EchoLand-plus
検定問題令和4年度と同等。(簡単なサービス問題です。)
問5 下記仕様で、屋外に設置して凝縮温度 50℃ で運転される R410A 冷凍装置の高圧受液器(円筒胴圧力容器)を設計したい。この高圧受液器について、円筒胴板の必要厚さ ta(mm) を求め、その必要厚さで製作した高圧受液器に設計圧力が作用したとき、円筒胴板に誘起される接線方向の引張応力 σt (N/mm2) と長手方向の引張応力 σl (N/mm2) をそれぞれ求めよ。
ただし、R410A の凝縮温度 50℃ における高圧部設計圧力 P は、2.96 MPa とする。また、円筒胴板の必要厚さは整数値で求めよ。
(20点)
(高圧受液器の仕様)
使用鋼板 SM400B
円筒胴の内径 Di = 420 mm
円筒胴の腐れしろ α = 1 mm
円筒胴板の溶接継手の効率 η = 0.70
与えられた条件と勉強して覚えた公式。
注)必要厚さ ta は、10.1 を切り上げて 11 とすること。
答え ta = 11 (mm)
答え σt = 56.5 (N/mm2)
答え σl = 28.3 (N/mm2)
この(令和4年度の)問題は、過去問をこなして公式を覚えれば大丈夫でしょう。
いつもながらですが、計算はくどくどと記しています。本番では、思い切って削除しスマートな記述にしてください。
ご健闘をお祈りします。
【2023(R05)/02/30 新設】