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化学的安定性と電気的性質(P51)

  • 化学的安定性と電気的性質は、テキスト<8次:P51>にまとめられている。
  • 化学的安定性は、高温状態での冷媒や装置への影響を把握したい。
  • 電気的性質は、電気絶縁性(電気の通りにくさ)がポイント。

化学的安定性P51

 特に高温による影響に注意する必要がありそうです。

・冷媒は科学的に安定していることが望ましいが、冷凍装置内で、油、微量の水、金属とともに共存状態にある冷媒の化学的安定性は低下する。 by echo 答え

【◯】 冷凍装置内での、熱分解や金属や油との化学反応による装置への影響などに注意しなければならない。テキスト<8次:P51 8行目>

・冷凍装置の中では、フルオロカーボン冷媒と油、それに微量の水分と金属などが共存しているので、温度が高くなると冷媒の分解や油の劣化が生じ、金属腐食や潤滑不良を起こすことがある。 H21/04 答え

【◯】 ぅむ、その通り!と、言うしかない。
テキスト<8次:P51 (4.4.2 化学的安定性)>8~13行にズバリ的。

・フルオロカーボン冷媒の場合、通常、圧縮機吐き出しガス温度は130℃~140℃を超えないよう制御・運転すれば、高温による熱分解の防止・抑制ができる。 by echo 答え

【×】 120℃~130℃です。テキストには太字で記されているので、記憶しましょう。テキスト<8次:P51 15行目>

・冷媒は化学的に安定であることが求められる。フルオロカーボン冷媒の場合、冷媒の高温による熱分解を防止・抑制するため、通常、圧縮機吐出しガス温度は120~130℃を超えないように制御茜運転される。 R05/04 答え

【◯】 良い問題ですね。テキスト<8次:P51 ~15行目>

・フルオロカーボン冷媒は、約300℃で熱分解が始まる。 by echo 答え

【◯】 という性質のようなので、圧縮機吐き出しガス温度を120~130℃に抑えれば、冷媒施設が300℃近くになることも防ぐことができるのではないだろうか。テキスト<8次:P51 16行目>

・フルオロカーボン冷媒自信は化学的安定性が非常に高いが、火炎や高温にさらされると、熱分解や有毒ガスを発生させることがある。 by echo 答え

【◯】 火事などの災害による二次災害に防止のため、保管場所にも注意が必要です。テキスト<8次:P51 17行目>


電気的性質P51

 「絶縁性」がポイントかな。

・密閉圧縮機を使用する冷凍装置では、電動機と冷媒循環系統は別に存在するので、使用する冷媒の良好な電気絶縁性は特に必要としない。 by echo 答え

【×】 密閉式を把握してないと案外【◯】にしてしまうかも!? 正しい文章にしてみましょう。テキストは<8次:P51 下から5行目>

・密閉圧縮機を使用する冷凍装置では、電動機が冷媒循環系統内に存在するので、使用する冷媒の良好な電気絶縁性を必要とする

・一般に、フルオロカーボン冷媒は電気抵抗が大きく、電気絶縁性が良い。 by echo 答え

【◯】 フルオロカーボン冷媒の電気的性質の特徴の代表的なものですね。テキスト<8次:P51 下から3行目>

・HCFC冷媒は、 HFC冷媒と比べると誘電率が大きく、その電気絶縁性がやや劣るので、圧縮機からの漏れ電流には注意を要する。 by echo 答え

【×】 こんな意地悪な問題出るかしら!? 笑)正しい文章にしてみましょう。テキストは<8次:P51 下から3行目~>

HFC冷媒は、 HCFC冷媒と比べると誘電率が大きく、その電気絶縁性がやや劣るので、圧縮機からの漏れ電流には注意を要する。

参考)
HCFC冷媒とHFC冷媒

 21/12/21

 『初級 冷凍受験テキスト』8次改訂版へ適応。(21(R03)/12/21)

修正・訂正箇所履歴

【2021(R03)/12/21 新設】

【参考文献】

  • 初級 受検テキスト(SIによる初級受検テキスト):日本冷凍空調学会
  • 上級 受検テキスト(SIによる上級受検テキスト):日本冷凍空調学会
  • 冷凍機械責任者(1・2・3冷)試験問題と解答例(13):日本冷凍空調学会
  • 第3種冷凍機械責任者試験模範解答集 :電気書院
  • 第1・2種冷凍機械責任者試験模範解答集 :電気書院

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