『初級 冷凍受験テキスト:日本冷凍空調学会』<8次:P11~P15辺り>の関連した問題をまとめてあります。
p-h線図を見て、冷凍サイクル(*→蒸発→圧縮→凝縮→膨張弁→*)がイメージできる事が目標ですね。テキスト<8次:P15~P16>
※ 参考) p-h線図については当サイト内 「p-h線図攻略」topページへ。
『初級 冷凍受験テキスト:日本冷凍空調学会』<8次:P11~P13>までの、p-h線図上の冷媒の様子や状態です。
※ 参考)テキスト8次改訂版から、「乾き飽和蒸気」が「飽和蒸気」に変更になった。当サイトでは過去の「乾き飽和蒸気」という語句は特に変更しない。のでよろしくです。
・冷媒のp-h線図では実用上の便利さから、縦軸のゲージ圧力は対数日盛で、横軸の比エンタルピーは等間隔日盛りでそれぞれ目盛られている。 H28/01
【×】 縦軸は 絶対圧力
表示です。テキスト<8次:P11 8行目~>に、ズバリですね。
・冷媒のp-h線図は、実用上の便利さから、縦軸の絶対圧力、横軸の比エンタルピーのいずれも対数目盛でそれぞれ目盛られている。 R01/01
【×】 横軸は等間隔です。
文章を正しくしてみましょう。
冷媒のp-h線図は、実用上の便利さから、縦軸の絶対圧力を対数目盛で、横軸の比エンタルピーを等間隔目盛で目盛られている。
【◯】 臨界圧力とはp-h線図の飽和液腺と飽和蒸気液腺の交点(臨界点)の圧力(温度)で、この臨界点より高い温度では冷媒は凝縮液化しない。よって、冷媒液は臨界圧力より低い圧力で蒸発する。テキスト<8次:P12 4行目>
・p-h線図上において、乾き飽和蒸気あるいは過熱蒸気状態の冷媒の断熱圧縮過程を表す線は、等比エンタルピー線である。 H27/01
【×】 等比エンタルピー線じゃなくて、等比エントロピー線です。(テキスト<8次:P12下から5行目>)
※ 参考)詳細は当サイト内 「p-h線図攻略」>「圧縮行程」ページへどうぞ。
・p-h線図の飽和液線上では乾き度が0であり、乾き蒸気線上では乾き度が1である。 H13/02
【◯】 湿り蒸気とか乾き度とか、ほんと、ぅむ、テキスト<8次:P13 4~9行目>を、一度熟読すべし。頭の中で、湿ったアパートとかお風呂とか想像してイメージしてみよう。
ちょっと、図を書いてみました。(2020(R02)/04/18記ス)
・テキスト8次より「乾き飽和蒸気」→「飽和蒸気」に変更になった。
※ 参考)乾き度xc=(hC-hA)/(hB-hA)
ここで、p-h線図の断熱圧縮について理解しましょう。
・圧縮機で冷媒蒸気を断熱圧縮すると、圧力は上昇するが、温度は変わらない。 H09/01
【×】 テキスト<8次:P15>のp-h線図をジ~ッと見る。そして、点2の説明を読むべし。冷媒ガスは等比エントロピー線上に沿って圧力とともに吐出し温度も上昇します。
・圧縮機においては、駆動の軸動力に相当する熱量が冷媒に加えられ、この熱量が蒸発器で冷媒に取り入られた熱量と一緒になって、圧縮機から凝縮器に向かって吐き出される。 H22/03
【◯】 その通り。p-h線図の点1から点2の工程です。 <8次:P15>図2.3、図2.4 )
03/03/14 05/03/11 07/03/16 08/02/26 08/04/13 09/03/29 09/08/19 10/09/04 11/06/18 12/05/28 13/05/09 14/06/13 19/11/16 20/04/18 21/11/28
『SIによる 初級 冷凍受験テキスト』7次改訂版への見直し、済。(14/05/20)>
『初級 冷凍受験テキスト』8次改訂版への見直し、済。(20/04/17)
【2016/05/05 新設】