冷媒の性質による配慮点(保安編)

 「保安」の問題は『上級 冷凍受験テキスト』<8次:P216~221 (16章 冷媒の性質による配慮点)>を、目次にそって過去問題を分類してあります。

 本来であればメインメニュー(一番上)に分類して設けるべきであるが、「冷媒とブライン」に、 冷媒とブライン submenuとして、「冷媒(学識編)」「冷媒の性質による配慮点(保安編)ココ」「ブライン」として分類してある。

 なので、『上級 冷凍受験テキスト』にそって学習しないと全体を把握できにいと思われます。

 試験はこのテキスト文章を、基にして組み立てられています。(反則気味もありますが…)独特の日本語の言い回しになれましょう。ぜひ公式テキストを用意してください


冷媒の大気排出抑制 P216

・HFC冷媒は、冷凍装置から漏えいすると、成層圏のオゾン層を破壊する。 H16ho/04
 答え

【×】 HFC冷媒は塩素を含まないので、オゾンを破壊しない。<8次:P216左上(16.1 冷媒の大気排出抑制)

・CFC冷媒およびHCFC冷媒は大気に放出すると成層圏のオゾン層を破壊し、HFC冷媒はオゾン層を破壊しないものの地球温暖化をもたらすので、どちらも大気へ放出は望ましいことではないが、自然冷媒といわれる非フッ素系冷媒は、大気に放出しても害はないので、放出してもよい。 H20ho/04 答え

【×】 長い文章で思わず身がまえてしまう…。
 自然冷媒は毒性燃焼性があるもの(アンモニア、炭化水素類(プロパン、ブタン)、二酸化炭素など)あり、放出は駄目)テキスト<8次:P216左下~(特に右下)>を読んでおこう。

・HFC冷媒は、オゾン層を破壊し、温暖化をもたらすので、大気放出を極力抑える必要がある。 H23ho/04 答え

【×】 ぉっと、誤りだ!!
 CFC系冷媒およびHCFC系冷媒はオゾン層を破壊するが、HFC系冷媒はオゾン層を破壊しないが温暖化はもたらす。
 テキスト<8次:P216左上 (16.1 冷媒の大気排出抑制)>テキスト開いて勉強するしかないのです。

・CFC系冷媒、HCFC系冷媒は大気に放出されると成層圏のオゾン層を破壊し、HFC系冷媒は地球温暖化をもたらすなど、気候変動による地球規模の環境破壊の原因となるが、自然冷媒と呼ばれる非ふっ素系冷媒はオゾン層破壊や温暖化への影響がなく、安全性の観点からも大気放出をしても問題はない。 H25ho/04 答え

【×】 自然冷媒が何であるか、分かっていないと、カンで勝負。
でも、ま、大気放出なんてダメだよねぇ。楽勝でしょう。自然冷媒は、アンモニア、炭化水素類(プロパン、ブタン)、二酸化炭素などで、異臭、毒性、燃焼性、酸素欠乏症など大気放出は望ましくない。

テキスト的<8次:P216 (16.1 冷媒の大気排出抑制)>を、熟読しておくしかない。

・自然冷媒には、アンモニア、炭化水素類、二酸化炭素などがある。これらの自然冷媒は全て、地球温暖化係数が1であり、オゾン層を破壊しないが、毒性や燃焼性に注意を払う必要がある。 H26ho/04 答え

【×】 さて、何が誤りなのか…。正しい文章にしてみましょう。

  ・自然冷媒には、アンモニア、炭化水素類、二酸化炭素などがある。これらの自然冷媒の地球温暖化係数は、アンモニアは0、炭化水素類(プロパン)は3、二酸化炭素は1、と低くく、オゾン層を破壊しないが、毒性や燃焼性に注意を払う必要がある。

 自然冷媒の具体的数値は、上級テキスト学識編<8次:P57「地球温暖化」>に記されている。

・自然冷媒には、アンモニア、炭化水素類、二酸化炭素などがある。これらの自然冷媒は、地球温暖化係数が1であり、オゾン層を破壊しないが、毒性や燃焼性に注意を払う必要がある。 R01ho/04 答え

【×】 温暖化係数はそれぞれ違いますね。「H26ho/04」と同等の問題なのでココに記す。忘れた頃(最新の過去問題集から消える頃)に出題されるので、頑張ってくださいな。

・フルオロカーボン冷媒のうち、CFC系冷媒およびHFC系冷媒は大気に放出されると、成層圏のオゾン層を破壊する。 H29ho/04 答え

【×】 素晴らしい惑わし問題です…。HFC系冷媒はオゾン層破壊はしませんね。オゾン層破壊するのはCHC系冷媒とHCFC系冷媒です。 テキスト<8次:P216左上 (16.1 冷媒の待機排出抑制)

・フルオロカーボン冷媒のうち、CFC系冷媒とHFC系冷媒は、大気に放出されると、いずれも成層圏のオゾン層を破壊する。 R01ho/04 答え

【×】 「HFC系冷媒」はオゾン層は破壊しないが温暖化をもたらす。<8次:P216左上(16.1 冷媒の大気排出抑制)>正しい文章にしてみましょうかね。

  フルオロカーボン冷媒のうち、CFC系冷媒とHCFC系冷媒は、大気に放出されると、いずれも成層圏のオゾン層を破壊する。


冷媒系統への不純物混入防止 P217~P219

水分混入の防止 P217~218

・フルオロカーボン低温冷凍装置では、冷媒充てん前の真空乾燥が不十分であると、運転中に膨張弁が氷結することがある。 H14ho/04 答え

【◯】 水分が冷媒との溶解度以上に混入すると、水分が水滴となって膨張弁で氷結し詰まらせる。<8次:P217左(16.2.1 水分混入の防止)

・フルオロカーボン冷媒の場合、水分が混入すると内部の金属の腐食原因になったり、油が劣化したりするので、水分の混入を避けなければならない。 アンモニアの場合は、微量の水分であれば水とアンモニアとよく溶け合って比較的水分の影響は少ない。 H20ho/04 答え

【◯】 水分が混入するとどうなるのか。フルオロカーボン冷媒とアンモニア冷媒との違いをよく勉強しておこう。この問題分を丸暗記しても良い。
 <8次:P218左上~(16.2.1 水分混入の防止)>冒頭部分と、参考:<8次:P69左真中~(5.6.6 水分による影響)>を読もう
 「フルオロ(水と油)」にもこの問題を入れておきます。

  a. 冷媒配管等への水分混入防止 ~  e. ドライヤ付き空気圧縮機による気密試験 P217~218

 テキスト上の「水分混入の防止」で分類されているa.~e.と、P218左上(アンモニア冷媒装置への水分混入)に該当する問題を分類してみました。

a. 冷媒配管等への水分混入防止 P217左

 見当たらない。

b. 冷凍機油への水分混入防止 P217左

・フルオロカーボン冷媒に水分が混入すると、金属材料の腐食の原因になるが、冷凍機油も劣化する。 H14ho/04 答え

【◯】 冷媒が加水分解して金属材料の腐食原因となる。冷凍機油も加水分解をおこし劣化する。<8次:P217左(b. 冷凍機油の水分混入防止)

・R404A冷凍装置で使用されるポリオールエステル(合成油)は吸湿性が高いので、水分に対する厳重な管理が必要である。 H13ho/04 答え

【◯】 合成油は水分の吸湿性が大きい、フルオロカーボン冷凍装置内への水分混入に注意しないとならない。テキストは下記の学識編と保安編を参考にしてください。
 ・保安編<8次:P217左下 (b. 冷凍機油への水分混入防止)> ← 合成油は水分を吸収・・<略>
<以下参考>
 ・学識編<8次:P70 (5.7.2 冷凍機油の種類)> ← HFC冷媒に使う合成油の名前が書いてある。
 ・保安編<8次:P220右下 (16.8 HFC系混合冷媒の取扱い)> ← HFC系冷媒用冷凍機油は・・<略>

・HFC冷媒用冷凍機油の合成油は吸湿性が高いので、油缶のふたは必要なとき以外は、常にしっかりと閉めておかなければならない。 H15ho/04 答え

【◯】 ふたを開けっぱなしにすると、空気中の水分を吸収し装置内に油とともに水分が混入してしまう。<8次:P217左下 (b. 冷凍機油への水分混入防止)>  缶のフタは~

・冷凍機油の鉱油と合成油(エーテル油)は、吸湿性にほとんど差異がない。 H19ho/04
 答え

【×】 合成油は鉱油に比べ水分を吸収しやすい<8次:P217図16.1>

・HFC冷媒用の冷凍機油は、合成油であり、水分を吸収し劣化しやすい。 H23ho/04
 答え

【◯】 短文の問題分であるが、勉強してないとすんなり◯!と答えられないかもしれない。

・鉱油は合成油に比べて水分を吸収しにくいが、一般に冷凍機油缶のフタは必要なとき以外は、確実に閉めておかなければならない。 H27ho/04 答え

【◯】 、あっていますよね。
 「鉱油はHFC系冷媒用の合成油に比べて水分を吸収しやすく、」← 26年度 ×
 「HFC系冷媒用の合成油は鉱油に比べて水分を吸収しやすく、」 ← 修正 ◯
 「鉱油は合成油に比べて水分を吸収しにくいが、」← 27年度 ◯
 もう、なれたかな?健闘を祈る!

c. 空気の侵入防止 P217左~右

 見当たらない

d. 真空ポンプを用いた十分な装置の乾燥 P217右

・鉱油はHFC系冷媒用の合成油に比べて水分を吸収しやすく、冷凍装置に冷媒を充てんする前に真空ポンプにより装置内を高真空に保って、冷凍機油に溶解した水分を除去する必要がある。 H30ho/04 答え

【×】 この問題はココでいいかな。
 逆ですね、過去問していれば簡単でしょう。正しい文章にしておきましょう。テキストは<8次:P217 (16.2.1 水分混入の防止 b.とd.)

  HFC系冷媒用の合成油鉱油に比べて水分を吸収しやすく、冷凍装置に冷媒を充てんする前に真空ポンプにより装置内を高真空に保って、冷凍機油に溶解した水分を除去する必要がある。

・鉱油はHFC系冷媒用の合成油に比べて水分を吸収しやすく、冷凍装置に冷媒を充てんする前に真空ポンプにより装置内を高真空に保って、冷凍機油に溶解した水分を除去する必要がある。 H26ho/04 答え

【×】 、ち、、違いますよねぇ。
 「HFC系冷媒用の合成油は鉱油に比べて水分を吸収しやすく、」 ←これで正解。<8次:P217左下 (b. 冷凍機油への水分混入防止)

 後半の冷媒充てん…云々は、テキスト<8次:P217右 (d. 真空ポンプを用いた十分な装置の乾燥)

・冷凍装置の真空乾燥では、装置自身の温度をできるだけ高くして、水の凝固をさけながら真空にすると、水分が蒸発しやすく、乾燥しやすい。 H28ho/04 答え

【◯】 そうですね…。
 このね「水の凝固」とかの文言はね、テキストは<8次:P217右 (d. 真空ポンプを用いた十分な装置の乾燥)>に記されている。分類が、疲れるな。

e. ドライヤ付き空気圧縮機による気密試験 P217右

 見当たらない。レアな問題になるから、どこかに紛れ込んでいるかも。

(アンモニア冷媒装置への水分混入)P218左上

・アンモニア冷凍装置内に、少量の水分が入っても大きな影響はないが、あまり多いと冷凍能力が減少する。 H13ho/04 答え

【◯】 水分はアンモニアと溶け合ってアンモニア水となる。
 微量であればあまり影響はないが、多量に溶け込むと蒸発器に残り蒸発圧力がさがって、冷凍能力が低下してしまう。他に、冷凍機油が乳化し金属の腐食原因ともなる。
 テキスト<8次:P218左上(16.2.1 水分混入の防止)>と、参考:<8次:P69左真中~(5.6.6 水分による影響)

・アンモニア冷凍装置の冷媒系統内に侵入した水分は、蒸発器に滞留しやすい。 H14ho/04 答え

【◯】 水はアンモニアに比べ沸点が高いため蒸発せずに蒸発器に滞留していく。 (膨張弁ではアンモニア水となって通過していき、フルオロカーボンに水分が混入したときのような氷結は起こらない。)
 テキスト<8次:P218左上(← 最後の4行)(16.2.1 水分混入の防止

・アンモニア冷凍装置内に侵入した水分は凝縮器内に滞留し、凝縮圧力を上昇させる。 H18ho/04 答え

【×】 これは・・・勉強してないと(感だと)、思わず◯にしてしまう問題。
 アンモニアに溶け込んだ水分は凝縮器には溜まらない、アンモニア冷媒と一緒に蒸発器まで移動する、そして、蒸発器では蒸発できないので蒸発器内に滞留し、蒸発圧力が低下し、冷凍能力が減少する。
  テキストでアンモニアと水の関係(影響)を良く読んでおこう。テキスト<8次:P218左上(← 最後の4行)(16.2.1 水分混入の防止

・フルオロカーボン冷媒の場合、水分が混入すると内部の金属の腐食原因になったり、油が劣化したりするので、水分の混入を避けなければならない。アンモニアの場合は、微量の水分であれば水とアンモニアとよく溶け合って比較的水分の影響は少ない。 H20ho/04

・フルオロカーボン冷媒に水分が混入した場合、金属の腐食や冷凍機油の劣化の原因となる。アンモニア冷媒に水分が混入した場合には、アンモニアに水が溶解して、安定したアンモニア水を作るが、銅やアルミなどはアンモニア水により腐食する。 R01ho/04 答え

【両方 ◯】 フルオロとアンモニア、水分が混入するとどうなるのか。これはココでいいかな。

 フルオロ対水分<8次:P217左(16.2.1 水分混入の防止)
 アンモ二対水分<8次:P218左上(アンモニアを冷媒として~)

・アンモニアは水が混入するとよく溶け合い、少量の水分が機器内に存在しても大きな影響はないが、多量の水分の存在は蒸発圧力の低下を招き冷凍能力が小さくなることがある。その際は凝縮器の底部より水分を除去する。 H25ho/04 答え

【×】 少量の水分ならよく溶け合うので溜まらないが、多量の水分の場合は蒸発器に溜まるので蒸発器の底部より水分を除去する。
 テキスト保安編<8次:P218左上~(16.2.1 水分混入の防止)
 学識編<8次:P69左真中~(5.6.6 水分による影響)>を読むと、なお良い

HFC系冷媒への不純物混入防 止P218~219

ヤクト・ドーガ

 オリジナルカラー

 このあたり以外でも、冷媒と油さらに空気や水分の関係が多く出題されています、「保安」「学識」同じような問題があるので注意。ぃや、美味しいかも。

 油に関しては、鉱油、合成油、水分、スラッジ、溶解、極性などのポイントをつかめば良いでしょう。

・HFC冷媒を使用した冷凍装置の配管の補修を行うとき、たとえば、配管のフレア継手のフレア端面に塗布する油は、一般的に極性をもたない鉱油を使用する。その理由は、HFC冷媒が極性を持たないためである。 H21ho/04 答え

【×】 鉱油は極性をもたない。HFCは(水も)極性をもつ。極性のもつ物と、もたない物は、溶解しない。(油と水は溶解しない)
 <8次:P218右真ん中あたり 16.2.2 HFC系冷媒への不純物混入防止

・HFC冷媒配管のフレア継手端面に塗布する油は、エステル油、アルキルベンゼン油、鉱油を使用する。 H17ho/04 答え

【×】 同じ極性を持つHFCと合成油であるエーテル油、エステル油、アルキルベンゼン油を塗布する。鉱油は非極性なのでスラッジが生じ、目詰まりなどを起こす。 テキスト<8次:P218右中 (16.2.2 HFC系冷媒への不純物混入防止)> 配管のフレア接続の際に

・冷媒系統内のスラッジは冷媒液に溶解せず分離するので、膨張弁の詰まりや圧縮機故障の原因になる。 H17ho/04 答え

【◯】 ピンポン。
 なんとなく溶ける気がしないよね。テキスト<8次:P218 (16.2.2 HFC系冷媒への不純物混入防止)

・部品加工時に使用される切削加工油や防せい(錆)油などの極性を持たない油は、HFC系冷媒には溶解せずに、装置内に残留した場合には膨張弁などに堆積して閉塞させ冷凍能力を低下させたり、冷凍機油を汚染して潤滑不良による各種の不具合を発生させたりする。 H25ho/04 答え

【◯】 その通り!テキスト<8次:P218右上 (16.2.2 HFC系冷媒への不純物混入防止)>を読んでおくしかないです。

 加工油の極性に関しては上記の部分(P218右上)で良いが、冷媒と鉱油の極性に関しては<P219左上 ( 注1))>を参照されたい。(出題されています。下記)

・冷凍装置内に残留した切削加工油や防錆油は、HFC冷媒とよく溶け合い、装置内を循環するので、運転上支障はない。 H18ho/04 答え

【×】 よく溶け合わない!
 分離 → 高温部 → スラッジ → 詰まり (HFCと油の関係は、たくさん出題されるようになるかもしれない。)<8次:P218左下~>

注1)… P219左上

・HFC冷媒は鉱油を溶解しない。それは、HFC冷媒は極性をもつが、鉱油は極性をもたないからである。 H20ho/04 答え

【◯】 テキストの<8次:P219左上 注1)>に記してある。
 これは1冷に出題されるような問題。しかし、2冷でもこのようにさりげなく?出題される・・・現在、HFC冷媒は主流なので重要度がましてきているということなのでしょうか・・・。
 世の移り変わりとともにポイントをつかんでいこう。とはいっても難しいですね。でも、ここで総仕上げをしているあなたは大丈V!でしょう。さぁ、勉強しよう!そして、合格しよう!頑張ろう!

・HFC冷媒は強い極性をもつが、自然界に多く存在する炭化水素系の油は極性をもたない。極性が強い物質と極性が弱い物質とは溶解しない。そのため、HFC冷媒は極性のない冷凍機油を溶解しない。 H24ho/04 答え

【◯】 極性、このポイントをつかめば美味しい問題になるかも。テキスト<8次:P219左上 注1)>(2013/09/05記す)


圧縮機吐出しガス温度との関係 P219

 この両者の比較も、比熱比と同様に感覚勝負!で楽勝ですね。テキストも読みましょう。

・圧縮機の吐出しガス温度は、圧力比によって異なるので、圧力比が同じ場合には、アンモニア冷媒とフルオロカーボン冷媒とではほとんど差はない。 H18ho/04 答え

【×】 圧力比に関しては<8次:P195右下 ((2) 吐出しガス圧力の上昇)、 P196左 ((3) 吸込み蒸気圧力の低下)>をどうぞ。
アンモニアとフルオロは比熱比が違う
 <8次:P219左 (16.3 圧縮機吐出しガス温度との関係)
 <8次:P65 (5.5.5 比熱比)> あたりから読み取る。

・圧縮機吐出しガス温度は、アンモニア冷媒とフルオロカーボン冷媒ではほとんど差がない。 H15ho/04 答え

【×】 アンモニアのほうが、吐出しガス温度は高くなる。フルオロでは125℃が目安。テキスト<8次:P219左 (16.3 圧縮機吐出しガス温度との関係)>に記されている。

・フルオロカーボン圧縮機の吐出しガス温度は、アンモニアの場合よりも高くなるので、潤滑油が劣化しやすい。 H14ho/04 答え

【×】 アンモニアの方が高い!テキスト<8次:P219左>

・吐出しガス温度はアンモニアよりHFC冷媒のほうが高くなるが、エステル油は劣化しないので自動返油を行っても支障はない。 H17ho/04 答え

【×】 ぅわ~、吐出しガス温度はアンモニアよりHFC冷媒のほうが低くなる。エステル油に関してはこれで正解。  <8次:P219左 (16.3 圧縮機吐出しガス温度との関係)

・多気筒圧縮機を使用したアンモニア低温用冷凍装置では、吐出しガス温度が高いので冷凍機油(鉱油)の劣化によりスラッジが生じるため、フルオロカーボン冷凍装置のように再使用せず、劣化した油は抜き取り、新しい油を補充する。 H21ho/04 答え

【◯】 ぅむ。
 テキスト<8次:P219左>読む。

・冷凍機油の劣化は、炭化、酸化、分解生成物の発生などが原因で、冷媒中にスラッジが生じる。そのため、多気筒圧縮機を使用した低温用のアンモニア冷凍装置では、吐出しガス温度が高くなるので冷凍機油(鉱油)は自動返油してはならない。 H22ho/04 答え

【◯】 テキスト<8次:P219左 (16.3 圧縮機吐出しガス温度との関係)>を熟読。 アンモニアの自動返油に関しては<8次:P109右 ((d)デミスタ式(図9.4) )>に記されている。

・フルオロカーボン冷媒使用のヒートポンプ装置による高圧力比運転の場合、吐出しガス温度が100℃以下であれば、劣化による油の交換は必要ない。 H19ho/04

・フルオロカーボン冷媒使用のヒートポンプ装置による高圧力比運転の場合、圧縮機吐出しガス温度が100℃であれば温度による冷凍機油の劣化のおそれがない。 H30ho/04 答え

【両方 ◯】 120~130℃以下であれば劣化による油の交換必要ない。<8次:P219左>
 参考:アンモニアで使用する鉱油の劣化温度120~130℃以上に関しては<8次:P10左中下 (1.4.2.1 断熱圧縮)

・アンモニア冷媒を使用した多気筒圧縮機の吐出しガス温度は、その物性上高温になりやすい。そのため、低温用の冷凍装置においては冷凍機油(鉱油)を消耗品とみなし、劣化した冷凍機油を抜き取って新しい冷凍機油と交換する。 H29ho/04 答え

【◯】 その通り! テキスト<8次:P219左 (16.3 圧縮機吐出しガス温度との関係)>の最後の4行がズバリ!です。


伝熱性能 P219

・フルオロカーボン冷媒の伝熱性能は、アンモニアに比べ低い。 H16ho/04 答え

【◯】 OK テキスト<8次:P219左下(16.4 伝熱性能)

・非共沸混合冷媒の相変化時の伝熱性能は単成分冷媒よりも劣る。伝熱性能の劣る冷媒用の熱交換器では、伝熱性能向上策を講じることが多い。 H28ho/04 R01ho/04(冒頭に  一般に、 が付く、他は同じ。 ) 答え

【◯】 そうですね。テキスト<8次:P219 (16.4 伝熱性能 )>が、ズバリ的です。


漏れ検知方法 P219

 テキストは<8次:P219右 (16.5 漏れ検知方法)> ココ一本でオーケーな感じ。

・アンモニア冷媒の漏れ検知は、硫黄を燃やして亜硫酸ガスを発生させ、硫化アンモニウムの白煙を生じさせることでも可能である。 H16ho/4 答え

【◯】 見たこと無いけど、この検知器がある。
テキスト<8次:P219右中 (16.5 漏れ検知方法)

・アンモニア冷媒の配管での漏れ検知には、炎色反応を利用したハライドトーチ式ガス検知器、電気的に濃度を測定する高感度の電気式検知器が使用される。 H19ho/4 答え

【×】 こ、これはフルオロカーボン冷媒の感知方法だと思う!安全への問題は重要。 (テキスト<8次:P219右中 (16.5 漏れ検知方法)> 読んでね。

・アンモニア冷媒の漏れ箇所を検知するのに、硫黄を燃やして生じた亜硫酸ガスとアンモニアとが反応して、硫化アンモニウムの白煙の発生により調べるなどの方法がある。 H20ho/4
 答え

【◯】 ほ、ほら、2年続けて出題。来年はどうなるか・・・。<8次:P219右>

・アンモニア冷媒の漏れ検知方法として、電気的に濃度を検知する検知器があるが、その独特の臭気によっても検知できる。また、硫黄を燃やすと亜硫酸ガスが生成され、アンモニアと反応して硫化アンモニウムの白煙を生じることによって検知することもできる。 H24ho/4 答え

【◯】 長文であるが、No problem! 8次:P219右

・アンモニアの毒性は強くて危険であるが、酸欠事故を引き起こす可能性は低い。アンモニアの漏えいは臭気により検知できるほか、電気的に濃度を検知する検知器もある。 H26ho/04 答え

【◯】 気になるのは「事故を引き起こす可能性は低い」なぜ?と、いう疑問が…。
 臭気により漏れているのがすぐわかるためである。これは、テキストを読めばそのように書いてある。<8次:P219右真中のチョと下> 臭気によって検知できるので、酸欠となる事故は起き難い。 と記されている。(ちょと、言葉遊び的問題かな…。)

・フルオロカーボンの漏れ検知器として使用される電気式検知器は、HFC冷媒、HCFC冷媒共用で、それぞれ専用の検知器を準備する必要はない。 H22ho/4 答え

【×】 それぞれ専用の検知器が必要(共用できないのです)テキスト<8次:P219右>

・フルオロカーボン冷媒の漏れ検査を行う場合、検知する分子によって専用のハライドトーチ式ガス検知器または電気式検知器を使用する。 H27ho/04 答え

【◯】 「検知する分子によって専用の」という一文が良いですね。テキスト<8次:P219右>

・アンモニアは毒性が強く可燃性があり危険である。アンモニアの漏えいは臭気により検知できるほか、電気的に検知することもできる。 H30ho/04 答え

【◯】 H26ho/04と同様の問題であるが、こちらは言葉遊び的なものが無いのでここに追加した。ま、素直な良い問題ですね。


冷凍機油との関係 P219~220

・冷凍機油の沸点は冷媒に比べるとはるかに高いので、満液式蒸発器では冷媒だけが蒸発して、冷凍機油は冷媒との混合液として蒸発器内に残る。 H19ho/04 答え

【◯】 沸点に関しては何となく分かる!?
 凝縮器での油と冷媒、蒸発器での油と冷媒の関係をよく把握しておこう。テキスト<8次:P219右下~ (16.6 冷凍機油との関係)>を熟読。
<参考>
 満液式蒸発器の油に関しては、学識編の<8次:P106~ (8.4.3 低圧受液器の液面レベル制御方法と油戻し方法)>を読んで勉強してちょうだい。 健闘を祈る。

・冷凍機油の役割は、圧縮機の軸受、ロータやピストンなどの潤滑面に油膜をつくり、金属どうしの直接接触を避け、円滑なしゅう動と摩耗防止とともに、摩擦によって生じる熱を除去することなどである。 H28ho/01 答え

【◯】 ぅ~ん、なぜ「学識」で出題されない?テキストは<8次:P69右下 (5.7.1 冷凍機油の使用目的)>の冒頭部分ズバリ的。 (平成28年度の「保安」は問4に油の問題がない。この問1にある一問だけ。)


クランクケースヒータの使用 P220

・圧縮機停止時は、圧縮機のクランクケースヒータにより冷凍機油の温度を上げ、冷凍機油に冷媒がよく溶解するようにする。 H23ho/04 答え

【×】 溶解しないようにする。引っかからないように問題をよく読もう。テキスト<8次:P220 (16.7 クランクケースヒータの使用)

・圧縮機クランクケース内の冷凍機油は、冷媒を常に溶解しているので、一般に運転中もクランクケースヒータに通電し、冷凍機油から冷媒を追い出す。 H15ho/04 答え

【×】 ぅむ、運転中を問うのが微妙に嫌らしいよね。
クランクケースヒータは冷凍機の停止中に油温が下がらないようにし、冷媒が溶解するのを防止する。テキストは、<8次:P220>圧縮機が停止して、長時間放置され温度が低下・・云々

・フルオロカーボン冷媒は圧縮機のクランクケース内の冷凍機油に常に溶解しているので、一般に圧縮機の運転中もクランクケースヒータに通電し冷凍機油の温度を上げ、冷媒を冷凍機油から追い出している。 H24ho/04 答え

【×】 ぅむ。15年度と同等の問題。「運転中も」じゃなくて、停止中。笑) <8次:P220>(運転中はヒータを切れとは書いてないけどね…。文章から読み取るしかないのかな。)

・多気筒圧縮機において、圧縮機が停止して長時間放置されて温度が低下した状態では、クランクケース内の冷凍機油に冷媒が多量に溶解することがあり、始動時にオイルフォーミングや粘度低下による潤滑不良を起こす可能性がある。 H26ho/04 答え

【◯】 ぅむ!

・多気筒圧縮機のクランクケース内では、フルオロカーボン冷媒が冷凍機油に溶解しており、長時間停止した後に圧縮機を始動すると、オイルフオーミングを発生することがある。 H27ho/04 答え

【◯】 この問題はココで良いよね。 全くのその通りです! テキスト<8次:P220>

・フルオロカーボン冷媒の多気筒圧縮機において、圧縮機が停止して長時開放置されて温度が低下した状態では、クランクケース内の冷凍機油に溶解していた冷媒が分離しやすい。その状態で圧縮機を始動すると、オイルフォーミングの発生や粘度低下による潤滑不良を起こす。 H29ho/04 答え

【×】 「溶解していた冷媒が分離しやすい。」…、今までかつてなかったような一文だなぁ。正しい文章にしてみましょう。 テキスト<8次:P220 (16.7 クランクケースヒータの使用)

  フルオロカーボン冷媒の多気筒圧縮機において、圧縮機が停止して長時開放置されて温度が低下した状態では、 クランクケース内の冷凍機油に冷媒が多量に溶解している。その状態で圧縮機を始動すると、オイルフォーミングの発生や粘度低下による潤滑不良を起こす。


HFC系混合冷媒の取り扱い P220

・R404A、R407C、R401AなどのHFC混合冷媒は、共沸混合冷媒である。 H16ho/04
 答え

【×】 HFC混合冷媒(400番台)のような、沸点差の大きな複数の冷媒を混合させたものを「非共沸混合冷媒」という。共沸混合冷媒は500番台。
 テキスト<8次:P61左下方 (また、400番台は…~)

 ぁ、保安の問題でしたね。テキスト<8次:P220 (16.8 HFC系混合冷媒の取り扱い)>に、ズバリです。

・R407Cなどの非共沸混合冷媒は、液と蒸気が共存する飽和二相域においては、液と蒸気のそれぞれの成分比は異なる。 H29ho/04 答え

【◯】 ま、勉強して覚えるしかないね。テキスト<P221左上2行目~>に、ズバリ的。

・HFC系非共沸混合冷媒の、液と蒸気が共有する飽和二相域における、液と蒸気のそれぞれの成分比は同じである。 H30ho/04 答え

【×】 今度は×ですよ。問題をよく読みましょう。

  HFC系非共沸混合冷媒の、液と蒸気が共有する飽和二相域における、液と蒸気のそれぞれの成分比は異なる

充てんの方法

・R407Cを容器(ボンベ)から蒸気の状態で冷凍装置内に補充すると、規格成分比よりも低沸点成分を多く含んだ冷媒が充てんされることになる。 H18ho/04 答え

【◯】 ぅむ。 平成14年の問題と同じ解説です

・ R407Cなどの非共沸混合冷媒を補充する場合、冷媒容器(ボンベ)から蒸気の状態で充てんしても、とくに問題は生じない。 H21ho/04 答え

【×】 この充てんの問題は、ポツリ~、ポツリ~と出題されるようです。必ずゲットしよう。 非共沸混合冷媒(R407C、R410A、R404等)は冷媒液で充てんする。<8次:P221左下 (16.8 HFC系混合冷媒の取扱い)

・HFC非共沸混合冷媒を冷凍装置へ充てんする場合には、規格成分比と異なった成分比の冷媒を充てんしないように、蒸気の状態で充てんする。 H23ho/04 答え

【×】 ぅむ。液の状態で。<8次:P221左上から10行目>

・HFC系非共沸混合冷媒は飽和二相域では蒸気の成分比と液の成分比が異なる。装置に充てんする際には、冷媒蒸気で充てんすると規格成分比と異なる成分比の冷媒を充てんすることになるので、冷媒液で充てんする。 H25ho/04 答え

【◯】 もぅ、(過去問こなした貴方なら)読めば読むほど正しいですね!

・非共沸混合冷媒を冷凍装置に充てんする場合は、充てんし過ぎたときに大気に放出しなくてもすむように、ボンベの冷媒蒸気側から充てんする。 H27ho/04 答え

【×】 冷媒液で充填する。
 もう一つ間違いがあるよね。
 「充てんし過ぎたときに大気に放出しなくてもすむように」← ×だよね。間違ってはいないような気もするけど、ぅ~ん、なぜ冷媒液で充填するかってことでしょう。
 「規格成分比と異なった成分比の冷媒を充てんしないように、」← ◯ (考えすぎかな?)

・非共沸混合冷媒用ボンベにはサイホン管付とサイホン管なしがある。装置への冷媒液充てんは、サイホン管付ではボンベを寝かせて、また、サイホン管なしではボンベを倒立させて行う。 H28ho/04 答え

【×】 サイホン管に特化した問題初めてかな。テキスト8次改訂版からP221のサイホン管の図が分かり易いものに変わっている。なので、サイホン管の問題が増えるかも。(2017(H29)/03/04記す)

 ぁ、違っているところは、
  装置への冷媒液充てんは、サイホン管付ではボンベを成立させて、また、サイホン管なしではボンベを倒立させて行う。
サイホン管のあるボンベ概略図
 『上級 冷凍受験テキスト:日本冷凍空調学会』<8次:P220 (16.8 HFC系混合冷媒の取扱い)
の、最後の方(P221左側~右側)です。


ブラインの使用について P221

 ぅ~ん、見当たらない。

 20/01/04

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修正・訂正箇所履歴

【2020(R02)/01/03 新設】(← 履歴をここに作った日

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【参考文献・リンク】

  • SIによる初級受検テキスト:日本冷凍空調学会
  • 上級受検テキスト(SIによる上級受検テキスト):日本冷凍空調学会
  • 冷凍機械責任者(1・2・3冷)試験問題と解答例(13):日本冷凍空調学会
  • 第3種冷凍機械責任者試験模範解答集 :電気書院
  • 第1・2種冷凍機械責任者試験模範解答集 :電気書院

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