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液噴射弁と蒸発器の混合点ヒートバランス(熱収支)が組み立てられるかが、ポイントです。(あと、頭の体操?的な…)
概略図とp-h線図を記して必要な記号や矢印を追加してみましょう。
さて、 上図
を焦らず眺めて 上手
に、qmrとqpの式を組み立てましょう。
要は、いつものように、a点のヒートバランス式を組み立てれば良いのですね。ハイ。
液噴射弁付きR22冷凍装置a点の概略図
a点に入るものを左辺、出るものを右辺にまとめてみましょ。
では、数値代入しましょ。
答え 6.8 % (本番では、式を大胆に短縮してください。)
(1)で求めた qp/qmr
を、上手に使ってΦpを導き出します。
参考) (『上級 冷凍受験テキスト:日本冷凍空調学会』<8次:P23>に、液噴射弁付き冷凍装置の説明がありますが、設問のΦpを求める式が見当たりません。少々反則気味かと思います。でも、講習検定の問題ですので講習時間にそれなりの大胆なヒントが与えらたことでしょう…。)(2018(H30)/08/13記ス) (<9次:P23>)
蒸発器の冷媒循環量は(qmr-qp)であるから、蒸発器出口冷媒蒸気(点5)が、冷媒液噴射(qp)により冷却される(点5→点1)熱量は、
Φp = (qmr-qp)(h5-h1) である。
ここで、qmrを求めましょう。
基本式は、Φk = qmr / (h2-h3)
変形して、数値代入します。
qmr = Φk / (h2-h3)
= 80 / (445 - 244) = 80 / 201
= 0.398009 ≒ 0.398
(1)で求めた qp/qmr
を、上手に使って数値代入まで一気に行ってみよう。
答え 4.45(kW)
冷媒循環量の比を求める問題は、他にも(確か、ぇっと、)コンパウンド圧縮機の冷媒循環量で気筒数比を絡めながらとか出題されますよね!?(疲れたんで、調べるのをry)少々頭の体操的な問題でありました。健闘を祈る。
【2018(H30)/08/13 新設】