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過去問をこなしているなら、無問題かと。
必要とする板厚taは、
『上級 冷凍受験テキスト:日本冷凍空調学会』<9次:P178左 (12.5)式)><8次:P171左 (12.5)式)>>
設計圧力2.96MpaをPとし、数値代入します。
答え ta = 10 (mm)
なんだか、楽勝です。
銅板に誘起される最大引張応力は円筒胴の接線方向の応力σtである。
(テキスト<9次:P176左 (12.1式)><8次:P169右 (12.1式)>)
設計どおりに制作されたと確認されたものは、設計圧力を許容圧力としてもよいので、
最小試験圧力Ptは、
Pt = 1.5P = 1.5×2.96 = 4.44 Mpa
以下、引用部分を参照にしてください。
(b)設計圧力どおり製作されたもので、腐食などがないことが確認されたものは、許容圧力の計算(板厚からの逆算など)をすることなく、設計圧力を許容圧力としてよい。
<9次:P174左~ 12.4.2 設計圧力 左下から10行目~>を引用。
高圧部の設計圧力は、表12.5(a)に示したように、基準凝縮温度によって区分されている。これは、装置を運転しているときの最高使用圧力が設計圧力と考えているからである。
表12.5は、9次改訂版では表12.5(a)と表12.5(b)に分割された。
テキスト<9次:P175 12.4.3 許容圧力>冒頭部分を引用しておく。
許容圧力とは、既存(既設)の設備が実際に許容できる圧力である。したがって、設計圧力をもとに計算して求められた最小の板厚と既存(既設)の圧力容器における腐れしろを除いた肉厚が同じならば、その圧力容器の設計圧力と許容圧力は等しくなる(12.8参照)
耐圧試験の圧力は、液体で行う場合には設計圧力または許容圧力のいずれか低いほうの圧力の1.5倍以上の圧力とする。
なので、Ptで生じる最大引張応力は、
答え σt = 88.8 (N/mm^2)
参考)この解答は平成19年度の(2)をほとんどコピペです。
【2016/03/21 新設】