耐圧試験

 圧力試験の一番最初は、耐圧試験の把握です。

 テキストは『上級 冷凍受験テキスト:日本冷凍空調学会』<8次:P180 (13.2.1 耐圧試験)>です。

Back to top ↑

試験対象

 まず「対象」で、容器の大きさを考えねばなりません。テキスト<8次:P180右 ((2) 対象)

・長さ450mm、内径200mmの油分離器は、圧力容器になるので耐圧試験をしなければならない。 H17ho/09 答え

【◯】 「内径160mmを超えるものは圧力容器」と覚えておこう。テキスト<8次:P180右>

・内径300mmのフィルタドライヤやヘッダは、配管として認められ、耐圧試験を必要としない。 H18ho/09 答え

【×】 ぅむ。
 160mm以下のヘッダやフィルタは「配管」となる。平成17年に続いて、手を替え品を変え、受験者を攻めてきます。でも、あなたは大丈V!

・圧力容器の内径が200mmのものや自動制御機器、軸封装置は耐圧試験を行わなくてよい。 H19ho/09 答え

【×】 ほら、19年も出た。ま、これは200mmという時点で圧力容器だから耐圧試験は必要。

 「自動制御機器、軸封装置」ってとこが引っ掛かる?よね。これは、除外事項として壊れるおそれがあるからしなくても良いとのことです。(ソースは、『冷凍機械責任者(1・2・3冷)試験問題と解答例(平成22年度編入)』の解答より)

 【ツラリツラリと考えると、】 ← 続きはクリック

 「軸封装置」は開放圧縮機のシャフトシール<8次:P34左>のことで、「自動制御機器」って膨張弁や調整弁、スイッチやサーモだよね。耐圧試験とかするの?みたいに思える。

 でもしかし、個々に耐圧試験が必要であったとしてもすでに耐圧試験がされていると考えれば良いのかなと思う。下記の引用文にも関係しているかもしれない。(ぜんぜんあさってのことを書いているかもしれないです。あしからず。じゃッ、さらば。)

── テキスト<8次:P180右下>より引用 ──
  耐圧試験は,耐圧強度を確認しなければならない構成機器またはその部品ごとに行う全数試験である.部品ごとに試験したときは,それを組み立てた機器も耐圧強度が確認されたものとみなされる.

・耐圧試験は、圧縮機や圧力容器などの耐圧強度を確認するために行われているものであるため、配管やその付属品では不要で、内径が180mm未満のフィルタードライヤも実施する必要がない。 H22ho/09 答え

【×】 ぅむ、160mmを超えてますから圧力容器になります。
 テキスト<8次:P180右下>には、フィルタドライヤやヘッダ、配管の事が記されているね。

・外径160mmのヘッダは圧力容器としてみなされ、耐圧試験の対象となる。
 H23ho/09 答え

【×】 「160mmを超えるもの」ですから、外径160mmのヘッダは「圧力容器」ではなく「配管」とみなされる。 耐圧試験は配管以外の部分が対象と記されている。<8次:P180左下>・・・健闘を祈る!

・耐圧試験は、圧縮機、圧力容器など耐圧強度を確認しなければならない構成機器またはその部品を対象として、実際の使用状態での耐圧性能を確認するために行う。 H27ho/09 答え

【◯】 ぅむ。
 テキスト<8次:P180左下 ((1) 目的)>の最初の一行  で、実際の使用状態での

Back to top ↑

強度試験

 これは、はココに置いておく。テキストは<8次:P181右 ((補足説明) 強度試験)

・圧縮機や容器など冷媒設備の配管以外の部分について、その強さを確認するために、耐圧試験の代わりに量産品について適用する試験に強度試験があり、試験圧力は設計圧力の3倍以上でなければならい。 H22ho/09 答え

【◯】 世の中そういうことになっているらしいy。
 「配管以外部分について」<8次:P181右 ((補足説明) 強度試験)>を読み、表13.3も見る。しかない。

 【無理して読まなくても良い】 ← どうしても読みたければクリック

この問題は、試験不合格に導く問題だろう…。ぅむ、テキストに載っているのだから出題されても愚痴や文句は言えまい。 ま、このような珍しい問題で分からなくとも、それなりに過去問をこなしておけば60点は取れると思うよ。ただし、「学識」10問の場合は、計算問題2問を落とすような学習であれば問題外であろう。じゃ、健闘を祈る!(2017(H29)/09/02記ス)

・製品のばらつきが生じにくいことが確認された圧縮機などの量産品については、抜取り試験である強度試験を実施し、個別に行う耐圧試験を省略できる。 H25ho/09 答え

【◯】 テキストは<8次:P181右 ((補足説明) 強度試験)>です。ま、一度でもテキスト読んで、ザッと記憶にとどめておくしかないです。

・圧縮機や容器など冷媒設備の配管以外の部分について、耐圧試験に代わり量産品に対して適用する強度試験がある。その試験圧力は、耐圧試験圧力より高い。 H29ho/09 答え

【◯】 平成22年度と同等の問題です。 テキスト<8次:P181右 ((補足説明) 強度試験)>の後半に、  強度試験の試験圧力は,設計圧力の3倍以上 の高い圧力,すなわち液体で行う耐圧試験圧力 の2倍以上ということになる. と記されている。

Back to top ↑

使用流体

 テキストは<8次:P181左上 ((3) 使用流体)>です。

・耐圧試験に用いる液体は、水以外は使用できない。 H13ho/09 答え

【×】 テキスト<8次:P181左上 ((3) 使用流体)>を記憶しておこう。 原則としては液体で、液体を使用できない場合は、窒素か空気。

・冷凍保安規則関係例示基準により、液圧による耐圧試験の流体として油を使用し、設計圧力または許容圧力のいずれか低いほうの圧力の1.5倍以上の圧力で試験することにした。 H19ho/09 答え

【◯】 この問題はココでイイや。さて、1.5倍云々はOKとして。
 「油を使用し」が?となるけども、水、油、その他難燃性の液体を使用する。テキストでは「水や油を使用し、<以下略>」とある。とうぜん、ガソリン・灯油は駄目。テキスト<8次:P181左上 ((3) 使用流体)>をよく読んで。

・耐圧試験は一般に液圧で行う試験であるが、液体を使用することが困難な場合は、一定の条件を満たせば空気や窒素などの気体を用いて試験を行うことも認められている。 H28ho/09 答え

【◯】 そうだね、その通り。テキスト<8次:P181左上 ((3) 使用流体)>内の最後の方。

・圧力容器などの耐圧強度を確認するための耐圧試験は液圧で行う試験であり、空気、窒素などの気体を用いることはできない。 H29ho/09 答え

【×】 できる!(楽勝ですね。) テキスト<8次:P181左上 ((3) 使用流体)の後半にズバリ的。

Back to top ↑

試験圧力

 液体は1.5倍以上、気体は1.25倍以上と、とりあえず記憶スべし。テキスト<8次:P181左 ((4) 試験圧力)

・耐圧試験の圧力は、設計圧力または許容圧力のいずれか低い方の圧力の1.5倍以上とする。 H13ho/09 答え

【◯】 テキスト<8次:P181左 ((4) 試験圧力)

 参考) 冷凍保安規則関係例示基準5.(2)
  耐圧力試験は、設計圧力または許容圧力のいずれか低い圧力(以下この項において「設計圧力等」という。)の1.5倍以上の圧力とする。

・耐圧試験の圧力は、液圧によって試験を行う場合には、設計圧力または許容圧力のいずれか低いほうの圧力の1.5倍以上の圧力とした。 H16ho/09 答え

【◯】 ぅん。

・冷凍保安規則関係例示基準により、耐圧試験を液体で行う場合、試験圧力は設計圧力または許容圧力のいずれか低い方の圧力の1.5倍以上の圧力で、気体で行う場合の最低試験圧力よりも高い。 H20ho/09 答え

【◯】 ぅむむ。液体は1.5倍、気体の場合は、1.25倍とある。と、いうことでいいよね。

・冷凍保安規則関係例示基準により、耐圧試験の圧力は、液体によって試験を行う場合には設計圧力または許容圧力のいずれか低いほうの圧力の1.5倍以上の圧力で、気体で行う場合の圧力と同じである。 H21ho/09 答え

【×】 ぅむ、ちがうよね~! 気体の場合は1.25倍以上

・耐圧試験時に機器の材料に発生する応力が、その材料の降伏点よりも低くなければならないので、試験圧力は必要以上に高くしてはならない。 H25ho/09

・耐圧試験は、設計圧力の範囲内で事故の発生が避けられることの確認のために行うものであり、加圧時に機器の材料に発生する応力が、その材料の降伏点より低くなければならない。 H30ho/09答え

【両方 ◯】 この問題はココでいいよね。
 テキストは<8次:P180 ((1) 目的)>右上に、ズバリです。

・耐圧試験は、圧力容器など耐圧強度を確認しなければならない構成機器に対し、液体や気体を用いて行う。この試験は、気密試験よりも高い圧力で実施されるが、液体で耐圧試験を行った場合でも気密試験を省略することはできない。 H26ho/09 答え

【◯】 この問題はココにおいておきます。
 この問題文には、いろいな問が含まれているが、いちいち、その通りなのです!(テキストどこかにズバリあるのかなぁ。(疲れ))
------------------------
H26年度の問題は、このように広い知識が必要になる問題がチラリホラリ。つまり、1種レベルに近い

 05/05/21 05/09/07 07/12/19 08/02/08 09/03/09 10/10/10 11/07/28 12/05/19 13/09/18 14/09/20 16/09/16 17/12/23 19/06/27

Back to top ↑

修正・訂正箇所履歴

【2016/08/03 新設】(← 履歴をここに作った日

  • テキスト8次改訂版へ対応済み。解説見直し。 (2017(H29)/01/07)
  • 「強度試験」の解説を見直し追加。 (2017/09/02)

【参考文献・リンク】

  • SIによる初級受検テキスト:日本冷凍空調学会
  • 上級受検テキスト(SIによる上級受検テキスト):日本冷凍空調学会
  • 冷凍機械責任者(1・2・3冷)試験問題と解答例(13):日本冷凍空調学会
  • 第3種冷凍機械責任者試験模範解答集 :電気書院
  • 第1・2種冷凍機械責任者試験模範解答集 :電気書院

Back to top ↑

^