インナーフィンチューブ概略図"
乾式シェルアンドチューブ蒸発器概略図
テキスト<8次:P83 (図7.8 図7.9)>も参照されたい。
シェルアンドチューブ形満液式蒸発器(テキスト<8次:P87 (図7.12)>)もある。両方の違いをイメージしておきたい。両者により惑わされる問題は【満液式蒸発器】に、記すことにする。
・水やブラインなどの液体を冷却する乾式蒸発器は、一般にシェルアンドチューブ形が用いられる。 H20/07
【◯】 テキスト<8次:P83 冒頭>にズバリ的。
8次改訂版コメ: 「7.2.2 液体冷却用蒸発器」という項目が新たに設けられ、その下に (1)シェルアンドチューブ蒸発器(図7.8)
と (2)ブレージングプレート蒸発器(図7.10)
が設けられた。
・シェルアンドチューブ形蒸発器でシェル内を冷媒が、一往復する場合を2パス、二往復する場合は4パス、また往復しない場合は1パスと呼ぶ。 by echo
【◯】 テキストには、「往復の回数の2倍をパス数という。」と記されています。テキスト<8次:P83 13,14行>
3冷では、パスの問題は過去1問しか(H17年立形凝縮器の1パス)出題されていない。2冷では凝縮器でポツリポツリ出題されている。さて、テキストに記されているのだから、この蒸発器でもいずれは出題されるかもしれない。健闘を祈る。
・乾式シェルアンドチューブ水冷却器では、冷却性能を向上させるためインナーフィンチューブが用いられており、その管内を水が流れる構造となっている。 H09/07
【×】 テキスト<8次:P83 下から2行目(20行目)~>。 インナーフィンチューブは管内に冷媒が流れる構造となっている。図を参照のこと。
・シェルアンドチューブ乾式蒸発器では、インナーフィンチューブを用いることが多い。 H15/07
【◯】 チューブの内側(管内)に冷媒、外側(管外)にブライン!ブラインに比べて冷媒の方が熱伝達率が悪いためインナーフィンチューブ(フィンが内側にある)を用いる。
テキスト<8次:P84 1行目>に、 使用されることが多い。
と、記されているので多い。
バッフルプレートは「じゃま板」とも言って、乾式シェルアンドチューブ蒸発器内に設置されている。ポツポツと出題されるようになったので分類しここに集約した。(2019(H31)/03/08)
テキスト<8次:P83 下から7行目~、図7.8>です。わかりやすいように?作画してみました。
流体(冷却水)があるところに、バッフルプレート(じゃま板)を置くと流体が急に曲がる。そのとき流速が上がる。流速が上がれば熱伝達率が向上する。
赤い部分が流速が上がっているというイメージ画です。
伝熱管(チューブ)に冷却水の流れが直角に近づくように、シェル内にバッフルプレートをいくつか設置すれば熱伝達率が向上する。(シェルアンドチューブの略図も描いてみました。)
・シェルアンドチューブ乾式蒸発器では、水側の熱伝達率を向上させるために、バッフルプレートを設置する。 H24/07 H30/07 R01/07
【◯】 その通り。
テキストでは<8次:P83 下から7行目~>を読みつつ、<8次:P83 図7.8>を見つつ、読みつつ見つつ、見つつ読みつつ、読みつつ見つつ…、イメージが湧いてくるでしょ。健闘を祈る。
・水やブラインなどの液体を冷却する乾式蒸発器は、一般にシェルアンドチューブ形が用いられる。液体は胴体と冷却管の間を通り、バッフルプレートによって液体側の熱伝達率を向上させている。 H26/07
【◯】 ぅむ。イメージ出来たかな?
プレージングプレート蒸発器は、3冷ではいまだ出題されていない。by echo の予想問題を記しておこう。(2022(R04)/01/03記ス)
・ブレージングプレート蒸発器は、小形高性能で水やブラインの冷却用に広く用いられるが、シェルアンドチューブ蒸発器に比べて充塡冷媒量が多いのが短所である。 by echo
【×】 ぇ、こんなん引っ掛からないですよねw。シェルアンドチューブ蒸発器に比べて充塡冷媒量が少ないです! テキスト<8次: 冒頭>
・ブレージングプレート蒸発器は、板状のステンレス伝熱プレートを多数積層し、これらをブレージング(ろう付け)してあるので、耐圧と気密性能が良い。 by echo
【◯】 重そうですが小形ですから、設置場所選定の負担が減ります。テキスト<8次:P84 4~6行目>
・ブレージングプレート蒸発器の伝熱プレートは、ステンレスの薄板に凹凸の波形のパターンをプレス加工し、冷媒と水やブラインの流れを乱すことにより、伝熱性能が良くなっている。 by echo
【◯】 「流れを乱す」を「流れを整え」に変えて【×】問題にしようと思いましたが、やめましたw。テキスト<8次:P84 6~8行>
22/01/03 23/11/28
『初級 冷凍受験テキスト』8次改訂版への見直し、済。(2022/01/03)【2022(R04)/01/03 新設】