾式プレートフィンチューブ蒸発器のフイン表面に厚く付着した霜は、空気の通路を狭め、風量の減少や蒸発圧力の低下を招く。
・乾式プレートフィンチューブ蒸発器のフイン表面に厚く付着した霜は、蒸発圧力の低下を招き、圧縮機の能力が小さくなり、冷却不良になる。圧縮機の軸動力も小さくなるが、冷凍能力の低下の割合のほうが大きいので、装置の成績係数も低下する。 by echo
【◯】 COP=Φo/P ← 「圧縮機の軸動力(P)も小さくなるが、冷凍能力(Φo)の低下の割合のほうが大きいので、装置の成績係数(COP)も低下する。」
・プレートフィンチューブ冷却器のフィン表面に霜が厚く付着すると、空気の通路を狭め、風量が減少する。また同時に、霜の熱伝導率が小さいため伝熱が妨げられ、蒸発圧力が低下し、圧縮機の能力が低くなる。 R04/07
【◯】 テキスト<8次:P89(下5行)>を、素直にまとめた良問題。
・プレートフィンチューブ冷却器のフィン表面に霜が厚く付着すると、伝熱が妨げられて蒸発圧力が上昇し、圧縮機の能力が大きくなって冷却が良好になるため、装置の成績係数は増大する。 R05/07
【×】 間違い満載w。(協会さん、間違いをこんなに多く入れなくても…、ぁ、ある意味サービス問題!?w.)
「プレートフィンチューブ冷却器のフィン表面に霜が厚く付着すると、伝熱が妨げられて蒸発圧力が低下し、圧縮機の能力が小さくなって冷却不良になるため、装置の成績係数は減少(低下)する。」
テキスト<8次:P90 ((1) 散水方式)> 水温10~15℃
がポイントかな。
『SIによる 初級 冷凍受験テキスト:日本冷凍空調学会』7次改訂版(平成25年12月9日改訂)より「散水式除霜法の散水温度10~25℃」が「散水式除霜法の散水温度10~15℃」に変わっている。理由は不明。(25℃は熱すぎるのかな?)
今後の出題は、ほとぼりが冷めるまで?散水温度について具体的な数値は問われないだろう。
・デフロスト水の排水配管には、庫外にトラップを設けて庫内への外気の侵入を防止する。 H25/07
・散水方式でデフロストをする場合、冷蔵庫外の排水管にトラップを設けることで、冷蔵庫内への外気の侵入を防止できる。 R01/07
【両方 ◯】 ぅむ。テキスト<8次:P90 真ん中あたり>図を参照にしてちょうだい。
・散水除霜方式は、水を蒸発器に散布して霜を融解させる方法である水の温度が低すぎて霜を融かす能力が不足しないように、水温を適切に管理する。 H26/07
【◯】 そうだね、その通りなんだ。テキスト<8次:P90 ((1) 散水方式)>の題目から4行目。(低すぎても高すぎてもいけない。)
・一般的な散水方式の除霜は、送風機を運転しながら水を冷却器に散水し、霜を融解させる方式である。 R02/07
【×】 冷媒の供給停止 → 冷却器中の冷媒回収 → 送風機停止 → 散水開始 というように、テキストにちゃんと記されている。 テキスト<8次:P90 ((1) 散水方式)>
テキスト<8次:P90~P91>。ホットガス除霜方法は、忘れた頃にポツリっと、まんべんなく知識を試される。健闘を祈る。
顕熱潜熱、ドレンパンなど出題される。
・ホットガス除霜法は、圧縮機から吐き出される高温の冷媒ガスを蒸発器に送り込み、その顕熱と潜熱によって除霜する方法である。 H09/07
【◯】 その通り!
『初級 冷凍受験テキスト:日本冷凍空調学会』<8次:P90の最終行~P91> 【お時間があればどうぞ】
圧縮機の吐出しガスを取り出して蒸発器にホットガスを流して霜と溶かす。
吐き出された点から顕熱(物体の状態変化がなく温度のみが変化する)で飽和蒸気線まで除霜し、飽和蒸気線から飽和液腺まで凝縮潜熱(温度変化なしに気体が液体に変化する)で除霜する。
(霜の変化ではなく、高圧高温の冷媒ガスの変化を考える。)
・ホットガスによる除霜方法は、圧縮機から吐き出される高温の冷媒ガスを蒸発器に送り込み、その顕熱と潜熱によって霜を融解させる。 H18/07
【◯】 除霜の様子を思い浮かべ、顕熱と潜熱をイメージするできるようにしよう。
顕熱:物体の状態変化なしに温度のみを変化させる熱。
潜熱:物体の状態が変化する場合に必要な熱量。
・ホットガスによる除霜方法では、高温の冷媒ガスの顕熱のみで霜を融解させる。 H19/07
【×】テキスト<8次:P90の最終行~P91>
・高温の冷媒ガスの顕熱(ガスのまま霜へ熱が)
・凝縮潜熱(ガスから液体へ変化)
「ホットガスによる除霜方法では、高温の冷媒ガスの顕熱と凝縮潜熱で霜を融解させる。」
・除霜方法には、散水方式、ホットガス方式、オフサイクルデフロスト方式などがある。ホットガス方式では、高温の冷媒ガスの顕熱だけで霜を融解させる。 H27/07 R06/07
【×】 除霜方法の種類は把握できているかしら?惑わされないように。R6年度はコピペ
「除霜方法には、散水方式、ホットガス方式、オフサイクルデフロスト方式などがある。ホットガス方式では、高温の冷媒ガスの顕熱と凝縮潜熱で霜を融解させる。」
・ホットガス除霜方式は圧縮機からの高温の冷媒ガスの顕熱のみによって除霜を行い、氷がたい積しないようにドレンパンおよび排水管をヒータなどで加熱する。 H29/07
【×】 正しい文章は、
ホットガス除霜方式は圧縮機からの高温の冷媒ガスの顕熱と凝縮潜熱によって除霜を行い、氷がたい積しないようにドレンパンおよび排水管をヒータなどで加熱する。
ドレンパンの氷のたい積については、テキスト<8次:P91 10~12行>
・ホットガス除霜方式は、圧縮機から吐き出される高温の冷媒ガスを蒸発器に送り込み、霜が厚くならないうちに、冷媒ガスの顕熱だけを用いて、早めに霜を融解させる除霜方法である。 R04/07
【×】 ホットガス除霜方式は、圧縮機から吐き出される高温の冷媒ガスを蒸発器に送り込み、霜が厚くならないうちに、冷媒ガスの顕熱と凝縮潜熱を用いて、早めに霜を融解させる除霜方法である。
霜が厚い薄いとき等が問われる問題を集めてあります。(年代順に並べてあります)
・ホットガス除霜は、冷却管の内部から冷媒ガスの熱によって霜を均一に融解し、霜が厚くなっても有効に除霜ができる方法である。 H24/07
【×】 テキストを読んでないことが、バレバレになるかもしれない。霜が厚くなってからでは遅い、早めに除霜する。テキスト<8次:P91 8~10行>
・ホットガス方式の除霜では、圧縮機から吐き出される高温の冷媒ガスを蒸発器に送り込むため、霜が厚く付いている場合に適している。 H28/07
【×】 霜が厚くならないように早めにしないとならないので、適してない。テキスト<8次:P91 4~7行>
・ホットガス除霜は、冷却管の内部から冷媒ガスの熱によって霜を均一に融解でき、霜が厚くなってからの除霜に適した方法である。 R03/07
【×】 はぃ、溶けにくくなるので霜が厚くならないうちに早めに徐氏もせねばなりません
テキスト<8次:P91 ((3) その他の方法)>が出題されたので、ここ追加ス。(2014(H26)/07/15記ス)
・庫内温度が5℃程度のユニットクーラの除霜には、蒸発器への冷媒の送り込みを止めて、庫内の空気の送風によって霜を融かすオフサイクルデフロスト方式がある。 by echo(H25/07)
【◯】 平成25年度の問題文を改編(「オフサイクル」を追加)しました。冷媒を止めれば、送風温度が上がり霜がよく溶けそうです。
・冷却器の着霜を電気ヒータを使用して除霜する方法もある。 by echo
【◯】 家庭用冷蔵庫は、霜取りヒータを制御する部品が故障して、冷凍庫内に霜が厚く着霜して冷蔵室へ冷気が流れなくなって冷えなくなる故障がよくありました。
問題数が少ないので、油断大敵。そろそろ出るかも。(2013(H25)/06/15記す)
・水やブラインを冷却する冷却器には、凍結防止のため蒸発圧力調整弁が用いられることがある。 H17/07
【◯】 ま、蒸発圧力調整弁は「自動制御機器」の問題で出題されるが、ここでは、「凍結防止に用いているんだよ、知ってる?」ってことを、問うている。
テキスト<8次:P92 4行目~>にさりげなくこの問題の文章が書かれている、テキストを読んでいる貴方なら大丈夫でしょう。
【◯得情報】 ← 続きはクリック
※ 知っているかもしれないけども、『初級 冷凍受験テキスト:日本冷凍空調学会』このテキストに、書かれていること以外からは出題されないです。← これ、◯得情報ね。(くどいけど、違ってても責任は取らないよ)
・水冷却器内で水が凍結すると、その体積が約90%膨張する。 H17/07
【×】 ぅわ~、思いっきり引っ掛け、9%だよ。(テキスト<8次:P91 下から2行目>)ま、良く(冷静に?)読むと90%も体積が増えるわけないよね…、サービス問題とも言える。
・水は0℃で凍結するので、凍結防止装置が必要であるが、ブラインは0℃で凍らないので、凍結防止装置は必要ない。 H25/08
【×】 ◯かな?とか、迷うかも…。
テキスト<8次:P91 (7.4.3 水冷却器、ブライン冷却器の凍結防止)>には、0℃とか具体的な数値は書かれていないが、
水やブラインの温度が下がりすぎたとき
に凍ると記されている。これは0℃以下のことだよね(テキスト<8次:P55 (図4.2 塩化カルシウムブラインの凍結点と濃度との関係))、だから凍結防止装置は必要だろう。
<8次:92の2行目~>から読み取るしかないような、解説文泣かせの疲れる問題でした。
・水やブラインを冷却する冷却器には、凍結防止のためサーモスタットを用いて冷凍装置の運転を停止する方法もある。 by echo
【◯】 サーモスタットによる凍結防止は、テキスト<8次:P92 3行目>に記されている。
22/01/05 23/11/28 24/11/21
『初級 冷凍受験テキスト』8次改訂版への見直し、済。(22/01/05)【2022(R04)/01/05 新設】