1種冷凍学識計算講習検定試験攻略-問1:平成28年度

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二段圧縮二段膨張冷凍装置です。

 平成20年度以来の二段膨張のサイクルです。考え方は一段膨張と全く同じですから、熱収支さえ把握できていれば特に問題ないでしょう。

第一種冷凍機械責任者試験 平成28年度(講習検定試験)

問1 下記仕様の圧縮機を使用した下図のR410A二段圧縮二段膨張冷凍装置があり、その理論冷凍サイクルは次のとおりである。 この冷凍装置を運転したとき、次の(1)~(4)について、解答用紙に計算式を示して答えよ。
 ただし、圧縮機の機械的摩擦損失仕事は熱となって冷媒に加わるものとし、機器及び配管と周囲との間で熱の出入りはないものとする。

(20点)

平成28年度1種冷凍講習検定試験問1冷凍装置の運転条件

 (1) 低段側冷媒循環量qmro(kg/s)を求めよ。

 (2) 低段圧縮機吐出しガスの実際の比エンタルピーh2´(kJ/kg)を求めよ。

 (3) 高段側冷媒循環量qmrk(kg/s)を求めよ。

 (4) 圧縮機の実際の総駆動軸動力P(kW)を求めよ。

平成28年度講習検定試験問1。問いの線図

なにはともあれ、概略図と(線図)を描きましょう。

第一種冷凍機械責任者学識【講習検定】平成28年度問1線図(二段圧縮一段膨張) 第一種冷凍機械責任者学識【講習検定】平成28年度問1概略図(二段圧縮一段膨張)

数値を書き加えるとウッカリミスが減るかもね。概略図もサクッと描けられれば鬼に金棒です。 目をつぶっても描けるぐらいなら合格!

(1) 低段側冷媒循環量qmro(kg/s)を求めよ。

 2冷レベルです。

Φoとqmroの基本式 Φoとqmroの基本式へ数値代入

  答え 0.500 (kg/s)

(2) 低段圧縮機吐出しガスの実際の比エンタルピーh2´(kJ/kg)を求めよ。

 2冷レベル超簡単サービス問題です。(ちょっと、KHKさんあからさまに簡単すぎでしょ!)

h2´を求める式 h2´を求める式へ数値代入

  答え 500 (kJ/kg)

(3) 高段側冷媒循環量qmrk(kg/s)を求めよ。

 二圧一段も二圧二段も、熱収支の式は全く同じになります。

二圧二段中間冷却器概略図

 左辺に入るもの、右辺に出るものでまとめます。

  qmrk・h5 + qmro・h2´ = qmrk・h3 + qmro・h7
   (h2は、h2´であることに注意)

 qmroを左辺、qmrkを右辺にまとめます。

  qmro・h2´- qmro・h7 = qmrk・h3 - qmrk・h5

  qmro(h2´- h7) = qmrk(h3 - h5)
  ハイ、qmroとqmrkを含んだ熱収支式の出来上がり。

 よって、qmrkは、

熱収支からqmrkを求める式。

 数値代入しましょ。

熱収支からqmrkを求める式に数値代入。

  答え 0.827 (kg/s)

(4) 圧縮機の実際の総駆動軸動力P(kW)を求めよ。

PLとPHを求め、Pまで一気に生きましょう。

PLを求める PHを求める P = PL + PH数値代入。

 実際の試験では、3つの式をまとめて記述して短縮してください。

  答え 71.1 (kW)

コメント

 簡単すぎでしょう。これを落とすようでは完全に勉強不足です。(あからさまに11月試験と難易度の差がある典型的な問題でしょうね。)

訂正箇所履歴

【2018(H30)/07/17 新設】

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