1種冷凍学識計算11月試験攻略-問5:令和4年度

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R410A用の高圧受液器(円筒胴圧力容器)を制作したい。

 検定問題令和4年度と同等。(簡単なサービス問題です。)

第一種冷凍機械責任者試験 令和4年度 問5(11月試験)

問5 下記仕様で、屋外に設置して凝縮温度 50℃ で運転される R410A 冷凍装置の高圧受液器(円筒胴圧力容器)を設計したい。この高圧受液器について、円筒胴板の必要厚さ ta(mm) を求め、その必要厚さで製作した高圧受液器に設計圧力が作用したとき、円筒胴板に誘起される接線方向の引張応力 σt (N/mm2) と長手方向の引張応力 σl (N/mm2) をそれぞれ求めよ。
 ただし、R410A の凝縮温度 50℃ における高圧部設計圧力 P は、2.96 MPa とする。また、円筒胴板の必要厚さは整数値で求めよ。

(20点)

(高圧受液器の仕様)
 使用鋼板          SM400B
 円筒胴の内径        Di = 420 mm
 円筒胴の腐れしろ      α = 1 mm
 円筒胴板の溶接継手の効率  η = 0.70

(仕様)と使用する公式

 与えられた条件と勉強して覚えた公式。

仕様
  • P = 2.96 Mpa
  • Di = 420 mm
  • σa = 100 N/mm2
  • η = 0.70
  • α = 1 mm
使用する公式
  • taの公式
  • σtの公式
  • σlの公式

円筒胴板の必要厚さ ta(mm) を求める。

 taの公式に数値代入

 注)必要厚さ ta は、10.1 を切り上げて 11 とすること。


  答え ta = 11 (mm)

接線方向引張応力 σt を求める。

 αtの公式に数値代入


  答え σt = 56.5 (N/mm2)

長手方向引張応力 σl を求める。

 αlの公式に数値代入


  答え σl = 28.3 (N/mm2)


 この(令和4年度の)問題は、過去問をこなして公式を覚えれば大丈夫でしょう。

 いつもながらですが、計算はくどくどと記しています。本番では、思い切って削除しスマートな記述にしてください。

 ご健闘をお祈りします。


訂正箇所履歴

【2023(R05)/02/30 新設】

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