空冷凝縮器
公式を覚えるだけです。サービス問題です。
第一種冷凍機械責任者試験 平成16年度（講習検定試験）
問3 空冷凝縮器の仕様および運転条件は次のとおりである。
このとき、次の(1)、(2)および(3)について、それぞれ解答用紙に計算式を示して答えよ。
ただし、冷却管材の熱伝導抵抗は無視できるものとし、空気と冷媒との温度差は算術平均温度差を用いて計算せよ。 （15点）
（1） 凝縮器の空気側伝熱面積を基準とした平均熱通過率K [kW/(m^2・K)] を求めよ。
（2） 凝縮器出口側の空気温度ta2 (℃) を求めよ。
（3） 凝縮温度tk (℃) を求めよ。
解き方
与えられた条件と勉強して覚えた公式で上手に導き出しましょう。
与えられた条件
- Φk＝5.5 kW
- αa＝0.05 kW/(m^2・K)
- αr＝2.0 kW/(m^2・K)
- A＝14 m^2
- ｍ＝24
- ta1＝30 ℃
- qva＝0.4 m^3/s
- ρa＝1.2 kg/m^3
- Ca＝1.0 kJ/(kg・K)
覚えた公式
- Φk＝Ca・ρa・qva(ta2 － ta1)
- Φk＝K・A・Δtm
（1） 凝縮器の空気側伝熱面積を基準とした平均熱通過率K [kW/(m^2・K)] を求めよ。
特に説明はいらないでしょう。
答え 0.03125 [kW/(m^2・K)]
（2） 凝縮器出口側の空気温度ta2 (℃) を求めよ。
特に説明はいらないでしょう。
Φk ＝ Ca・ρa・qva(ta2 － ta1) 5.5 ＝ 1.0×1.2×0.4×(ta2 － 30) 5.5 ＝ 0.48×(ta2 － 30) ta2 ＝ 41.458333 ≒ 41.5
答え 41.5 (℃)
（3） 凝縮温度tk (℃) を求めよ。
まずは、Δtmを求めましょ。
では、tkを求めましょ。
答え 48.3 (℃)
コメント
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訂正箇所履歴
【2018(H30)/09/06 新設】
- 公式が浮かべば楽勝問題でした！