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一度攻略しておけば、楽勝かな。
問2 下図は、R22小型冷凍装置に使用される容量制御方式の一つを示したもので、
負荷減少時に、吐出しガスの一部を膨張弁直後の低圧側にバイパス弁を通して絞り膨張させる方式である。
この装置について、次の(1)および(2)の間に、解答用紙の所定欄に計算式を示して答えよ。
(20点)
(1)この冷凍装置の冷凍サイクルを解答用紙のp-h線図の略図上に示し、さらに点1~点6の各点を図中に記入せよ。
(2)この冷凍装置で、吐出しガス量の20%を膨張弁直後の低圧側(点5)に絞り膨張させて、容量制御を行った。容量制御時の運転状態点1、2、3および4が全負荷時と同じであるとすると 、容量制御時の成績係数は全負荷時の何%になるか。
ただし、各状態点の比エンタルピーは下記の通りとする。
h1 = 405.8 kJ/kg
h2 = h5 = 447.0 kJ/kg
h3 = h4 = 243.6 kJ/kg
テキストでは、『SIによる 上級 冷凍受験テキスト:日本冷凍空調学会』<7次:P21>です。(理屈を把握して)覚えておくしかありません。
解答図
参考図
<<ホットガスバイパス式容量制御サイクル>>(補足)
容量制御時の成績係数を、(COP)th.Rpとする。
全負荷時の成績係数を、(COP)th.Rとする。
設問を式にすると、
この式がわからない方は、「2種冷凍学識計算攻略-(COP)」のページを参照してください。
ここで不明な数値は、h6です。では、a点の熱収支を組み立てましょう。
流出するものと流入するものを左辺右辺にまとめましょう。
冷媒循環量を「q」とすると、
q・h6 = 0.80q・h4 + 0.20q・h5
qが消えるので
h6 = 0.80・h4 + 0.20・h5
では、数値を代入して
では、
h6がわかったので前述の計算式に数値代入して
答え 74.9 %
長々と記述してありますが、本番は適度に省略して書いてくださいね。 ご健闘をお祈りします。
【2016/02/11 新設】