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蒸発器の代表的な問題をやってみましょう。
蒸発器といえば、やはり霜でしょう。霜の熱伝導率や厚さが出てきます。桁をうっかり間違わないように しましょう。ぽかミス計算すると悲しいですから…。
熱通過率と問われれば、なにはともあれフィンの概略図を書いてみてください。
絵を書いてみます。霜(:::)が付いています。指定された値もどんどん書いてみます。 本番の頃は、数秒で書くことができるようになるでしょう。
空冷蒸発器(フィン)外表面積基準の熱通過率Kの式を見てください。
数値代入
ぉっと、ここでδ(霜の厚さ)が1(mm)と指定されていますが、 0.001(m)に換算して計算してください。さりげなく、このような引っかけ!?があります。
電卓で一気に計算できない場合は、こうして小数点以下を多くしておいたほうが後で模範解答と数値がズレなくなります。
答え K = 0.311 〔kW・(m^2・K)〕
伝熱面積Aを問われ、Φo、k、Δtm、があれば、もうこの式しかないでしょう。ルンルン気分で解いてしまいます。
Φk = K・A・Δtm
変形して、
答え A = 36.2 (m^2)
着霜がない平均熱通過率なんて、なんだか簡単すぎます!もう物足りないくらいですよね…、以前に比べるとサービス問題がたくさんあるような気がします。
霜がないんですから、δ/λが無くなるわけです。
答え K = 0.04〔kW・(m^2・K)〕
ちょと簡単すぎて、心配になってしまうぐらいです。こういう問題のときはサッサと片付けて次の問題に進みましょう。 でも、計算ミスしないように。ま、数値が違うとわかると思いますが…。
【2016/10/22 新設】