冷媒 - 地球環境

------ 7次改訂版について -----

 冷媒ページは、けっこう書き換えと書き加えがされているので注意されたい。例として、「冷媒と地球環境(約2ページ分)」は

  • オゾン層破壊
  • 地球温暖化
  • 地球温暖化評価(LCCP ←new

 というように、分散・詳細化されLCCPなる新用語も追加され、約4ページに増えている。過去問だけでは、ヤバイかもしれない。テキストを熟読してください。(2012年5月1日記す)

 8次改訂版は3章から5章に移動したが、内容に大きな変更は見あたらない。(ように思える。)(2016(H28)/12/25記ス)

Back to top ↑

地球環境

・フルオロカーボン冷媒の大気放出は、地球温暖化に影響を与える。 H13ga/09
 答え

【◯】 その通り。テキスト<8次:P56左中 しかし、~>

・CFC冷媒およびHCFC冷媒は大気に放出すると成層圏のオゾン層を破壊し、HFC冷媒はオゾン層を破壊しないものの地球温暖化をもたらすので、どちらも大気へ放出は望ましいことではないが、自然冷媒といわれる非フッ素系冷媒は、大気に放出しても害はないので、放出してもよい。 H20ho/04 答え

【×】 長い文章で思わず身がまえてしまう…。
 自然冷媒は毒性燃焼性があるもの(アンモニア、炭化水素類(プロパン、ブタン)、二酸化炭素など)あり、放出は駄目)テキスト<8次:P216左下~(特に右下)>を読んでおこう。

・フルオロカーボン冷媒は地球温暖化係数が大きいので、温暖化防止のためには、冷凍装置からの漏れの低減、冷凍装置廃棄時の冷媒の確実な回収、冷媒充てん量の削減ならびに機器の効率向上に努めなければならない。 H21ga/09 答え

【◯】 この手の環境の問題は、だいたい正しい文章が多い。(と、私的に思っている。)テキスト<8次:P216左下~(特に右下)>
 地球温暖化係数GWP<8次:P58右下 (5.2.3 地球温暖化評価)前後>

・HFC冷媒は、オゾン層を破壊し、温暖化をもたらすので、大気放出を極力抑える必要がある。 H23ho/04 答え

【×】 ぉっと、誤りだ!!
 CFC系冷媒およびHCFC系冷媒はオゾン層を破壊するが、HFC系冷媒はオゾン層を破壊しないが温暖化はもたらす。
 テキスト<8次:P216左上 (16.1 冷媒の大気排出抑制)>テキスト開いて勉強するしかないのです。

・地球温暖化を評価する指標として、冷媒の地球温暖化係数(GWP)と総合的地球温暖化指数(TEWI)がある。このTEWIは、直接温暖化影響と間接温暖化影響の和として定義されており、その直接温暖化影響は冷媒のGWPに等しい。 H23ga/09 答え

【×】 勉強してないとチンプンカンプンだろう。
 さて、どこが間違っているか。最後の「GWPに等しい」が誤り。(等しくない)

 テキスト的には<8次:P59左>の計算式から読み取るしかない。
 「TEWI=直接効果+間接効果」で、
 「直接効果=GWP・L・N+GWP・M・(1-a)」だから、
 直接温暖化傾向(直接効果)はGWPと等しくない。

 なんという、ウンチ問題・・・失礼。(2種で、ここまで理解しなければいけないのかなぁ、疑問)・・・健闘を祈る。

-------------- 7次改訂版の違い(2012/05/03記) --------------
 直接温暖化傾向 → 直接効果
 間接温暖化傾向 → 間接効果
 直接温暖化影響 → 直接効果
 ちなみに、製品寿命評価LCA、製品寿命気候負荷LCCPが、7次より追加されたので注意されたい。
--------------
 8次改訂版での変更は見あたらない。(2016(H28)/12/25記ス)

・CFC系冷媒、HCFC系冷媒は大気に放出されると成層圏のオゾン層を破壊し、HFC系冷媒は地球温暖化をもたらすなど、気候変動による地球規模の環境破壊の原因となるが、自然冷媒と呼ばれる非ふっ素系冷媒はオゾン層破壊や温暖化への影響がなく、安全性の観点からも大気放出をしても問題はない。 H25ho/04 答え

【×】 自然冷媒が何であるか、分かっていないと、カンで勝負。
でも、ま、大気放出なんてダメだよねぇ。楽勝でしょう。

テキスト的<8次:P216 (16.1 冷媒の大気排出抑制)>を、熟読しておくしかない。

・自然冷媒には、アンモニア、炭化水素類、二酸化炭素などがある。これらの自然冷媒は全て、地球温暖化係数が1であり、オゾン層を破壊しないが、毒性や燃焼性に注意を払う必要がある。 H26ho/04 答え

【×】 さて、何が誤りなのか…。

 「自然冷媒には、アンモニア、炭化水素類、二酸化炭素などがある。」 ← 正解 (テキスト<8次:P216左下>)

 「これらの自然冷媒は全て、地球温暖化係数が1であり、」 ← 誤り テキスト<8次:P63 (表5.3 非ふっ素系冷媒の代表特性)のGWP CO2比>から
 というか、二酸化炭素が基準でこれを「1」として比較しているから、ま、みんな「1」というのはおかしいんでないの。と、気がつくだろう。プロパンは3、アンモニアは0、水は0である。

 「オゾン層を破壊しないが、毒性や燃焼性に注意を払う必要がある。」 ← 正解。 (テキスト<8次:P216左下~>)

 と、いうわけで「保安」の試験でも、学識編の知識が必要という少々反則気味の問題でありました。健闘を祈る!

 05/05/31 07/12/05 08/02/08 09/03/15 10/10/10 11/10/26 12/05/03 14/08/30 15/07/02 16/12/26

Back to top ↑

修正・訂正箇所履歴

【2016/07/16 新設】(← 履歴をここに作った日

  • テキスト8次改訂版へ対応。解説を見直し。(2016(H28)/12/26)

Back to top ↑

【参考文献・リンク】

  • SIによる初級受検テキスト:日本冷凍空調学会
  • 上級受検テキスト(SIによる上級受検テキスト):日本冷凍空調学会
  • 冷凍機械責任者(1・2・3冷)試験問題と解答例(13):日本冷凍空調学会
  • 第3種冷凍機械責任者試験模範解答集 :電気書院
  • 第1・2種冷凍機械責任者試験模範解答集 :電気書院

Back to top ↑

^