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オーソドックスな問題です。
注) 最高使用圧力
は、『上級 冷凍受験テキスト:日本冷凍空調学会』8次改訂版(H27(2015)/11/20改訂)より、 限界圧力
と変わっています。
与えられた条件と勉強して覚えた公式で上手に導き出しましょう。
内径Diは、
Di=Do-2t=406.4-2×6.4=393.6
Paは、
答え 2.1 (Mpa)
許容圧力Poは、最高使用圧力Paである。
(参考 : 『上級 冷凍受験テキスト:日本冷凍空調学会』 <9次:P178右 「12.8 既存(既設)の圧力容器や配管を転用するときの許容圧力」>,<8次:P172左(12.8)式の下>)
最高使用圧力 Pa=2.1
であるから、表より設計圧力は 2.1
より下位の 1.9Mpa
を選択する。
設計圧力を許容圧力として良い。故に、許容圧力Po=1.9Mpa、基準凝縮温度T=50℃である。
【付録】 引用部分を参考にしてください。
『上級 冷凍受験テキスト:日本冷凍空調学会』<8次:P169左(b)>より引用
(b)設計圧力どおり製作されたもので、腐食などがないことが確認されたものは、許容圧力の計算(板厚からの逆算など)をすることなく、設計圧力を許容圧力としてよい。
『上級 冷凍受験テキスト:日本冷凍空調学会』<9次:P175左 1.4.3 許容圧力>より引用
許容圧力とは、既存(既設)の設備が実際に許容できる圧力である。したがって、設計圧力をもとに計算して求められた最小の板厚と既存(既設)の圧力容器における腐れしろを除いた肉厚が同じならば、その圧力容器の設計圧力と許容圧力は等しくなる(12.8参照)。
許容圧力Po
は 設計圧力P
であるから、
答え 58.4 (N/mm^2)
(2)がポイントかな。最高使用圧力、設計圧力、許容圧力の関係を言葉で説明できるようにしておきましょう。
【2018(H30)/09/29(台風24号接近中) 新設】