冷媒 - 沸点

 「学識」の問9あたりに出題されます。テキストをよく読んでおけばあなたにとってはサービス問題になるかもしれません。点稼ぎには最適かも…。(←ただし、日本語に惑わされないように。)

 「SIによる 上級 冷凍受験テキスト:日本冷凍空調学会」の7次改訂版(H23)から、かなり書き換えられているので、古いテキストを見られるときは注意されたい。(出題内容が変化するかもしれません。)

 8次改訂版(H27)から『上級 冷凍受験テキスト:日本冷凍空調学会』SIによるが削除された。SI単位は当たり前の世の中になったということだね。

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沸点

 日本語の素晴らしい言い回しで勘違いをしないように、慌てず、焦らず、よく読むように。

・沸点の低い冷媒は、高温用冷凍装置に適した冷媒である。 H13ga/09 答え

【×】 沸点の低い冷媒は圧力が高い、つまり…、器内の真空状態を小さくできるので蒸発温度を下げることができる。なので、低温用冷凍装置に適している。
「SIによる 上級 冷凍受験テキスト:日本冷凍空調学会」<7次:P40>辺りで読み解くしかないかな。
 (6次改訂位前では「沸点が低い冷媒は低温用に適している」という一文があるが、7次改訂版では消えている。ゆえに、この問題は出ないかも)

・標準沸点の低い冷媒は、圧縮機の押しのけ量当たりの冷凍能力が、標準沸点の高い冷媒よりも大きい。 H16ga/09 答え

【◯】 「沸点の低い冷媒ほど冷凍能力は大きくなる。」と、おぼえよう。沸点の問題は多く出題される。 テキスト<8次:P62右(5.5.3 沸点の影響)~>をよく読んでおこう。

・標準沸点の低い冷媒は、低温用冷凍装置に適した冷媒で、蒸発温度が低いときでも真空運転になりにくい。 H16ga/09 答え

【◯】 沸点が低い冷媒ほど圧力が高い、蒸発温度を低くしても蒸発圧力が高いので真空運転になりにくい。 「SIによる 上級 冷凍受験テキスト:日本冷凍空調学会」P37<7次:40左下の負圧運転>

 7次改訂版からは「真空運転」という語句が消えている。代わりに「負圧運転」がある。ま、同じ意味なんだろうけども…。

・自然冷媒と呼ばれるアンモニア、プロパンおよび二酸化炭素の中で、標準沸点が最も低い冷媒はアンモニアである。 H17ga/09 答え

【×】 アンモニア-33.4、プロパン-42.6、二酸化炭素-78.5で、アンモニアは最も高いのである。 チョと、意外な感じ。  テキスト<8次:P63(表5.2 表5.3)を見ておくしかないんじゃないかな。

・圧縮機押しのけ量が同じであれば、沸点の低い冷媒を用いたほうが、一般に冷凍能力は大きい。H18ga/09 答え

【◯】 覚えよう。テキストは、<8次:P63右辺り>だね。

・標準沸点の低い冷媒は、圧縮機の押しのけ量当たりの冷凍能力が、標準沸点の高い冷媒よりも一般に小さい。 H19ga/09 答え

【×】 惑わされないように、よく読みましょう。
 「標準沸点の低い冷媒は、圧縮機の押しのけ量当たりの冷凍能力が、標準沸点の高い冷媒よりも一般に大きい。」テキストは、<8次:P63右上>だね。

  -- 雑・随想(時間があればどうぞ) --

 H18年度と比べてほしい、なんとか惑わそうと問題文を作っている。(これが冷凍試験のウンコ(失礼)なところ、試験に言葉遊びは必要ないでしょう!?国語クイズ娯楽番組じゃないんだから!)などと、愚痴ってもしょうがないので、ま、「言葉の言い回しによって勘違いして、大失敗し、リストラでもされたら大変!だから注意しましょう!という問題を作ってくれてありがとう。」みたいな…。と、スキルアップのメシアのように考えましょう。頑張って。

・沸点の低い冷媒は、一般に、冷凍能力当たりの圧縮機押しのけ量が小さくてすむ。 H20ga/09 答え

【◯】 次から次へと沸点の問題は湧いてきて、あなたを苦しめる。心落ち着けてテキストを熟読しておこう。テキスト<8次:P63右上>

・一般に、沸点の低い冷媒ほど体積能力が大きくなり、圧縮機の必要押しのけ量や冷媒の流れの圧力損失が小さくなるが、理論成績係数は低下する傾向にある。したがって、使用する凝縮温度範囲により、適切な沸点や臨界温度の冷媒を選定する必要がある。 H22ga/09 答え

【◯】 平成22年度の問題は、メイッパイ詰め込んであるね。でも、平気だよね♪…。テキスト<8次:P63右>

・圧縮機の体積能力は、圧縮機の吸込み状態における冷媒体積当たりの冷凍能力のことであり、単位はkJ/m^3で表され、沸点の低い冷媒ほど大きな値になる傾向がある。 H23ga/09
 答え

【◯】 体積能力とは?沸点との関係は?あと、単位が出た!
 ま、落ち着いて考えれば「kJ/m^3」で間違いないと想像できる。
 「kJ/m^3」 : 単位吸込みたい積当たりの冷凍能力という意味を把握すれば大丈夫だね。
 テキスト的には、体積能力に関しては<8次:P65右(5.5.6 体積能力)>だね。単位は、その上の図5.8と、P64の表に書かれている単位から読み取るしかない。(ぅ~む、恐怖のH23年度だ。)

頑張ろう、健闘を祈る!

・沸点の低い冷媒は、蒸発温度の高い冷凍装置に適した冷媒であり、その装置の蒸発温度が低くなっても真空運転になりにくい。 H22ga/09 答え

【×】 ま、そういうことだ。
 テキスト<8次:P63右下>いわゆる負圧運転になりにくいってある辺りを<以下略(疲れ)

・一般に、標準沸点が低い冷媒ほど理論成績係数は低下する。これは、標準沸点が低ければ、それに応じて臨界温度が高くなり、冷媒液の蒸発潜熱が小さくなり、冷凍効果が減少するためである。 H24ga/09 答え

【×】 これは、ヤバイ。沸点が低い…云々。思っていなかったところを追求される。
 と、思ったけども
 テキストの<8次:P66左(5.5.7 理論成績係数)>にズバリ記されているワ。
 文章を記憶するというより、ま、世の中の科学的な理屈を把握すれば良いんだろうけどね。健闘を祈る。

・一般に沸点の低い冷媒は、同じ温度条件で比較するとサイクルの凝縮・蒸発圧力が高くなり、圧縮機ピストン押しのけ量が同じであれば冷凍能力は大きくなるが、理論COPは低くなる傾向がある。 H26ga/09 答え

【◯】 これもヤバイ。
・<略>凝縮・蒸発圧力が高くなり ←テキスト<8次:P63左下から2行目~>
・<略>冷凍能力は大きくなる ←テキスト<8次:P63右2行目~>
・<略>理論COPは低くなる傾向がある。 ←テキスト<8次:P66左(5.5.7 理論成績係数))>
 なんだ、テキストにズバリ記されているjamaica。丸暗記でも、どうにかなるかも。

・一般に、沸点の低い冷媒ほど理論成績係数は低下する傾向となるが、体積能力が大きくなり、圧縮機の必要押しのけ量や冷媒の流れの圧力損失は小さくなる。したがって、使用する凝縮温度範囲により、適切な沸点や臨界温度の冷媒を選定する必要がある。 H27ga/09 答え

【◯】 ぅむ。テキスト<8次:P66左(5.5.7 理論成績係数))>を読むしかない。

・一般に、低沸点冷媒は、高沸点冷媒と同じ温度条件で比較すると、サイクルの凝縮圧力および蒸発圧力が高くなり、圧縮機押しのけ量に対する冷凍能力が大きいものの理論成績係数は低下する傾向にある。 H29ga/09 答え

【◯】 覚えるしかないでしょう。テキスト<8次:P63左下 沸点の低い冷媒群は~>を読み、問題文の後半部分(押しのけ量云々)の日本語組み立てを理解するしかない。健闘を祈る。

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修正・訂正箇所履歴

【2016/07/12 新設】(← 履歴をここに作った日

  • テキスト8次改訂版へ対応。解説見直し。(2016(H28)/12/24 Merry Christmas!)
  • 年代順に並び替え。(2018(H29)/01/04)

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【参考文献・リンク】

  • SIによる初級受検テキスト:日本冷凍空調学会
  • 上級受検テキスト(SIによる上級受検テキスト):日本冷凍空調学会
  • 冷凍機械責任者(1・2・3冷)試験問題と解答例(13):日本冷凍空調学会
  • 第3種冷凍機械責任者試験模範解答集 :電気書院
  • 第1・2種冷凍機械責任者試験模範解答集 :電気書院

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