アンモニア用高圧受液器薄肉円筒胴
特に問題ないでしょう。H27年度とクリソツです。 注） 最高使用圧力
は、『上級 冷凍受験テキスト：日本冷凍空調学会』8次改訂版（H27(2015)/11/20改訂）より、 限界圧力
に変わりました。
第一種冷凍機械責任者試験 令和2年度（講習検定試験）
問5 下記仕様のアンモニア用高圧受液器の薄肉円筒胴に関する次の(1)および(2)について、解答用紙に計算式を示して答えよ。
（20点）
（仕様）
使用鋼板 SM 400 B (JIS G 3106)
板厚 ta ＝ 10 mm
円筒胴内径 Di ＝ 410 mm
溶接継手の効率 η ＝ 0.60
腐れしろ α ＝ 1 mm
(1) この高圧受液器の腐れしろを除いた肉厚に対応する圧力（限界圧力）Pa(Mpa)はいくらか。小数点以下1桁までの数値で答えよ。
(2) この高圧受液器を2.3Mpaの圧力で使用するとき、円筒胴接線方向に発生する引張応力σt(N/mm2)を小数点以下1桁までの数値で答えよ。
（仕様）と覚えた公式
与えられた条件と勉強して覚えた公式で上手に導き出しましょう。
仕様
- SM40B
- ta ＝ 10 mm
- Di ＝ 410 mm
- η ＝ 0.60 α ＝ 1 mm
覚えた公式
(1) この高圧受液器の腐れしろを除いた肉厚に対応する圧力（限界圧力）Pa(Mpa)はいくらか。小数点以下1桁までの数値で答えよ。
限界圧力Paは、
ここで、設問仕様のSM400Bの許容引張応力σaは100N/mm^2である。
数値を代入しましょ
注）小数点以下1桁未満を四捨五入しない。切り捨てすること。
答え 2.5 (Mpa)
(2) この高圧受液器を2.3Mpaの圧力で使用するとき、円筒胴接線方向の引張応力σt(N/mm^2)を小数点以下1桁まで答えよ。
答え 47.2 (N/mm^2)
コメント
余裕すぎでしょう。小数点1桁をちゃんと守り、切り捨てを間違わなければ、満点！
訂正箇所履歴
【2020(R02)/11/06 新設】
注）
→最高使用圧力
は、『上級 冷凍受験テキスト：日本冷凍空調学会』8次改訂版（H27(2015)/11/20改訂）では、限界圧力
に変わりました。注）
（2023(R05)/05/31）最高使用圧力
は、『上級 冷凍受験テキスト：日本冷凍空調学会』8次改訂版（H27(2015)/11/20改訂）より、限界圧力
に変わりました。