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アンモニア冷媒の特徴

 『初級 冷凍受験テキスト:日本冷凍空調学会』<8次:P53 (4.4.5 アンモニア冷媒の特徴)>です。8次改訂版(2019(R01)/11/30発行)では全般的に文章が見直され、 3行ほど漏洩検知が追加された。1頁程度であるが出題数は多い。

アンモニアの比重

・アンモニア液は潤滑油(冷凍機油)よりも重く、漏えいしたガスは空気よりも軽い。 H19/04 答え

【×】 アンモニア液は潤滑油(冷凍機油)よりも軽い。この先、フルオロカーボンの特徴と比較される。健闘を祈る。 テキストは<8次:P53 (4.4.5 アンモニア冷媒の特徴)>の見出しの下行(太字)にズバリ的。

・アンモニア冷媒の飽和液は潤滑油よりも重く、装置から漏れたアンモニアガスは空気よりも重い。 H23/04 答え

【×】  アンモニア冷媒の飽和液 (←アンモニア液のこと)に惑わされないように。
 ・アンモニア冷媒の飽和液は潤滑油よりも軽い
 ・アンモニアガスは空気よりも軽い。(天井に溜まる)

・アンモニアガスは空気より軽く、空気中に漏えいした場合には、天井の方に滞留する。 H26/04 R01/04 答え

【◯】 素直な良い問題だね。 テキスト<8次:P53 下の方>

・同じ体積で比べると、アンモニア冷媒液は冷凍機油よりも重いが、漏えいしたアンモニア冷媒ガスは空気よりも軽い。 H30/04 答え

【×】 バツです。正しい文章にしてみましょう。

  同じ体積で比べると、アンモニア冷媒液は冷凍機油よりも軽いが、漏えいしたアンモニア冷媒ガスは空気よりも軽い。


アンモニアによる金属の腐食

 アンモニアと金属の関係はテキスト<8次:P53 下3行~P54にかけて>(フルオロカーボンについては<8次:P52 冒頭部分>)

・ 銅および銅合金に対してアンモニアは腐食性があるが、フルオロカーボンは腐食性がない。 H11/04 答え

【◯】 アンモニアに関してはテキスト<8次:P53 下三行>。フルオロだけでは金属を腐食させない<8次:P52 冒頭三行>が、水分の混入に注意。

・冷凍機油はアンモニア液よりも軽く、アンモニアガスは室内空気よりも軽い。また、アンモニアは銅および銅合金に対して腐食性があるが、鋼に対しては腐食性がないので、アンモニア冷凍装置には鋼管や鋼板が使用される。 H27/04 答え

【×】 「冷凍機油はアンモニア液よりも重く、」が正解。後の文言は、みな正解。テキストは、<8次:P53>です。

・アンモニア冷媒は銅および銅合金に対して腐食性がなく、銅管や黄銅製の部品の使用が可能である。 H29/04 答え

【×】 楽勝ですね!
  アンモニア冷媒は銅および銅合金に対して腐食性があるので、銅管や黄銅製の部品が使えない テキスト<8次:P53 下3行~P54にかけて>


 参考:チョッとフルオロカーボンの腐食の問題を1問置いておきます。

・フルオロカーボン冷媒を用いた冷凍装置には、銅および銅合金が使用できる。 H19/04 答え

【◯】 はい、その通り。 テキスト<8次:P52>冒頭に、ズバリ的。


アンモニアと水分

 テキスト<7次:P48>

・アンモニア液と水とは、ほとんど溶け合わない。 H19/04 答え

【×】 水とアンモニアはよく溶け合うのです!(勉強してないと、うっかり間違うかも。)テキスト<8次:P54 3行目>

・アンモニア液は、水と容易に溶け合ってアンモニア水となるので、冷凍装置内に侵入した水分が微量であれば、とくに差し支えない。 H18/04 答え

【◯】 その通り!!この問題は凄く美味しい…、はずだ。
 冷媒と水に関してはいろいろ出題されるけど、絶対ゲットすること!テキスト<8次:P54 3行目から>

・アンモニア冷凍装置内に、微量の水分が混入しても運転に大きな障害を生じないが、水分が多量に混入すると、装置の性能が低下し、潤滑油が劣化する。 H23/04 答え

【◯】 ぉう! <8次:P54>。(冷凍機油の変質・劣化)

・アンモニア冷媒は水と容易に溶け合ってアンモニア水になるので、冷凍装置内に多量の水分が存在しても性能に与える影響はない。 H25/04 答え

【×】 多量か微量かの水分が、ポイントだね。(H18年度と比較せりし)  水分が微量であれば、とくに差し支えない。


アンモニアと油

 アンモニアと油に関しては、テキスト<8次:P54 7行目>からですね。

・ アンモニア液は鉱油(鉱物油)に溶けにくいので、油が液溜め器の液面近くに溜まりやすい。 H13/04 答え

【×】 「アンモニアは上へ、油は下へ」と覚えれば良いでしょう。

・アンモニア液は、鉱油にほとんど溶解しない。また、アンモニア液のほうが鉱油よりも比重が小さいので油溜め器、液溜め器などでは油が底に溜まるので、油抜きは容器底部から行う。 H22/04 答え

【◯】 ま、なんとなく【◯】にするよね。 テキスト<8次:P54>。

・アンモニア液は鉱油にほとんど溶解せず、鉱油のほうがアンモニア液より比重が小さく、油タンクや液だめでは、油はアンモニア液の上に浮いて層を作る。 H28/04 答え

【×】 語句を入れ替えて(下線)、正しい文を記しましょう。
  アンモニア液は鉱油にほとんど溶解せず、アンモニア液のほうが鉱油より比重が小さく、油タンクや液だめでは、アンモニア液は油の上に浮いて層を作る。

 参考)8次改訂版では、  上に浮いて層を作る。 という表現は削除され、単に  鉱油は底部に溜まる という表現にとどまっている。ま、どんな表現であれ勉強していれば大丈夫でしょう。

アンモニアと油、ちょっと参考

・潤滑油として鉱油を用いたアンモニア冷凍装置では、圧縮機から吐き出された油は、冷媒とともに装置内を循環して圧縮機に戻す。 H17/04 答え

【×】 圧縮機に戻すのはフルオロカーボン冷凍装置。
 テキストを開くべし、<8次:P88~P89 ((c) 油抜き(油戻し) )>読むべし。
 問4でもこのように蒸発器の章からも絡めてくるので満遍なく勉強し過去問をすれば、100点…。健闘を祈る。

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 『SIによる 初級 冷凍受験テキスト』7次改訂版への見直し、済。(14/06/24)
 『初級 冷凍受験テキスト』8次改訂版への見直し、済。(20/05/14)

修正・訂正箇所履歴

【2016/05/09 新設】

  • テキスト8次改訂版(R01(2019)-11月改訂)へ対応、および、文章を見直し。(2020(R02)/05/14)

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【参考文献】

  • SIによる初級受検テキスト:日本冷凍空調学会
  • 上級受検テキスト(SIによる上級受検テキスト):日本冷凍空調学会
  • 冷凍機械責任者(1・2・3冷)試験問題と解答例(13):日本冷凍空調学会
  • 第3種冷凍機械責任者試験模範解答集 :電気書院
  • 第1・2種冷凍機械責任者試験模範解答集 :電気書院

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