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冷蔵庫用フィンコイルは、けっこう出題される気が。
問3 R404Aを用いた冷蔵庫用のフィンコイル蒸発器が着霜のない状態で、次の仕様および運転条件で運転されている。この蒸発器について、次の(1)~(4)の問に、解答用紙の所定欄に計算式を示して答えよ。
ただし、蒸発器出口における冷媒の状温度差は算術平均温度差を用い、フィンコイル材の熱伝導抵抗じは無視できるものとする 。
(20点)
(1)蒸発器入口における冷媒の乾き度xを求めよ。
(2)着霜のない状態における蒸発器の外表面積基準の平均熱通過率K[kW/(m^2・K)]を求めよ。
(3)着霜のない状態における蒸発器の空気側伝熱面積A(m^2)を求めよ。
(4)着霜した場合の蒸発器の外表面基準の平均熱通過率K’[kW/(m^2・K)]を求めよ。ただし、霜の熱伝導率λは0.16W/(m・K)とし、霜の厚さδは2.0mmとする。
この問題は、Pass!!
答え x = 0.72
K=の式は、『上級 冷凍受験テキスト:日本冷凍空調学会』<9次:P101(8.5)式><8次:P97(8.5)式>を、参考にしてください。
答え K = 0.039 [kW/(m^2・K)]
伝熱面積Aと問われれば、基本式はこれ。
Φo = K・A・Δtm 参考:テキスト<9次:P95右(8.2)式><8次:P94右(8.3)式>
なので、
ここで数値不明なのは、Δtmですね。もう、楽勝でしょう!?
過熱領域とか略してありまする。 (参考:テキスト<9次:P95 図8.1><8次:P94 図8.1>)
では、算術平均温度差Δtmを求めましょう。
(参考:テキスト<9次:P80((6.31)式)><8次:P79 ((6.31)式)>)
じゃ、Δtmを求め、Aまで一気に行きましょう。
答え A = 16 (m^2)
(2)のKの式に、霜の熱伝導率λと厚さδ(デルタと読む)を加えればよいですよね。なんか簡単だけども、落とし穴がある?
注)
でも、単位変換せずとも答えは同じになる。
が、
単位変換の記述がないと減点なのかな?(不明)
答え K' = 0.026[kW/(m^2・K)]
【2016/02/02 新設】