全般、アンモニア、フルオロカーボンの3つに小分けしてみました。(2017/03/18)
テキスト<9次:P238右 真ん中辺り>です。
・管内を流れる冷媒液と管壁との間の熱伝達率は、冷媒液の熱伝導率が大きいほど、また粘度が低いほど大きくなる傾向がある。 H16学/07
【◯】 壁面近くでの流体の流れの速さ差によって、境界層(流れの層)が変わる。粘度が高いほど境界層が厚くなる、なので、熱が移動しにくくなる。例えば、フルオロカーボンに油が溶け込みすぎると冷媒の粘度が高くなって熱伝達率が小さくなる。
テキスト<9次:P238右 11行目~>
「熱伝導率は大きいほど」はその通り。テキスト<9次:P238右 19行目~>
テキスト<9次:P238左下>からが多いですね。
・アンモニア冷媒を使用した満液式蒸発器では、油(鉱油の場合)を底部油抜き弁から定期的に抜かないと、油が伝熱抵抗を大きくし、冷却不良を起こす。 H13保/03
【◯】 油はアンモニアに溶けないため蒸発器の底部に溜まる、油抜きをしないとならない。
テキスト<9次:P238左下~右上、P70 (5.8.4 冷媒と冷凍機油の組み合わせ)の最後>
・アンモニア液に潤滑油(鉱油)は溶けにくいので、油が乾式蒸発器内面に付着対流して伝熱を阻害することがある。 H14学/07
【◯】 ぅむ。
テキスト(保安編)<9次:P238左下 (17.4 冷媒の蒸発と凝縮に及ぼす油の影響)>冒頭部分ズバリ的。
テキスト(学識編)<9次:P70 (5.8.4 冷媒と冷凍機油の組み合わせ)の右上~>参考にどうぞ。
・アンモニアと潤滑油(鉱油)は溶け合うため、油が伝熱面に付着滞留して伝熱を阻害することはない。 H18学/07
【×】 正しい文章にしてみましょう。
アンモニアと潤滑油(鉱油)は溶け合わないため、油が伝熱面に付着滞留して伝熱を阻害する。
テキスト<9次:P238左下 (17.4 冷媒の蒸発と凝縮に及ぼす油の影響)>冒頭部分ズバリ的。
・アンモニアと鉱油とは溶け合わないので、油が伝熱面に付着滞留して、伝熱を阻害するため、圧縮器吐出し管路に油分離器を設けて油を分離している。 H21学/07
【◯】 ハイ! テキスト<9次:P238左下>からズバリですね。
・アンモニアと鉱油とは溶解しにくい。そこで、鉱油が熱交換器の伝熱面に付着滞留して伝熱作用を妨げないように、アンモニア冷凍装置では、圧縮機の吐出し管路に油分離器を設けている。 H25学/07
【◯】 ぅむ。
・アンモニアと鉱油とは互いに溶け合うが、鉱油の一部は、伝熱面に付着滞留して伝熱を阻害する。したがって、伝熱面上の油膜は伝熱面から排除することが望ましい。 H26学/07
【×】 アンモニアと鉱油とは互いに溶け合わないので、
ですね。 油分離器…云々は、テキスト<9次:P238左下~右上>
なにげに問題文を読むと、溶け合うような気がしてしまう。素晴らしい~。歴史に残る問題かもしれない。
テキスト<9次:P238右下>ですね。
・フルオロカーボン冷媒液は、油を溶解すると粘度が高くなる。したがって、過度に油を溶解すると熱交換器における伝熱を阻害することになる。
H18学/07 H29学/07 H30学/07
【◯】 ネバネバになる感じと思えばなんとなく【◯】としたくなる問題です。もちろんテキストを読もう。 <9次:P238右下 (例題 17.2)の上方>にズバリ的。
・フルオロカーボン冷媒液へ油が溶解して粘度が高くなると、伝熱壁面付近の速度の遅い流れの層(境界層)の厚さが厚くなって、熱が移動しにくくなる。 H27学/07
【◯】 ぅむ!! 「境界層」に関しては、テキスト<9次:P238右 15行目>
・フルオロカーボン冷媒液は、油を溶解すると粘度が高くなる。したがって、過度に油を溶解すると熱交換器における伝熱を阻害することになるが、一般に、油の溶解量が 3% 以下であれば支障はない。 R03学/07
【◯】 ぅ~ん、「3% 以下」に思わず戸惑い。:Q テキスト<9次:P238右 下から5行目>に、ちゃんと記されている。健闘を祈る!
・フルオロカーボン冷媒液は、冷凍機油を溶解すると粘度が高くなる。したがって、過度に冷凍機油を溶解すると伝熱を阻害することになる。 R05学/07
【◯】 ぅ~む。来年あたりはアンモニア絡みの問題かな…。
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